こんにちはニコニコ
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今日は、ご相談の際に故人さんから教えて頂いたご供養のお話について綴っていきます指差し

ご相談者のAさん(40代、女性)は、知り合いからの紹介という形で私に連絡をくださいました。

県外にお住まいなので、石川まで新幹線でいらっしゃるとのことキョロキョロ

そのAさんが「〇日に母と一緒に伺います。よろしくお願いいたします」とLINEでご予約くださった数分後のこと凝視
(このときは、自宅で連絡を受けていました)
眼鏡をかけた高齢の男性(故人さん)が私のところにいらっしゃって、
このたびは、うちの者らがお世話になります。すみませんが、どうぞ宜しくお願いいたします』と深々と一礼されました。

シワもなくピシッと伸びたシャツにズボンをはいて、片手にはステッキを持たれた、穏やかそうなおじいちゃまですニコニコ
亡くなって、数十年も経っていないような感じでした。

Aさんのお身内の方ですか」と尋ねると、にっこり微笑んで頷かれました。

そのおじいちゃまの隣には、西洋風の長髪の天使さんが1人付き添っていらっしゃいました。



生前、信仰心が篤(あつ)かった方であれば天使やご眷属などが故人さんに付き添っていることもあるので、

(おじいちゃまは、熱心なキリスト教徒さんだったのかな)

と、私は呑気に考えていました。

そのまますぐにAさんに連絡を取り、おじいちゃまの身体的な特徴などをお伝えして「こういう方が、今こちらにいらっしゃっているがお心当たりはありますか」と訊くと、お写真なども送ってくださって、「おそらく祖父だと思います」と教えてくださいました。

ところが、

おじい様は生前、ユダヤ教かキリスト教の信者さんでしたか」と尋ねた際に、

いえ、仏教徒でした」との返答が驚き!

あれ?」と疑問に思いつつ、おじいちゃまにも改めて確認します。

おじいちゃま、天使さんついてますよね?
はい。こうして先生とお会いするので、一緒について来てくれてます

しかし、おじいちゃま自身についている守護存在ではなさそう(´・ω・`)?

ということは、亡くなったおじいちゃまをお迎えに来たご先祖さまと関係している天使さんかも?

今度は、同行の天使さんに確認します。

天使さんは、おじいちゃまを迎えに来た守護(霊)さんについてる存在ですか?

訊ねると、天使さんがにっこり笑って首肯します。

慈悲深き聖母マリアが、あなたとこちらを繋いでくださっています

見た目は外人さんなのに、めっちゃ日本語喋れるやーーん笑い泣き笑い泣き

しかも、マリア様が絡んでる案件となキョロキョロびっくりマーク

ということは、Aさんかお母様が、キリスト教と何か関係があるのかも??

(面談をしてみたら、何か繋がりがみえてくるかもしれない)

不思議に思いながらも、他の方のご相談予約もあったので、その件に関しては心の片隅に留めておくことにピンク薔薇


そして、面談当日。

Aさんとお母様が面談場所にいらっしゃってご挨拶を交わしていると、眼鏡のおじいちゃまと天使さんもその場にふっと姿を現しました。

この眼鏡のおじいちゃま、B助さん(仮名)とお呼びします。

あら。おじいちゃま、そんな隅じゃなくてお近くにいらっしゃってくださいなニコニコ
いやいや、先生。私らはここで良いんです

なぜか、B助さんは、テーブルから1mほど離れた階段の上がり口に立って、壁に半分、身体を隠すようにしてこちらを見ていましたキョロキョロ

そんな端っこにおらんと、こちらにどうぞ~ウインクおいで
いやいや、ここで

状況が掴めずに、目をパチクリさせて私を見ているAさん達に「B助さんが遠慮して、離れたところからこちらを見ていらっしゃる」のだと事情をお伝えすると、B助さんは生前から控えめなところがあったそうですうさぎスター

にこやかに微笑んで「自分は端で大丈夫ですのでバイバイ」と仰る物腰の柔らかなお人柄ですが、しかし芯は強いので、ひ弱な感じではありません。
まさに紳士キラキラという感じでしたデレデレ

先に、Aさん達のお話をお聞きしていたのですが、

その最中、今度は『先生っ! ワシの話も聞いてくれんか笑い』と豪快な笑い声とともに、また別の高齢の男性が現れましたびっくり

こちらのおじいちゃまも、亡くなってまだ数十年も経っていない感じですキョロキョロ

手に鉄砲を持っていて、戦果を大きく挙げたという情景が脳内に流れてきたので、

太平洋戦争などで活躍された男性が、親戚縁者にいらっしゃいませんでしたか。快活というか豪快というか……とってもお元気そうなおじいちゃまも、今ここにいらっしゃってますニコニコ

と、お伝えすると、なんとAさんのもう1人のおじい様だとのことでしたひらめき

こちらの明朗なおじいちゃまは、C太郎さん(仮名)とお呼びしますにっこり

お二人のおじいちゃま&天使さんが見守る中でAさん母娘とお話を進めていくのですが、

先生っ、朝風呂は好きですか
ワシは、酒飲みますっ!  わはははっウシシ

と、ちょいちょいC太郎さんが豪快に割り込んでくる笑い泣き笑い泣き

控えめなB助さんとは対照的に、鷹揚として愉快なお人柄のC太郎さん。

それでなぁ、先生っ!キラキラ
(C太郎さん、ちょっと今、Aさんのお話聞いてるから……待ってください真顔  C太郎さんのお話もちゃんと聞くから。少しの間だけ、お口チャックでお願いいたします)
いや、ワシの話も聞いてっ!ゲラゲラ
(ちょ……だから、待ってくださ~い!笑い泣き  わたしゃ聖徳太子じゃないんで昇天)

↑この問答が何度も繰り返されました笑い泣き

おそらく、喋りたいことが積もりに積もっていたのでしょう。
そこに、ようやく声が届く人間が見つかったので、C太郎さんのテンションもマックス振り切ってます魂が抜ける

マシンガントークのC太郎さんを宥めつつ、Aさん母娘のお話を聞きながら、ふとB助さんのほうを見遣ると、彼と天使さんは変わらずニコニコと微笑みながらみんなの姿を見ていました。

C太郎さんが、B助さんに向けても何度か笑いかけていらしたので、あの世でもお互いに仲良くやっておられるようでしたニコニコ
ご先祖さま同士の関わりも、故人間でもちゃんとあります指差し

ようやくみなさんのお話が一段落したところで、私はB助さんに、

どうして天使さんが一緒に来ているのか。この場で何か伝えたいことがあるのか」を聞いてみました。

すると、B助さんは一度、天使さんに向き合います。
そうして、互いに頷いてから、再び私の方を向いてゆっくりと口を開かれました。

私自身は仏教を信仰しておりました。でも、(死後に)迎えに来てくれた兄さん(=実際の兄ではなく、B助さん独自の"目上の男性"の呼称らしい…)が、大変な時代を生きた人やったんです。信仰もままならん環境で
それは、隠れキリシタンということですか

天使がついているということは、生前は、おそらく熱心なキリスト教徒だった。
日本において、キリスト教信者で信仰がままならない環境にあったといえば、【隠れキリシタン】ではないかと思い当たりました。

ええ、そうです。(B助さんを迎えに来られたご先祖の)兄さんは、結局、キリシタンやったもんで殺されてしまいました

殉教者であったのであれば、死後に天使さんがついていた……ということも納得できます。

では、そのB助さんのさらにご先祖に当たる人を守っている天使さんまでこの場に来て、何を伝えたいのか。

それを尋ねると、B助さんが真っ直ぐに私を見て仰いました。

私は、自分が死んだ後でそうした時代(=信仰によって迫害を受ける時代)があったことを知りました。生きてる時には考えもつかんことでした。私でも知らんものを、この子ら(=Aさん母娘)が知っているはずもありませんわな。しかし、知らんままでおってもらいたくはないんです

隣にいる天使さんは、黙ったまま、にこやかに微笑んでいます。

先生なら、天使を見たらキリスト教をすぐに思い浮かべてくださると思いました。そして、先生がみているものならば、うちの者ら(=Aさん母娘)もすんなりと受け入れて理解してくれるのではないかと……
そや!ウシシ』←ドヤ顔で、合いの手を入れてくるC太郎さん笑い泣き

たしかに、仏教徒であったB助さんお一人だけが来たのでは、おそらく隠れキリシタンの話をされても私自身もすぐに事情を理解するのは難しかったかもしれません。
天使さんが一緒に来ている、という光景を目の当たりに出来たので、B助さんの隠れキリシタンのお話もすんなりと受け止められました。

そして、B助さんの想いも理解しました。

(Aさん母娘が受け入れてくださるかは分かりませんが、そうした境遇にあったご先祖がいたことはお伝えしますね)

ありがとうございます。それで、伝えて欲しいんです。自分らの先祖が置かれた境遇に思いを馳せることもして欲しいと。そうした身の上を知ってもらえることも、私らには大きな供養になりますもんで。兄さんの供養をしてもらいたいんです

なるほどニコニコ

そうして、Aさん母娘にB助さんの言葉をそのままお伝えすると、お2人は納得してくださったようでした。

隠れキリシタンの先祖の話は今まで聞いたことがなかったです。でも、キリスト教は……気付けば、身近にあったかもしれません。通っていた学校がミッション系だったりしましたし

現在、ご自身が何気なく関わっている(いた)ものが、実は過去世の自分やご先祖達から繋がっているものだということも、多々あります。

今生での自分の役割・役目を知るために、今の自分にあるもの(また、今までの自分にあったもの)を知ることが大切、というのも、ここに依拠しています。

Aさんに関しては、隠れキリシタンとして命を落とされたご先祖達が、『もしかしたら、自分達の生きた境遇に気付いてくれるか』と考えて、そうした方向に導かれていたのかもしれませんニコ

ただ、Aさんのご先祖達は『自分達が果たせなかったキリスト教への信仰を肩代わりしてくれ』ということは微塵も思っていらっしゃらないようでしたキョロキョロ

そうではなく、キリスト教に触れ、そこからいつか【隠れキリシタン】という存在に辿り着いて、子孫達がその境遇を知ってくれることを望んでいらっしゃったそうです。

現在の日本では、信仰によって命を奪われるという環境もなく、隠れキリシタンというテーマについても多くの遺構や資料が残されていて、客観的に史実をみることができます。

B助さんのお話のあとで、しみじみとした口調でC太郎さんも口を開きました。

先生っ、今はもう戦争なんてせんでええやろ
はい。堂々と平和を願える世の中になりました
ワシは、戦争で人を殺してしもうた。その当時は、それが当たり前やった。殺さんだら、自分が殺される

筆舌に尽くし難い状況を、C太郎さんも多く潜り抜けて来られたのだろうなと思いを巡らせました。

負け国(=敗戦国)になったあとでも、ワシにはまだ命が与えられたままやった。しかし、どうにも心苦しくて、罪の意識は死ぬまで消えることなく、何遍も写経をしたり念仏を唱えては、おのれ(=自分)が殺めてしまった人の供養をし続けて生きました
C太郎さんも、お辛かったですね
おう、えらいしんどかった。こんな想いをして生きるんは、先人らだけで仕舞いにせにゃいかん。今の人やら、今からの人には明るく曇りない心で生きていってもらいたい

お茶目でムードメーカー的なC太郎さんが、真面目な顔で訥々と続けます。

この言葉も、向こうのじいさん(=B助さん)の言葉も、うちの者らだけでなく多くの人に伝えていってもらえんかほっこり
はい、分かりましたよニコニコ

そんなことをC太郎さんとお約束していたので、Aさんにもご了承を頂いた上でこうしてブログに綴ってみましたクローバー

ご先祖供養というと、私も以前にブログの中で書いていますが、

手を合わせて「いつも、ありがとう」と伝えられたら、それでまず十分です。

余力があれば、お供え物をしたり、お墓参りにも行く。

もし、さらに余力がありましたら、ご自身のご先祖達について「どんな時代を、どんな境遇で生きていたのだろう」と、ひとときでも想いを馳せられてみてくださいにっこり

戦争時代を生きた人、
信仰の自由がなかった時代に生きた人、
さらに江戸以前まで時代を遡れば、人として扱われずに生きていた人達もいます。

私自身も、苗字にに関する言葉が入っているので、恐らくは古代まで遡れば海人族の系統の血筋に繋がっただろうと思われます凝視

海人族は、隼人族などにも繋がって大和朝廷から殲滅させられ、長い間蔑視されていた民族でもあります。
(なかには、朝廷に恭順して生き延びた氏族もいます)

龍神(=海人族の蔑称でもあった)と繋がりやすかったり、海人族が祭神として祀られる神社に赴くことが多いのも、何かの導きかなと思い、今は海人族のことについても学んでいます。

知ること、学ぶことが、ご先祖にとっての大きな供養になるとは、私自身は思ってもいませんでした驚き

でも、今回のB助さんやC太郎さんをはじめ、何人かの故人さんから同じように教えて頂いて、私も、ご先祖の生きた境遇に想いを馳せるようになりましたおやすみ

そのことで、少しでもご先祖達の心が楽になってくれると良いなと思いますニコニコ


そんなところで、今日も長々と綴ってしまいましたが、ここまでご覧くださって本当にありがとうございますニコニコ

真夏日が続いていて、私も先日、まさかの熱中症になりましたゲッソリ泣
知らぬ間に、一気に具合いが悪くなりますので、皆様も無症状でも油断なさらずに、塩分や水分を補給しつつお身体大切になさって日々お過ごしくださいませ泣くうさぎ


最後に、先日の神社参拝での面白い出逢いのことを綴って終わりますニコニコ


石川県加賀市にある【江沼神社】に伺ったときのこと。

ご祭神達に『そっと、下を向いてみなさい』と教えられて、見てみると……



ん???真顔


ぎゃーー! カブト虫!!ガーンびっくり
野生のカブト虫、初めて見たかも……ポーン




興奮しすぎて『カルドム氏』になってもーた笑い泣き笑い泣き


まさに鎮守の森のような大自然が広がる境内なので、カブト虫以外にもカニやらカメやらキツツキまで、いろんな生き物と遭遇しました昇天

もふけは、いなかった真顔


日中は暑いですので、皆様も参拝に行かれる際には暑さ対策お忘れなくニコニコハート


それでは、今日も笑顔溢れる一日でありますようにハート