こんばんは。
昨日からの続きです。

抗がん剤がタキソテールに変わり、1回目の投与が終わり、次の入院まであと一日という5月17日の土曜日の朝、起きるとお腹の感触が変なのです。

いつもは固いのに、その日は柔らかくなっていたのです。

気分も悪かったのですが、朝ごはんを食べたら治るだろう、と脳天気に考えていつも通り朝ごはんを食べました。

でも、紅茶などの水分も取っているのに、尿が全くでない。お腹も柔らかいけどどんどん張ってくる。気持ち悪く、熱も37度を越えている。

これはおかしいと思い、病院に電話して、病棟の看護師の方に今の状態を伝えました。

すると、「1時まで尿がでなければ、入院の用意をして来て下さい」
と言われました。

結局、それから尿は全く出ず、熱も上がってきたので、なんとか入院の用意をして病院へ。

間の悪いことに、両親は親戚の葬儀参列の為不在で、妹に付き添ってもらいました。

病院に着く頃には、もうふらふらで、熱も38度を越えてました。

土曜日だったので、一度救急の診察を受けないと病棟に行けなくて…看護師さんの話では、伝えておくと言ってたのに、救急担当の先生に全く状況が伝わっておらず、結構手間取り、その間にどんどん状態は悪化して、 最後は車椅子で婦人科病棟へと運ばれました。

婦人科では、土曜日なので当然主治医はおらず、当直の先生に腹部エコーをやってもらいました。

「腫瘍が18センチにもなっていて、破けていて、中身がお腹にもれだしているのかもしれない」

そう言われ、病室に戻り、脱水を防ぐ為の点滴と、尿道カテーテルを入れられました。尿道カテーテルって痛いですね~(T_T)

土曜日の当直の先生は、手術を迷っていたらしいのですが、日曜日の当直の先生が「このままでは危険!」と判断してくれ、主治医を説得し、日曜日に緊急オペとなりました。

私はどんどん大きくなるお腹に、寝てるのも苦しく、起きてるのも辛く、意識も朦朧としてたので、上記のことは付き添ってくれた妹に聞きました。

手術室に運ばれ、主治医から「緊張しなくても大丈夫だから」と声をかけてもらい、ちょっとホッとしました。背中を丸めて麻酔を打って、酸素マスクのようなものを被せられたら、もう意識はなく、気づいたら手術は終わっていました。

緊急だったので、右卵巣腫瘍と左卵巣、腹水5リットルほどを摘出。その後腹腔内を洗浄したみたいで、お腹には手術の傷以外にドレーンが入っていました。

待合室にいた家族は、

「卵巣腫瘍は奇麗に取れてラッキーでした。直腸付近の癌も、抗がん剤が効いていてもろもろになっていたので、出来るだけとりました」

と言われたそうです。

術後は喉の渇きとお腹の傷が辛かったけど、術後一日目には看護師さんに付き添われトイレにも行き、二日目か三日目にはシャワーも浴びれました。

ただ、緊急オペだったので、オペ前の絶食をしていなかったからか、術後4日間くらい絶食だったのが辛かったです。