健聴者がろうの役を演じず
本当のろうの方、難聴者の方々が出演しているドラマ。
全編通して字幕がついているのですが
手話あるあるで私たちが普段日本語として話している文章で書かれているため
手話を追っていると
その単語に対して足りない情報を脳が足そうとしてしまって
着いて行けなくなるというね…。
脳が日本語対応になっているから…。
ゆーて、元々手話の単語が分からないのが
ほとんどなんだけど💦
最初の方のシーンで少女が
「あなた 友達? ほにゃらら?」
ってやる所。
ほにゃらら?の所、キツネ??
指文字のキに見えたけど〜…キツネかな〜と思ってました^^;
正解は
「あなた 味方? 敵?」
なんですね。
友達は、「味方」とも使うのか。
敵、も辞書と違うし
色々な手話があるんだな〜。
もー、そんな所から
見どころ満載で。
最初は通して見て
今は、一時停止と再生繰り返して
菅原さんが出所する辺りまで見返してます。
荒井さんが試験を受けた会場が
やけにリアルですし
そこであった会話。
「手話は流行りのおもちゃじゃない」
「正確な手話通訳で無ければ
ろう者の負担になる」
楽しく学んでいる私には
暗に批判されているような
拒絶されているような
そんな風に刺さるセリフでした。
で、ここで
「綺麗ね、あなたの手話」って
荒井さんに女性が言いますが
私には分からなかった😭
普通では…と思ってしまいましたが
ネイティブがするような表現だったんだろうな。
私にはまだまだ分からないや。
おもちゃ、を楽しい、でやったから?
それから、益岡さん。
益岡ってあんな手話なんだね。
勉強になるわあ。
喫茶店で「今までの手話通訳士は日本語に合わせた手話で分かりにくくて疲れる」
と言っています。
これは私が言っている講座でも
何回か話があった事でした。
日本語対応手話はろう者には通じない。
同じ事言ってるな〜と見てました。
ろうの家族の中で健聴者として生まれた子供。
コーダの宿命や
家族ですら行き違う思い。
なんで草彅君はお父さんが死んだ事を責められているんだろう(?_?)
そしてドラマストーリーとしての
何やら複雑そうな殺人事件。
見どころがありすぎて
ゆっくりしか見ていけないドラマになっています。
実際のろう者が演じているので
目線、指先、呼吸、表情の動きが
当たり前ですが自然で流れるようで
迫力があります。
手話自体は見ていて分かる所も結構あるけど
分からない単語、動きが
いっぱいあります。
ゆっくり繰り返し見て
勉強していきたいです。
あ、ドラマに根岸季衣さんが出ているのですが
ふぞろいの林檎たちのイメージがいつまでもあり
何となく彼女がいると波乱を感じるというか
そんな風に見えてしまいます💦
後半も楽しみですが
まずは前半の手話についていけるよう
スローで追いかけなくてはです。