もふ猫「お嫁に行ってしまう姉ちゃんへ」の巻



毎日は同じではないけれど
優しい温もりはいつも一緒で

その絶妙な撫で具合は
これ以上ない癒しをくれるんだ、
そう いつだって。


 
ねえ 姉ちゃん

本当にこの家を出て行ってしまうの？
お嫁さんになるの？

別な猫を飼うなんて言ってる
グレーの子猫がいいなんて。

あ

今 スマホを見たね。


姫が一番ではない、
姉ちゃんには
大切な人がいるんだって、
そんなこと知ってるよ。



それでもいいんだ。

こんな風に時々もふ毛を
モシュモシュってしてくれるなら




姉ちゃん 大好きだよ。

幸せになって、そして
ずっと幸せのままでいて。

いつもいつも
寂しくありませんように。
怖くありませんように。



たまには
姫を抱っこしに来てね。

いつだっていいんだよ、
毎日だって
待っているから。

ママしゃんと
かくれんぼでもしながらね。