こんばんはニコニコ
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さて、期間が空いてしまいましたが、昨年末の九州・四国旅の第2弾でございます指差し


今回は、宇佐神宮での不思議な体験を綴ってみようと思います(*´ω`*)

文中で、公式に云われている伝承などとかけ離れた考察もしておりますが、ファンタジー小説のようなものとしてご覧頂けましたら幸いですうさぎのぬいぐるみ

宇佐神宮は、旅行前になぜか『うさ』の言葉が頭から離れなくなることが多々あり、そこから「旅行中に宇佐神宮に寄りたい!」と強くリクエストしていた場所でした。

私自身、それほど宇佐神宮に詳しくもなかったのですが、旅行前にいつものように御祭神だけ確認していました。

あとは八幡神社の本拠地(言い方……滝汗)という情報も得つつ、いざ訪問!

宇佐神宮に着いたのが午後15時前でした。

大きな鳥居の手前まで来た辺りで、左上(上空)に小柄な体躯の龍神様がいらっしゃいました。


小柄といっても、この2m以上ある鳥居の中に顔の半分だけしか入らないほどの大きさはあります絶望

人間でいうと、まだ10代前半ほどの若い龍神様ですニコニコ

「こんにちは」と心の中で挨拶すると、さらりと爽やかな風が、前髪を撫でるように吹きさっていきました。

この龍神様は自然界の精霊さんのような存在ではなく、誰かに仕えている感じです。

そして、鳥居を潜って、ふと違和感。。。

「ここ、ものすごく古代っぽいキョロキョロ!?

時代でいえば縄文時代ぐらいの感覚です。

「八幡さま(=応神天皇)と時代が違う気がするんだけどなぁ」

思えば、これが不思議な違和感の始まりでした。

このあとの滞在中、いくつもの違和感を感じることになりました驚きハッ


龍神様にエスコートされるようにして参道を進んでいると、不意に背後から

はなすけ、ここはワシも行くで~

と、日吉大社の白猿・おっちゃんがやって来ました。

このおっちゃん、初めてお会いしたときにお名前を伺ったら『おっちゃんでええで』と仰られたので、ずっと『おっちゃん』呼びです。
1度、口が滑って『おっさん』と呼んだらなぜか叱られました煽り
(そこら辺、何かこだわりがあるらしい)

「おっちゃん、ここ、なんか不思議な感じ」
おう、そうか
「なんか、フワフワする」

たとえば磁場(その土地のもつ力や雰囲気のようなもの)が他とは違う場所に行くと、私の場合は深海を歩いているような感覚(独特の圧がかかる)になるのですが、

それとも違って、宇佐神宮は

歩いている自分の身体が、フワフワと空中に浮き上がっていくような感じがしていましたキョロキョロ!?

はなすけ。ええか、ここでは足の裏をしっかり地面につけとかなアカンで。そういう心意気で歩いとき
「これ、なに? だれか、女の人がずっと何か言うとるし」

浮遊感とともに、頭の中に若い女の人が独特な音階と節で歌うような……喋っているような不思議な言葉が響いていました。


社務所を超え、上宮へ続く鳥居の辺りに来た時に、突然ぽろりと涙が零れました。
特に悲しくも苦しくもないけれど、ぽろぽろと涙だけが流れていく。

「ここにお祀りされとるの、人間や。若い女の人」
そおか
「よう分からんけど、3等分されとる。その女の人が、なにか魔法(=結界?)みたいなの使ってここ守っとる」
おん

自分の中にみえてくるものと、不思議な感覚から伝わってくるものを、そばにいるご眷属たちにも伝えます。

「あと、近くに古い龍神様がおる。この、今付き添ってくれとる若い龍神様の母体となる存在(ひと)が……山におる」

生命はまだ尽きてはいないけれど、もうずっと動かずに、静かに山に棲んでいる大きな龍神様の姿がみえていました。

「この古い龍神様、ここに祀られとる女の人と関わってた気がする。その女の人は、巫女様。縄文時代とか、それぐらいの人で、病気で若いときに亡くなって、たぶん霊力が強かったから死後に3等分されてそれぞれ別の場所に埋められて………」

古代、亡くなった女性が3等分されて埋められたという話を本で読んだことがあったのを、ふと思い出しました。


↑帰宅後、自宅の本棚にあったこちらの本を読み返しました。
(文中、名草戸部という古代の女性首長が死後に3等分されたという伝承についても書かれています)

この死後に3等分されるというのは、(男性であれば再び蘇ってこないようにとの)呪術的な意味合いもあるとされますが、

私の中では【巫女様がご自分で望まれたこと。死してなお、自分の力でこの土地を守っていくと決められていた】という情景が浮かんでいました。

また、亡くなった女神(女性)の身体から作物が生まれるというのは【ハイヌウェレ型神話(=食物起源神話)】として諸国に伝わっています。
(日本では、スサノオや月読命に切り殺されたとされる大気津比売神/保食神のお話がハイヌウェレ型神話として伝わっていますにっこり)

上宮に向かう道すがら、巫女様に話しかけてみることにうさぎ気づき

「巫女様、こんにちは。はじめまして」

頭の中に響いていた女の人の声が『ふふ』と柔らかに笑いましたびっくり

(こちらの言葉、通じてるのかな?  私は、巫女様の言語が分からないけど)

人語を話す神仏やご眷属もいるのですが、私がこれまでにお会いした浦賀天主堂のマリア様や、鬼ノ城のウラ族(私は温羅を個人ではなく、一族の名として捉えています)など、不思議な言語で話される方々もいらっしゃるので、

そういうときは言葉の意味は分からぬままで、雰囲気で会話しますチュー二重丸
(ときどき、鳳凰さんが通訳してくれることもあります)

宇佐神宮の巫女様の言葉は通訳なしだったので、通じてるか謎でしたが、色々と話しかけてみましたニコニコ

「巫女様、寂しくないですか」
きぃ ら あぃ ぬゅ』(発音がちょっと不思議な感じでした真顔)

そのとき、清らかな水がさらさら流れる沢の映像がみえて、若い女性が素足をその水につけている映像がみえました。

「水浴び………?  いや、今の時期は寒いと思いますけど」

答えると、巫女様が『ふっ……ふふふ』と楽しげに笑いましたびっくり

それは現在(いま)の事では無い。それをみせる存在(もの)の中にある古い記憶だ』←白狼のさなちゃん。

「あ、ごめんなさい。じゃあ、巫女様は水浴びがお好きだったんですか?」
あ らぁ えぬ』←巫女様

いつの間にか、巫女様の言葉が歌のようなものから会話のようなものに変わっていました。
(しかし、解読不能……チーン)


そうこうしているうちに、上宮に到着。
拝殿でお参りしようとして、再びの違和感が驚きハッ

(あれ?  ここ、空っぽ……)

宇佐神宮には3柱(3名)の神様が祀られています。

一の御殿には、八幡大神(応神天皇)

二の御殿には、比売大神          
(※この比売大神は宗像三女神といわれています)

三の御殿には、神功皇后


私も事前に調べていましたが、実際に拝殿の前でお参りしていると、

二の御殿以外は、神様の気配がしない(。• . •。) ??

二の御殿に、全て集まっているような雰囲気でした。

さらに、二の御殿でも賽銭箱の前でなく、そこから右に数歩ズレた場所に立ったときに「あ、ここでお参りしなきゃ」と感じました。

そして、ここでお参りしているときに、古代日本の王様のような出で立ちの20代半ばほどの男性が現れました。

おそらく神様と呼ばれる存在が、この男性だろうと感じました。
だけど、応神天皇とは時代がズレている気がする真顔はてなマークはてなマーク

小首を傾げていると、その男性が道案内するように私の左前を歩きだしましたキョロキョロ

そして、下宮に伺ったとき、

ここでも「真ん中(=二の御殿)にしか神様の気配がしない……?」という不思議な違和感がありました。

こちらはちょうど、他の参拝者が一の御殿と三の御殿の前でだけそれぞれ列を作っていたので、がら空きだった二の御殿でまずしっかりご挨拶をすることに。

すると、ここでも再び古代装束の若い男性が現れました。
上宮からついて来てくださっている王様のような風貌ではなく、下宮の男性は神官のような雰囲気の方でした。

この男性が、下宮に祀られている神様だと思いました。

二の御殿でお参りしたあと、なぜか、背後の山が気になりました。

巫女様の本体(=3等分された遺骨)は、この宇佐神宮内ではなく、別の場所にあります。
(守っている神力は、間違いなく宇佐神宮の敷地内を包み込んでいますがキョロキョロ)

巫女様か、古い龍神様かは分かりませんが、どちらかに届くような気がして、下宮の拝殿と向き合うようにして聳える山の一角に向けて手を合わせました。
(下宮にいた神職さんに、めっちゃジーッと見られてましたびっくり  変なことしてすみませんショボーンガーン)

そして、ここで、ふと、ある思いが浮かんできました。

「あれ?  もしかして、宗像三女神様って……巫女様が3等分されているから、三女神と比定して祀られてるのかも?」

旅行前に、なぜ山の中に、海の神様として祀られる【宗像三女神】が降り立ったのかな?と疑問に思っていたのです。

この宗像三女神については、古代、宇佐の地にある【御許山(おもとやま)】に宗像三女神が降り立ち、この地の地主神として祀られたと伝えられています。

その後で、八幡大神と神功皇后が順番に祀られたのだそうです。

ただ、私の中での推測では、

元から御許山には龍神様がいた。
そして、その龍神様と通じることの出来る(=おそらく、天候の変動や未来を予知する能力に長けていた)女性が巫女として活動していた。

巫女は一国の首長と同等の地位があった。
(古代は、政治と神事(神託や占術)が同等の地位にあり、この2つがともに成り立たないと国として存続出来なかった)

有名な巫女として知られる卑弥呼などは個人名称ではなく、日の神に仕える巫女の職業名であったとされていますが、

日の神に仕える巫女=天候の変化を読める(たとえば、風の中の小さな匂いの違和などを感じ取って雨などを予知した)女性だったのではと、私は思っています。

それだけ高い地位の巫女が亡くなったので殉死者もいた。
おそらく、上宮と下宮の古代人の男性達は、巫女に付き従って殉死したそれなりの地位の存在の人だった……のかも凝視

そして、この2人の男性は巫女様をサポートする形で、この宇佐神宮内からこの土地一体を守っている。

巫女様は、

首から上(=口)、
胴体(=胸)、
お臍辺りから下(=子宮?)

……の3体になって、ちょうど三角形をつくる感じで、この周辺の土地にそれぞれ埋められて(祀られて)いる。
(※口は神降ろしをする巫女にとって最も神聖なもの、胸と子宮は作物や子孫の繁栄を願うもの、として捉えられていた可能性もあります)

巫女様が死後に3等分されたことは、口伝として伝わるなかで【宗像三女神】という3柱の女神と比定されるようになった。

そして、巫女様の遺骨が埋められている場所を線で結んだ三角形の中心地にこの宇佐神宮がある。

ちょっと気になって、その場でスマホで【宇佐神宮 近辺 体 】と調べてみたところ、

【百体神社】が候補に上がって来ました。

こちらは、古墳時代の頃に起きた隼人(はやと:大和朝廷に属しなかった部族の一つ)の乱で処刑された隼人が百人(百人ほどの大勢という意味で)祀られている、と書かれていました。

たぶん、この百体神社の近辺に巫女様の胴体が祀られているような気がします。

神社名の【百体】は、おそらく訛って出来たもので、もとは

白体(はくたい)や悪体(あくたい)、役体(やくたい)……みたいな名前だったかもしれない。

『百人(ほど大勢)の隼人が祀られている』というのは後付けだったような気もします。

この百体神社の近くに凶首塚古墳という場所もありますが、ここには巫女様はいらっしゃらないような気がしますショボーン


そこまで考えて、下宮を後にします。

上宮と下宮の男性達は、ここでお別れのようで、私が鳥居を潜って姿が見えなくなるまで、ずっと穏やかな表情で見送っていてくださいました。

付き添ってくれていた若い龍神様に、

「宇佐神宮って、不思議だけど楽しい場所ですね」と話しかけると、目を柔らかに細めて、口角をにこやかに上げていました。

あ ら き や し る(ぬ)』←巫女様

しばらく静かにされていた巫女様が再び、何かを語りかけてきました。

(うーん、分からん(´・ω・`)声音が柔らかで楽しそうなのは伝わるけど………何て言ってるんだろう?)

頭を捻っていると、不意に、片手のひらに乗るほどの大きさの艶々とした黒い石の映像がみえました。


↑ こんな感じの石です。


女性のほっそりした両手が、その石を大事そうに捧げ持っているところ、

女性が布?葉っぱ?のようなもので、その石を丁寧に拭いているようなところ、

先ほどと似た沢の水で、女性がその石を洗っているところ……など。

「その石は、巫女様の大事なものですか?」

尋ねると、巫女様が今までで一番嬉しそうな声音で『あ らゃ る(りゅ)』のように伝えてくれました。

「誰かからのプレゼントですか?」

りゅ や ん』←巫女様

言葉の意味は分からなかったけれど、なぜか、先ほどお会いした上宮の王様のような男性の姿がぼんやり頭の中に浮かびました。

「え?  もしかして、2人は恋人!?」
ふふふっ』←可愛く笑う巫女様ラブ

古代の恋愛事情は分かりませんが、もしかしたら……と思って、私も思わず「ふふふっ」と笑ってしまいました(*´ 艸`)
(貴様が笑うとキモイ!とか言われそうですが滝汗)

古代、人として巫女の座に就いていたときには、おそらく個人的な自由なんてほとんどなかったのでは……と思います。

私の中では、社殿(人工的な建築物)がある場所に祀られている神様は、もとは人間として生きていて、その功績や生き様(たとえば生贄や殺害されて怨霊神になる……etc)などから、死後は神として祀られたものが多いだろうと考えています。
(磐座などの自然崇拝の土地はまた別です)

亡くなったあとも神として祀られ、永い間ずっとその土地や場所を守り続けている。

そのことは、神様本人にとっては重責ではないのだろうかと、たまに考えることがあります。

こちらの巫女様も、苦しかったり寂しかったりしないかな……と心の中で思っていると、

神である存在(もん)は、そないな人間じみた感情は持っとらんで。いらん心配せんと、神仏(うえ)も含めた全ての存在がいつでも安寧に過ごせるように祈ったれ

と、白猿のおっちゃんにつっこまれましたキョロキョロ

なので、巫女様や宇佐神宮に祀られている神仏方、龍神様達が【笑顔で心穏やかに過ごせますように】と祈りつつ、最後に大鳥居で深く一礼して宇佐神宮を後にしました。

鳥居から出たあとで、最後まで付き添ってくれていた龍神様に「ありがとうございました!」と伝えると、快晴なのにパラパラと小雨が……龍飛び出すハート


この不思議な違和感や巫女様達とのふれあいで腑に落ちない点が多かったので、車に乗ってすぐに宇佐神宮に関係する書籍を検索→Amazonさんで注文しましたふんわりウイング

そして、旅行から帰宅して真っ先に図書館に行き、宇佐神宮などに関する書籍を借りてきました。

あの巫女様は何だったんだろうと思いつつ、手元に届いた書籍の資料を読んでいると、

宇佐神宮には卑弥呼の墓がある

という説があることを知りましたびっくり!!
(改めてネットも見たら、めっちゃ情報ありました驚き)

この説での卑弥呼は【邪馬台国の女王】であった人なのですが、

私がふれあった巫女様が、卑弥呼だったのかどうかは謎です悲しい

それでも、とても力強く、優しく、そしてときに愛らしく宇佐の地を守っている巫女様に、またお逢い出来る機会が巡って来たら良いなと思うのです。

それでは、今日も長々と書いてしまいましたが、ここまでご覧くださって本当にありがとうございます(*´ω`*)


冒頭の挿絵でも使用していますが、ここ最近、小説の表紙を作成しようと、友人から教えてもらったAIイラスト作成アプリを使っているのですが……


全然、意思疎通ができません笑い泣き笑い
【お地蔵様】と打っても女の子出てくるし笑
AIさんの感性がフリーダム過ぎて爆笑笑い


タヌキって指示したら、ウサギと猫が混じったバケモ……ファンタジーな生き物が爆誕しましたびっくり
こちらも、色々と頑張りますニコニコ

昨日から、全国のあちこちで冬将軍がご登場されているようで一気に冬めいた気候になっております。
みなさまも、どうぞ暖かくしてお身体ご自愛なさってお元気に日々お過ごしくださいませクローバー

それでは、今夜も心穏やかな夜でありますように🌙*゚