今年の4月始めに舌癌と診断されました。
今回は舌癌の診断を受けるまでについて、書いていきます。

舌の異変が起きたのは、昨年の夏頃でした。
口内炎が出来て、なかなか治らず、治りかけるとまた大きな口内炎になる、というのを、夏から秋にかけて繰り返してました。
舌に口内炎は時々出来る体質なので、あまり気にしてませんでした。
不規則な生活や胃の調子が悪くなると、舌にも口内にも口内炎が出来るので、今回もそうなんだと思ってたんです。

今までの口内炎と違うかも…と思い始めたのは、12月頃でした。
それまで小さくなってた口内炎が、ずっと大きいままだったんです。
でも、大きさ以外はいつも口内炎と同じ感じなので、口内炎としての対処をしてました。
様子を見ていくうちに、だんだん痛みを感じるようになり、口内炎の辺りにしみる味付けがあったり、食べにくさを感じるようになったのが、年末年始でした。
年明けてすぐに病院へ行ければ良かったのですが、仕事柄1月から3月が繁忙期で、なかなか時間が取れない時期でした。
3月半ばに少し落ち着いてきたので、耳鼻科を受診しましたが、大きな口内炎と言われて、口内炎用の塗り薬とうがい薬の処方でした。
半月はその薬で様子を見ましたが、全く良くならず、食事に関しては食べにくさが増すばかり…。

年明けた頃から、もしかしたら舌癌では?という思いもあり、耳鼻科でも診断可能ということで、耳鼻科受診したのですが、そこの先生は舌癌の疑いは持たなかったようです。
口腔外科も診断出来るようなので、思いきって近医の評判のよい歯科へ問い合わせました。
口腔外科専門の医師がいる曜日を聞いて、多少の覚悟をした上で、受診しました。

結果的に耳鼻科を諦めて、口腔外科を受診した事は正解でした。
私が選んだ歯科の口腔外科の医師は、その歯科の院長先生で、経験豊富な方だった上、治療を受けている大学病院の先生とのつながりもあったので、紹介もスムーズでした。
診察では私の説明と、口内炎の大きさと、触診だけで、はっきりと「うちには検査の設備がないから、大きな総合病院へ、出来るだけ早く行って」と言われました。
多分、その時点で舌癌だという確信があったのだと思います。また、出来るだけ早く、と言われた事で、私自身も舌癌の可能性を強く感じて、告知される覚悟をしました。
覚悟をしたものの、紹介状を持って受診する日まで、土日を挟んだこともあり、ものすごく長く感じました。

余談ですが、舌癌の可能性を考えたのは調べた情報だけではなく、自分の知識も含まれます。
というのも、大学では言語聴覚士の養成課程で学んでいたので、舌癌やその後のリハビリなども勉強してたんですよね。
結果的に資格を持って働くことはなかったのですが、その知識を自分の為に活かすことになるとは夢にも思わなかったニヤリ
逆に知識がある分、怖く感じた事もありました。
それについては、機会があればということで。