こんにちは、花畑むぎこです!
今回紹介するのは、『心がどんどんラクになる がんばらない練習帳』(なおにゃん著/鹿目将至監修/2024年/永岡書店)。
2024年6月に発売されたばかりの、なおにゃんさんの最新作です。
うつの人も、そうでない人も、落ち込んでいるときに読むとクスッと笑えて元気がもらえる本です。
ぜひ、最後までご覧ください。
『がんばらない練習帳』とは
この本ではがんばりすぎてしまう人に向けて、がんばらず自分らしく生きる方法を紹介しています。
ページごとに1コマイラストと、がんばらないポイントが書かれており、非常に見やすい内容となっています。
著者のなおにゃんさんは、新卒で入った会社を、うつと適応障害を発症して休職します。
2020年からメンタルに関するイラストの投稿をSNSで始めたところ反響を呼び、SNSの総フォロワー数は33万人越え(2024年4月現在)に。
(奥付より)
他の著書には、『うつ吸いイラスト帳』(永岡書店)、『うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~』(KADOKAWA)があります。
この2冊については、当ブログで紹介しているので、気になる方は下記のリンクから読んでみてくださいね♪
『がんばらない練習帳』おすすめポイント
この本のおすすめポイントは、なんといっても、うつを経験したなおにゃんさんだからこそ出る、ほっと肩の力が抜ける言葉たちです。
わたしも、なおにゃんさんと同様に新卒で入った職場をうつ病で休職→退職しているので、「これ分かるなー」というところがいくつかありました。
例えば、「できる人に合わせない」というページ。
わたしも、イラストのなおにゃんさんと同じく、「『普通』はこうだからこうしなきゃ…」「『みんな』がんばっているんだから自分もがんばらなきゃ…」と周囲のできる人に合わせようと必死でした。
だけど、人に合わせようとすればするほど、自分のできなさや情けなさが際立って、余計に自己嫌悪に陥っていました。
これに対して、なおにゃんさんの一言がこちら。
人は人。自分は自分。
とにかく自分だけを見ていればいい!
まずは人と比べないで、自分を見つめて認めてあげること。
うつ病になった今だからこそ、響く言葉でした。
また、「世間の『すりこみ』に振り回されない」のページでも、「努力は必ず報われる」「逃げちゃダメ」「継続は力なり」…といった世間で、「こうすべき!」というすりこみによって苦しむなおにゃんさんのイラストが。
わたしもこのような言葉を聞くと、「分かっているけど…今のわたしにはハードルが高いんだよ…」とできない自分を責めていました。
そんな世間の「すりこみ」に対するなおにゃんさんの言葉がこちら。
今、生きてるってことが答え。
つまりこれまでの道のり大正解!
今、こうして生きているということは、今までの自分は間違っていないということ。
ダメな自分に目が行きがちですが、まずはありのままの自分を認めてあげようと思いました。
それから、「出来事にマイナスの評価をしない」のページでは、「12時間も寝てしまった…」と落ち込むなおにゃんさんのイラストがあります。
それに対しては、「すげー!12時間も寝れた~! いっぱい休めてラッキ~!」とポジティブな捉え方。
「あれができなかった」「これができなかった」ではなく、「こんなことができた!」という「できた」ことに目を向けると、自分を肯定的に捉えられます。
わたしも真似したい!
他にも、「秒でうつ断ち!」のコーナーや「なおにゃんのゆっくりいこう」のコーナーに、なおにゃんさんの温まるメッセージが載っていますので、ぜひ確かめて見てくださいね♪
『がんばらない練習帳』まとめ
この本は、がんばりすぎてしまう人や、うつで苦しい人に、自分を大切にして生きることを伝えています。
この本を読めば、きっとあなたも肩の力が抜けて、自分らしく、自分のペースで生きようと思えるはずです。
ぜひ、読んでみてくださいね。