こんにちはニコニコ
いつも温かな応援を頂いて、本当にありがとうございます。
とても嬉しく、励みになりますニコニコ飛び出すハート

今回も、ご相談事例のお話です。
病気と闘って一生懸命に生ききった女の子・A子ちゃんとの思い出を綴ってみようと思いますピンク薔薇

本文中には病気のお子さんとご家族との死別の描写など出てきますので、ご覧になられる際にはどうぞご留意ください手気づき



まだ無料相談を受けていた2年半ほど前のこと。
ある晩、1人の女の子(故人さん)がうちにやって来ました。

あのね、助けて欲しいの。ママに伝えて欲しい

見た目は10歳ほどの、ほっそりとした子でした。
淡い水色地に赤やピンクの小さな薔薇の柄の半袖のワンピースを着ています。
尼さんのように髪の毛がなく、左頬と右手の甲にアニメキャラクターのカラーイラストが入った絆創膏を貼っていました。

こんばんはニコニコ お母さんに何か伝えたいことがあるの?
うん。先生、あのね、おねがいします
はい、わかったよ。じゃあ、あなたのお母さんと、あなたについてお話する機会を作ってくれるかな?
うん。お兄ちゃんが、手伝ってくれるっておねだり

お兄ちゃん?真顔はてなマークと思っていると、幼い彼女の隣に、今度は浴衣のような衣服を身にまとった20歳ほどのほっそりした体躯の青年が姿を現しました。

その青年が、深々とこちらに向かってお辞儀をされます。

このたびは、お世話になります
こちらこそにっこり この子(=女の子)のご依頼をお受けしますので、今ほどお伝えしましたように彼女のご家族の方とのご縁を繋いでくださいますかウインク
はい

青年が再び丁寧に頭を下げられると、女の子も真似するようにペコリと深く頭を下げて、そのまま2人の姿は、溶けるようにして宙空に消えていきました。

その翌日、いつものように私の方でもSNSアプリで【無料で霊視相談をします】との案内を流しました。

そこにすぐ、Bさんという方からの反応がありました。
ピン、と来たので、そのままBさんからのご相談を受けることにクローバー

生きる気力が湧かず、どうしたら良いか

そんなお悩みを話されていました。

Bさんとのやり取りが始まると、昨晩姿を見せたワンピース姿の女の子が私の前にやって来ます。

ママ、来た
Bさんが、あなたのお母さん?
うんニコニコ

女の子が、初めてにっこり笑いました。

女の子は、おそらく亡くなってまだ2年も経っていないような雰囲気です。
とすれば、Bさんの方もまだ気持ちの整理はついていないだろう。

このまま、Bさんに亡くなった女の子の話をしても大丈夫かなと、躊躇しました。
対面(相談)ではないので、お相手のそばで反応を見ながらお話することが出来ず、そのことが自分の中で引っかかっていました。

なので、うちの龍神さん達にも問うてみました。

Bさんに、このまま亡くなったお子さんのお話をしても大丈夫かな?  Bさん、余計に苦しくなったりしないかな

全てが整ったので、今のこの機(=機会)がある】←白龍さん龍

よし、じゃあ伝えてみよう凝視

意を決して、綴る言葉に十分に気をつけながら、Bさんに【あなたにメッセージを伝えたいと話す9~11歳ほどの見た目のほっそりした小柄な女の子がこちらに来ている】という旨をお伝えしました。

抗がん剤治療が必要なご病気だったのではと思いますが、髪の毛がありません。
服は、水色の生地に赤やピンクの薔薇の模様が入った膝丈の半袖ワンピースを着ています。
そして、右手の甲と左頬に○○(アニメキャラクター)のカラーイラストが描かれた絆創膏を貼っています。
こうした女の子にお心当たりはありますか

尋ねると、Bさんからの返信の言葉が少し乱れました。
軽くパニックに陥ったのか、チャット内で、短文や誤字での文章の連投が続きます。

その内容は、

その子は、去年亡くなった娘のA子だ。A子は何か苦しがっているのか、死んだことを怖がっているのか。メッセージとは何か。母である自分を恨んでいるのか

というものでした。

その返答を拝見して、目の前の女の子に「あなたは、A子ちゃん?」と確認してみます。

そうだよ』と、にっこり笑う彼女。

どうも、恨み言を伝えたいわけではなさそうですニコニコ

まず、お母さんに落ち着いてもらおうねニコ
それが良いねにっこり
A子ちゃんのメッセージも、ちゃんとお母さんに伝えるからねニコニコ
うん。先生、ありがとうニコニコ

そんな言葉をA子ちゃんと交わしながら、Bさんに返信を打ちます。

A子ちゃんは、亡くなるときにちゃんとお迎えが来ている。
お迎えに来てくれたのは、大正時代か昭和初期頃に病気で亡くなった20歳ほどの男性で、○○という見た目(外見の特徴)で、おそらくBさんのほうの母方のご縁者だと思う。
(後日、この男性はBさんの曾お祖母さんのお兄様だと判明しましたウインク)

A子ちゃんにはお迎えも来て、ご自身が亡くなったことも自覚している。
その上で、今もとても穏やかな表情をみせているので、苦しみや悲しみや恨み、未練といったものは一切なさそうだ。

そうしたことを伝えると、10分ほど連絡が途絶えました。

その間に、A子ちゃんがお母さんへのメッセージを伝えてくれます。

あのね、先生。ママにね、"クマの服の中に入れたよ"って伝えて欲しいのにっこり
わかったよ。それで、何を入れたの?
それは内緒ウインクキラキラ

ふふふっと、はにかむように笑うA子ちゃん。

やがて、Bさんから返信がありました。

はなさん、A子は何でその姿のままなんでしょうか。本当は髪の毛も長くて可愛かったんです。なんで、亡くなったあとも、治療中の姿でいるんでしょうか。

絆創膏も……右手は、(治療の)点滴をする手でした。痛いときも多くて、吐き気や痛みに耐えるためにと、点滴をする右手の甲に大好きな○○(アニメキャラクター)の絆創膏を貼って、それを眺めながらずっと頑張っていました。

泣きたくないから、鏡を見たときに笑えるようにと頬にも○○の絆創膏を貼っていました。

はなさんが仰った服装は、お葬式のときに着せたものです。A子の一番お気に入りの服でした。

(亡くなって)病気からやっと解放されたのに、どうして髪型や絆創膏がまだそのままなんでしょうか』

Bさんの言葉を、そのままA子ちゃんに伝えます。

すると、

だってね、この姿が私の命の姿なの。髪の毛がなくても、自分が命を使ってすることをちゃんと出来た姿なんだよ。この髪の毛のない頭が、私なの。病気になって、この身体と心で学びたいことがあったんだよ。絆創膏は、あたしが強くなれるお守りなんだよ

と、にこにこ笑って答えます。

しかし、そのあとで、ふと不安げな表情になり、

ママは、あたしの髪の毛ない姿は嫌だったかなぁショボーン

小首を傾げるA子ちゃんに、「絶対、そんなはずないよ。髪の毛なくても、A子ちゃんのことを、Bさんはずっと大好きなんだよウインク」と伝えつつ、BさんにはA子ちゃんの言葉をそのまま伝えました。

『A子、ごめんね。苦しい想いばっかりで、楽しいことも少なかったし、人生も短かったね。全部、ママが悪い。病気を代わってあげられたら良かったのに』

『あのね、あたしは楽しかったよ。病気だったから、命もちゃんと大事にできたよ。ママもみんなも命を大事にしてねニコニコ

そうしたやり取りを橋渡しで伝えつつ、最後に、A子ちゃんが伝えたかった『クマの服の中に入れたよ』というメッセージも伝えました。

そうして、「また何かあれば、いつでもご連絡ください」と伝えて、一旦、そこでBさんとのやり取りをお終いにします。
Aちゃんも、そのあと少しお話をして消えてしまいました。

その3日後、Bさんから連絡がありました。

『はなさんが教えてくれた"クマ"では、クマの絵柄のティーシャツか、A子お気に入りの洋服を着たテディベアしか思い当たらず、それらを見てみたのですが何も出てきませんでした』

ご相談のときに、故人さんが家族に向けて『○○(場所)に××(物やお金)がある』と、宝探しのようなメッセージを残されることも多々あります。
ご家族が探してみて、実際に見つかったというご報告も半数ほどありますが、「見つからなかった」ということもあります。

なので、Bさんには

「見つからなかったのは私の力が足りなかったせいです。お役に立てず、申し訳ありませんでした」

と、お伝えしました。
そして、A子ちゃんにも心の中で「ごめんねショボーンと謝りました。

ところが、それから1週間ほどして、再びBさんから連絡がありましたびっくりびっくりマーク

『はなさん!! A子からの手紙が見つかりました!!  たしかに、"クマ"の中にあったんです!!』

興奮気味の文章を通して教えてくださったのは、以下のようなことでした。

数日前、Bさんがご家族と一緒にテレビをみていたときに、たまたま画面に、"洋服にクマのワッペンを付けた子ども"がチラリと写ったそうです。
それを目にしたA子ちゃんのご兄姉達が『あのワッペン、A子の服のと同じだね』と何気なく口にしました。

Bさんは、その言葉を聞いて、「そういえば、A子が入院するときにいつも着ていたお気に入りの冬用コートに、クマのワッペンを付けていた!」ということを思い出しました。

そこで、そのコートをクローゼットから引っ張り出して探してみたところ、ポケットから手紙が出てきた。

手紙といっても封筒に入ったものではなく、病室で使っていたお絵描きノートを破った紙片だったそうです。

そこには、

『ママありがとう、パパありがとう、みんなありがとう。かぞくみんな大好き』

そんなA子ちゃん直筆の言葉とともに、
にこにこと笑う女の子のイラストも描かれていたとのこと。

そのお話を伝えてくださった翌日、Bさんから、改めてメッセージが届きました。

『A子を亡くしてから、やり場のない想いを全部自分にぶつけては責めてばかりいました。
はなさんに最初に相談したように、どうしてもA子の後を追ってしまうことしか考えられず、暗い日々でした。

でも、こうしてA子にまた触れられることが出来ました。
肉体はないので、魂に触れられたという感覚です。
手に触れる実感こそありませんが、それでも嬉しくて言葉に出来ないほどです。

しっかり者のA子は、亡くなったあとも私を心配してくれていたんですよね。
亡くなった子にまで心配かけて、生きている他の子達(=A子ちゃんのご兄姉)にも心配をかけて、親としては情けないことばかりです。

それでも、また頑張ってみようと思いました。
A子のように、自分の命を大事にして生ききってみたいと思えるようになりました。

私だけでなく、私たち家族みんなが同じ想いです。

ひいばあちゃんも、はなさんによくよくお礼を伝えるようにと言ってました。可能ならば、お礼もさせて欲しいと。
(※曾お祖母さんは、まだご存命でした)

A子は私たち家族にとっての天使でした。今またこうしてラブレターを届けてくれて、こんなに嬉しいサプライズはありません。

A子の想いも大切にしながら、私も頑張ってみます』

そんなメッセージとともに、A子ちゃんが書いたラブレターが可愛らしい装飾のついた額に入れられて、居間に飾られているお写真も送ってくださいました。

そのA子ちゃんの手紙を見て、私も泣いてしまいました。

これはきっと、家族想いの優しい天使が起こした、大きな奇跡だなぁと思ったのです。
……さて、時は流れて今年の4月の終わり。

夜間にうちに来ていた水子霊のろく君が、

『姉ちゃん先生~、知らない子が来たぁ!驚きハッ

と、大声で伝えてくれました凝視

今度はまた誰が来たのかと、ろく君が指さすほうを見遣ると、そこには懐かしい天使ちゃんの姿がひらめきキラキラふんわりウイング

「あらら!  A子ちゃんじゃん!  久しぶりだねぇ~。元気してた?ニコニコ

故人さん相手に、元気も何もない気がするが泣き笑い

『先生~! また来たよ!爆笑
「はーい、どうぞいらっしゃい。それで、今日はまたどうしたの?  晴れ晴れとしたお顔してるね」

前回会った時も穏やかに笑っていましたが、今回はどこか、より晴れやかな面差しにみえました。

『先生、あたし行ってくるね』
「準備ができたんだね。うん、行ってらっしゃい。また、素敵な命を頂いてこの世に戻っておいで」

A子ちゃんは、輪廻の次の段階に進むようでした。

『先生、聞いて。あたし、次はね、病気の子どもを治すお医者さんになるの。病気の子のつらい気持ちを楽しくしてあげられるお医者さんになりたいニコニコ
「"A子ちゃん"として生きた命では、病気になることを体験して、学びもたくさんあったもんね。あなたは、とっても素敵なお医者さんになるよハート 子ども達をたくさん勇気付けていけるウインク
『先生なら、そう言ってくれると思ってた!  だから来たんだよ~照れ

まさかの確信犯(?)だった笑い泣き笑


亡くなった魂は、輪廻の道に進む際に、このようにして次の人生で学ぶべき課題(=魂の目的)を設定します。

↑ターネのお話の中でも、少し触れていたかと思いますキョロキョロ

スピリチュアル界隈の言葉では、【魂のブループリント】と呼ばれたりもします。

ただ、生まれる前にこうして目的を設定していても、出産時の子宮から押し出されてこの世に生まれ出るときの衝撃などによって、ほとんどの人は、決めていた目的をポロッと飛ばして記憶から消してしまいます。
(私自身は、産声とともに魂の目的がポーンと心の中から外の世界に飛び出して行っちゃうポーン……んじゃないかとも思っています)

目的を忘れてしまうので、人として生きて少しずつ大人になっていく段階で、
「自分は何のために生きているんだろう」と、思い悩んで心細い想いを抱えてしまうこともあります。

そういう想いも、大事なものです。

自分が生きている意味を再認識できるのは、死ぬ寸前です。
「ああ、自分はこれを体験して学ぶために、今生の命を頂いてきたのだなぁ」と気付き、一旦の命を終わらせていく。
その終わりの際の気付きが、今度は来世の新たな目的へと繋がっていくのです。

ターネ(魂)の学びと成長の旅は、なかなか長い道のりみたいです指差し

なので、どうぞ焦ることなく。
ゆるりゆるりと、牛歩の歩みでゆっくりじっくりと参りましょうニコニコ



A子ちゃんとのお話の続きです。


『先生にも、お手紙書きたかったなぁ』
「ありがとう。でも、お手紙じゃなくても、私はA子ちゃんがお話してくれたことをずっと大切に覚えてるよ」
『うんニコニコ 先生に、また会えるかな?』
「今度はお互いに生身の人間でねウインク いつか、会えるのを楽しみにしているよニコニコ

早ければ、十月十日で、来年の初春頃にはA子ちゃんも新しい命を頂いてこの世にふたたび生まれ出てくるかもしれない。
(輪廻転生にかかる年月には個人差がありますが、早い人だと十月十日後に……ということもありますニコニコ  A子ちゃんは、次の人生の目的もはっきり決まっていたので早そうだなという予感がしました)

「次もまた、A子ちゃんにとって笑顔の多い人生でありますようにチューラブラブ

A子ちゃんのなかのターネ(魂)が、次の人生でも素敵な体験が多く出来るように。

『先生、ありがとう!  大好き!  じゃあ、行ってきまーす爆笑
「元気いっぱいで、行ってらっしゃ~いバイバイハート

最後は、ろく君やうちのご眷属達みんなの笑顔にも見送られて、優しい天使ちゃんは輪廻の道に進んでいきましたニコニコ


……故人さんが、輪廻の輪に進む直前の場に立ち会える機会も滅多にないことだったので、私の大切な記憶としてもブログに残しておこうと思いましたクローバー

そんなことで、今日もまた長々と綴ってしまいましたが、ここまでご覧くださって本当にありがとうございますちゅーラブラブ

今朝は久々の緊急地震速報で心臓がギューーッとなる一瞬もありましたが、今のところ県内でも大きな被害も出ておらず、そろりそろりと少しずつ安堵しています。
日本各地で地震も頻発して落ち着かない日々ではありますが、全ての人々が少しでも心を緩めて過ごせるひと時もありますようにハート

そして、季節の変わり目でもありますので、みなさまもどうぞご自愛なさって日々お過ごしください(*´ω`*)

それでは、午後からも笑顔溢れる一日でありますように!爆笑キラキラ