オペラのことをやっと書く😝
だいたい、オペラのあらすじって突っ込みどころ満載のものがけっこうある
あり得んだろ!ってレベルのが…
トゥーランドットのストーリーや登場人物のすることに、私からみたら「あり得んだろ!」がある
が、そんなことを言っていては身も蓋もないのでそれもわかった上で音楽や舞台を楽しむのがいい
今回は、昨年のローマ歌劇場のときのように冒頭から歌で圧倒された!っていう感じではなかったがやはり素晴らしい舞台だった
リューのアリアは心に切々と迫り、涙が出そうになったし、トゥーランドット役の歌手は、当初予定されていた歌手が体調不良で降板したあとに代役に決まった人の負担軽減?のためにさらに加えられた代役にもかかわらず、はじめからキャスティングされていかのような圧倒的な歌唱で、へたをすれば転がり落ちてしまいそうな4階席にもしっかり声が届いて感動した
強靭なだけでなく柔らかさも感じていいな、と思った
もともとキャスティングされていた歌手の歌を聴いていないのでオペラ通のみなさまはどう聴いたらわからないが、そんなことはよいのです
お馴染みのアリア「誰も寝てはならぬ」も堂々としていたし
それと合唱がとても充実していると感じた
児童合唱を担当したのはNHK東京児童合唱団で、カーテンコールのとき小走りにやってきて舞台に整列した姿がなんともかわいかった
いいな、こんな時代から素晴らしい舞台の一員として歌えるなんて💖
【ちょっとオマケ】
たしか第一幕のこと
京劇風のメイクをしていた踊りのメンバーの中に、片足でゆっくり動く場面で体がプルプル震えてやっとの思いで立っている人が一人いた(笑)
「こけませんように🛐」とひたすら祈る私
どこを見とるんじゃ
そして気づいたこと
私の席の周辺の関西人率高し
ご夫婦とおぼしき何組ものカップル(しかもシニア)が関西弁で色々お話なさっている
東京まで来るのに2人分の新幹線往復運賃とともすれば宿泊費考えたらS席買うのと同じだもんね
それでも声が届き、堪能できるのが引っ越し公演の最大の魅力だから
私の席だって安い方から2番目なのに32,000円よ
しかしエレベーターもない会場を4階まで上り、転がり落ちそうな急勾配の席に座るのはちょっと考えものかも、と思ってしまった今回