今日は広島に住む私にとって、特別な日です。
平和について考えたので、発信させてください。
(更新のタイミングがズレてしまいましたが、広ーい心で受け止めて下さい)

今日は祈りに包まれる広島の一日。
72回目の原爆の日は、朝から日差しが照りつけています。
8月6日はほぼ毎年、朝から晴天になります。
数年前に珍しく土砂降りだったことがあり、その年は原爆で亡くなられた方の涙かなと思ったりしました。

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朝早くから平和記念公園には、来賓者や参列者、そして一般の人や国内外からの観光客が集まります。
8月6日の広島は、それだけ特別に思われているということですね。

広島に住んでいると平和記念式典が、毎年中継されるのは当たり前。
子どもの頃は何の疑いもなく、全国で中継されてると思ってました。
でも、それは当たり前ではなかった…。
唯一の被爆国というのなら、広島、長崎の平和記念式典は全国に中継してもらいたい、と近年切に願っています。
被爆者も高齢化していて、次世代の私たちが被爆証言や戦争の傷跡などを受け継いでいかなくてはいけない時期なんです。
原爆だけでなく、戦争という大きな括りで、日本の人たちが今一度考えて欲しい。

私は被爆3世ですが、近年は被爆4世、被爆5世が増えてきています。
裏を返せば、被爆者から直接話を聞いていない世代が増えているということ。
今ある被爆証言を風化させず、語り継ぐ努力をしなくてはならない。
身近な親戚が原爆で亡くなっていること、原爆の後遺症で苦しんでいることを語らなくてはいけない。
それは広島、長崎に生まれた者の使命のように感じています。
被爆証言が聞ける事が当たり前じゃないんですよね…。

ここ数年、それをとても強く感じていて、我が子に色々話すようになりました。
息子は平和主義で、争いが苦手なタイプ。だからか、私が原爆について話すと真剣に聞いていて、テレビの特集も見ていたりします。
大人になったらふと思い出して、原爆について話したりしてくれたらなぁと思います。
親戚に被爆した人がいるという意識さえあれば、少しは自分に近い話だと考えてくれるでしょうから…。

被爆証言を残す事、自分の知っている原爆を後世に伝えていく事…   本当に大切な事です。
中学時代の恩師がテレビに出られて、原爆でお母さまを亡くされた経験を語られていた事を知りました。
年齢から考えて、恩師は原爆投下当時0歳のはず。それでも原爆の実相を伝える為、テレビで証言されているんです。
どれだけ被爆者の高齢化が進んでいるか、分かっていただけるでしょうか?
この中で若い世代が何もしない訳にはいきません。
これから自分の知っている原爆について、個人でも出来る事を考えていきます。
広島で育ったからこそ出来ることが、きっとあるはず!
1人の力は微力だけど、個々人が考えて行動すれば、大きな力になる。それを信じて、行動していきます!