1年ぶりの再会から4回目の演奏を聴きに行く日の前の日です。

大学の同級生から告白するように強く説得されました。

そして、4回目の演奏後、彼に言おうとしますが、

なかなか時間がなく、どんどん時間だけが流れていきました。

でも、みんなからあんなに説得されたのに、言わなくちゃ。と、

彼にとぼとぼついていきます。

 

そして、ようやく彼一人になったとき、というか、スタッフが、

「行ってきなよ」的な感じで、困った彼は私の所にきて、

「何?」

と聞きました。

私は、もう言うしかない。言わないと。と決心して、

「大好きです!」と言いました。

彼は、どこか遠くを見ているような感じで、次のように言います。

「それで?」

・・?それで?って言われても・・。

あれ?この人何?と私は不思議な感じでした。

この人、こんなに冷たい人だったっけ?って。

私はそれでも、なんとか言わないといけないと思って

「あの頃みたいに戻れないかなと思って」

となんとか言えました。

彼はまた冷たく

「あの頃って?知らない。忘れた。」

と。

 

え?知らない?忘れた?

嘘でしょ?

 

そして、ふらつきながら、彼のもとを去って駅まで行きましたが、

彼は今度は優しく

「大丈夫?」と心配そうに私の背中に言いました。

 

大丈夫?って、何が大丈夫?なのか、わかりません。

何に対しての大丈夫?

なのか。

 

彼のその日の発言が、ずっと、頭から消えたことは1度もありません。

 

私は振られたと思いました。

そして大学の同級生に言うと。

「そんなに落ち込むことないって。」と笑われました。

 

落ちこむわけでもなく、ショックだったのです。

それから2か月か3か月、

気付いた朝ごはんを食べてて、気づいたら授業終わってて、気づいたら

帰宅してて・・と、自分が何をしているのか理解できない日々が続きました。

 

あまりのショックで、涙が出たのも2・3か月後のことです。

2・3か月で体重も10kg落ちました。

何も知らない母は、痩せた!と喜んでました。

 

何をして何を食べていたのか、その2・3か月は空白です。覚えてません。

 

つづく

 

発達障害啓発活動家、Hana