第二子の話となります。お辛い方はお戻りください。





薄暗い部屋で、今日も次男に授乳をする。

終えて、ゲップをさせるときに私の服を掴む小さな手。

首の裏や頭には一生懸命吸ったんだろう、熱気と汗。

もたれかかる次男の重みを感じながらしばらく佇む。


しばらくして、そっと、そっと布団に次男を置く。

しばらく、んん、んん、と小さな声で唸って動いていたけれど、しばらくして、すぅ、すぅという寝息が聞こえてくる。

寝息に合わせて上下する体。


しばらく、座って次男の腕を手のひらでそっとなぞりながら見つめる。


清浄機と冷蔵庫の音と息子の寝息くらいしか聞こえなくて、
二人だけの、静かな時間。


どれくらい時間が立ったんだろう。
気付いたら頬に涙が触れた。
泣いていた。


なんの、涙?


毎日が忙しく慌ただしくすぎていく。
夢にまでみた、〇〇くんにしてあげたかったことをさせてくれる次男。


言葉では言い表せないくらい愛しくて、
そして幸せだ
ありがたくて、それを噛み締めている。

だけど。


日中は慌ただしく過ごしているけれど、
静かな夜にお空の息子を想う。


こんなに次男の一つ一つが愛しいからこそ


〇〇くんが愛しくて会いたくて
〇〇くんの授乳はどんなだったんだろう
夜泣きはどんな感じだった?

同じように抱っこしてお乳をあげたくて


今この状況をどんな思いで空から見ているのか。。


してあげれない一つ一つに涙が止まらない。


〇〇くん。
私が死んだら、真っ先に貴方のところに走っていって、1番初めにおっぱいをあげるよ。
いっぱいいっぱい抱きしめて、愛してるというよ。
毎日あなたを想っているよ。