大人になってきました。
バンジージャンプをやってきました。バヌアツ共和国で行われていた「ナゴール」という儀式が起源とされるらしい。
(参考:バンジージャンプの発祥地と起源 | アクティビティジャパン (activityjapan.com))
バンジーといえば成人などへの「通過儀礼(イニシエーション)」としての度胸試しのための行いというイメージ。
これで私も大人の一員です。
飛んだ場所は,茨城県常陸太田市にある竜神峡にかかる竜神大吊橋からの竜神バンジー。
高さ100mで,2020年に岐阜バンジー(215m)が開設されるまでは日本1位の高さだった(2位じゃダメなんですか?)。
高さ100mは,例えるなら1/6スカイツリー,台座を抜いた牛久大仏,マンションの約30階相当 etc…。
大学生のときにやっていれば「日本一の高さから飛んだ」と言えたのに・・・と,思いつつそう易々とできるものでもなく,車で水戸から1時間,費用が19,000円なので,尻込みしていた(決して怖かったわけではない)。
しかし,そこそこ稼ぎもありつつ自由な足もある今,行かない理由はないということで行ってきた。
せっかくなので友人2人を誘い,いざ竜神峡へ。鹿嶋からの道中は近況を話しながらドライブを楽しむ。
道中,「落ちる時間は何秒か?」という話になったので,計算してみた。
鉛直下向きを正の自由落下だと, y=(1/2)gt^2 で,100mまるまる落ちるわけではないので最下点まで80 mとすると,
80=(1/2)・9.8・t^2 t=約 4.0〔s〕
ということで,大体4秒くらい(間違っていたらとても恥ずかしい)。短い・・・ かなぁ・・・?
そんなこんな雑談しつつ,到着。あいにくの曇り空だが,雨が降ってないだけよかった。
予約の15分前に受付にとのことなので,受付に。そこで,誓約書?の記入と保険の加入,体重測定,支払いを済ませ,スマホ以外の荷物を車に置いて,車のキーを預けたらハーネスの装着である。+4000円で35枚程度の写真とそのデータCDが受け取れるサービスもあったので利用。支払いは現金のみ。
スマホは飛ぶ直前に預けるが,ガムテープでぐるぐる巻きにできるなら撮影機器を飛んでいる最中も持っていけるようだった。ガムテープの貸し出しはしていないが,土産屋に売っていた。
ハーネスは玉以外は特に違和感なく装着できたが,靴紐を結ぶのが大変だった。落下防止のため,ちょっとでも緩いと縛り直しでこれまでにないくらいキツく縛るのを3回ほど繰り返してクリアだった。
その後,橋の上へ。正確には,橋の一段下の鉄骨の間にジャンプする場所がある。
ジャンプ地点に着いたら,足首にさらにごつい装備を付け,飛び方と降りた後にすることの説明を受けた。
その後は待ち。
(無関係の人が移っているのでモザイク)
高い・・・かなぁ…?下に川があって,周りが木々だから高さの比較ができずに感覚がつかめなかった。
そもそも高いところ平気だし,初めからワクワクしかなかったので,なんも感じんかった。
飛ぶ順番は一番最初が良かったが,受付で渡されるネックストラップの色が赤い人が先で,自分はオレンジだったので後発グループとなったため,せっかくならと一番最後にした。来る途中に「後ろの方が怖さが高まる」という話をしていたから最後にしたが,正直,元々怖さを感じていないので,ひたすら暇だった…
ようやく自分の番が回ってきた。さすがにジャンプ台のところに立つと怖さを感じたものの「カウントしてok?」と訊かれたので,ゆっくりできず,すぐ「ok!」と言うとカウントが始まり,飛んでしまった。
飛ぶ瞬間はかなり恐怖心を感じたが,一瞬で無くなってその後は虚無だった。体感2,3秒だった。眼鏡をかけていないので景色も見えず…。
何バウンドかして,事前の説明であった上体を起こすための紐を探すもすぐ見つけられず,上体起こしの状態を何秒かキープする羽目になり,絶賛筋肉痛となった。無事,見つけ,胸にフックをかけ引っ張り上げてもらう。人によっては,このときが一番怖いかもしれないなぁと思いつつ,ジャンプ後の虚無を味わった。
ジャンプ位置に戻り,写真撮影をして,データをもらい,ハーネスを返し,終了証をもらい,バンジー体験は終わりとなった。
このときの写真を見返すと,眼鏡が無いためにやたら眉間に皺を寄せた渋い顔つきでおもしろかった。
正直,もう一回飛びたい。ジャンプ直前の恐怖心をもう一度味わいたい。というのが,終わっての感想。
2回目は背面飛びができるとのことなので,来年また行こうか。
友人が,スカイダイビングがしたいと言っているので,それもおもしろそうだし,日本一の岐阜バンジーに行ってもいいな。
とりあえず,おもしろい体験だった。