常滑やきもの散歩道 ~坂道&土管坂~ | かめのしっぽ☆'s ふらっと ふらいと ~旅ときどき日常~

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Yahooブログから引越して来た、かめのしっぽ☆です。

大好きな飛行機や旅のこと
飼い猫や家族ネタも盛り込んだ記事を、日々、綴ってまいります。
読んで大笑いしていただけたら、幸いです。

さて、常滑散策の記事の続き~。
ある意味、ここからがホントの
「やきもの散歩道」の本編です(笑)


前回の記事の最後に貼った写真
その作品があるのは
なんと、ポストの上、でした。
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こういうちょっとした遊び心、大好き♪
なかなかやるジャン!常滑
・・・と思いました。はい。


そして、ここが「やきもの散歩道」のスタート地点
常滑市陶磁器会館。
イメージ 2
館内には勿論、常滑焼の作品が並んでいて
購入することも出来ます。
散策マップも貰えます。
自販機もあります。
トイレもあります。
朝採れ野菜も、売ってます!


今回は時間の関係もあったので
2キロ程度のコースを歩いてまいりました
がぁ、、、

ルートマップの指示通りに、会館脇の細道を入っていくと
いきなりの上り坂…💦
イメージ 3
写真で見ると、傾斜の角度がいまひとつ
わかりにくいかと思いますが
道にスリップ防止のギザギザがつけられていることからも
・・・まぁ、あとはご想像下さいませ。

常滑は、やきものでも有名ですが
「坂のある散歩道」と呼ばれる場所があるほどに
数々の坂を有する街の様ですね。

平坦な道を2キロ歩くわけではないので
結構、いい運動になりました。

その「上天の坂」と呼ばれる場所を上ると
最初に見えてくるのが、ココ。
「いそむら窯」
イメージ 4
昭和初期に造られたこの窯は
石炭から重油へと燃料は変わったものの
昭和56年まで使われていたものだそうです。

といっても、火止めをしてから35年…かぁ。
やはり、それなりに風化してしまうものなのですね。


昔ながらの、こうした家屋も
今やギャラリーや工房、美大生などのアートスタジオとしても
利用されているみたいですね。
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ちょっとした路地に、立ち入りたくもなってしまいますが
個人の生活スペースが隣り合わせですから
あくまでも、散歩道のルートを外れないように
散策マナーを守ることも必要ですね♪


右側の道は、会所の坂。
そちらに行くと、鉄道の線路の方に行ってしまうので
だんご茶屋が見えて来たら、ここを左に曲がります。
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店先から、お団子を焼く香ばしいにおいが漂ってきて
隣国からの観光客の、ひとりが足を止めると、次々に足を止め
ひとりがだんごを買うと、次々にだんごを買い…と
何だか面白いなーと思いました。

こうした旅先での食べ歩きも
楽しいのでしょうね、きっと。


こちらの家屋は、お食事処・茶房「たんぽぽ」
イメージ 7この日はお休みの様ですね。
盛り土したその高さを見て
やっぱり、急な坂が多い、ということ理解出来ますね。


おっ、、、
運命の分かれ道っ💦
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ルートの指示で右に行きます。
土管が埋め込まれているのは
土の流れ出しや、崩れて来るのを防ぐため
と、どこかの説明で読んだけど
生活の知恵のひとつでもあるのでしょうね。


常滑市指定の文化財ともなっている
廻船問屋「瀧田屋」の裏庭から、正門に抜け出るコースを辿ります。
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この瀧田屋さん、有料で見学も出来るけど
お庭&建物は外からでも観られるので
今回は、パス。

江戸時代から廻船業を営んでいた旧家の様で
結構なお屋敷の様ですね。
黒い塀が続くところまで、ずーっと瀧田屋さん。
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でんでん坂、と呼ばれるこの坂も
いいあんばいに急な坂道でして
陶器の破片を路面に敷いて、滑り止めにしたそうな。


ね。結構なモノでしょ?💦
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大雨とか降ったら
この道を水が滝のように流れてきそう~~~。


坂を上りきって、振り返ってみました。
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ここまでが敷地内なのですから
ホントに広いお屋敷ですね~。


土止めで埋め込まれている丸い口のついたものは
昭和初期に量産された焼酎瓶だそうで
あちこちで見かけたけれど
そっか~~~、こうやって積まれていたのか~~~。
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一角には、ちょっとした児童公園もあって
ここにも、やきものの可愛らしいオブジェがありました。
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そして、今回の散歩道の中で
見たいな~と思っていた土管坂。
「ふるさとの坂道30選」にも
選ばれているみたいですね。
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へぇ~、これが土管坂かぁ。
左側が明治時代の「土管」、右側が昭和初期の「焼酎瓶」だそうで・・・。
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23メートル続くこの道に埋め込まれているのは
土管が63本、焼酎瓶が390本とのこと。
凄いですねー。


足元は、こんな感じ。
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並べ方によっては
いろいろな模様も作れそうな…(笑)


坂の上には、見晴らしのいい元民家が開放されていて
無料休憩所になっていました。
かなりの高台にあるので、そこからの眺望もステキでした。

方角的に、セントレアが見えたので
望遠機能を使って眺めてみたら・・・
あら。
ボーイング社から寄贈された、B787の試験飛行機が💛
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ドリームライナーの機体の35%が
この中部エリアで生産されているのでしたね。
そして、ドリームリフターでそれらがアメリカに運ばれ
組み立てられているのでしたー。


そういえば、常滑のすずめは黒かった、という
ちょっとユニークなハナシがあって
『その昔、煙突のけむりでみんな真っ黒になり
 となり町に行った子どもが、黒くないすずめを見てビックリした』
のだそうで・・・。

ふと、街を歩きながら
家々の外壁や、積まれたレンガ
庭の木枠や、張ってあるトタン板などなど
あれこれ見まわして
煙突のけむり、ねぇ・・・と考えてしまいました。
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こちらの建物は、工場直送の販売店だったと
記憶しています。
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そこそこ、店舗内にはお客さんも入っていて
窓辺には、こんな置きものたちが・・・。
イメージ 21
ドラクエのスライムまで~(笑)


店舗裏の細い道を歩いていくと
ベンチや東屋のある、登窯(のぼりがま)広場に出ました。
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概ね、このあたりが散歩道の中間地点、でしょうか。
広場には、東屋やベンチ、オブジェに陶壁
そして展示工房館まであって、イベント開催時には
陶芸教室なども楽しめるみたいですね。


そして、こんなものもありました。
「水琴窟」
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手水鉢からあふれ出た水が
玉石を通り、土中に埋め込まれた素焼きの甕の中に
1滴1滴、落ちることで
まるで琴の弦を爪弾く様な澄んだ音色が
反響して聞こえて来る、という仕掛けなのですね。


早速、やってみましょう。
都度、ボタンを押して水を出す仕組みになっているので
手水鉢に水が満ちたら、柄杓で掬って、玉石の上に注ぎます。
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文字で音を表現するのは、とても難しいけれど
♪キロ~ン、コロ~ン、カロ~ン という響きでしょうか。
日本の琴の音、というより
ダルシマーの音色に近い音に聞こえました。

この日は12月といえど
晴天の暖かな日。

坂道を上がったり下りたり
中途半端な歩幅の緩い傾斜の階段を
だら~っと歩いたりしたので
水琴窟の素敵な音色に癒されて、ちょいと休憩~。


後半はまた、別記事にて~♪