精神科医樺沢紫苑先生の新著「脳を最適化すれば能力は2倍になる」を読みました。

 

脳の仕組みと、それにかなった合理的な仕事術が書かれていて、バリバリと仕事をこなしたい働き世代にとても響く内容だと感じました。

 

 

ご著書の感想と自分なりに考えた行動指針をここに記録しておきます。

 

 

自分が仕事を進めていく上で、どのようにして脳を最適化し得るのか、いかに自分の生活に取り入れることができるのかを分析してみました。

 


 得意な仕事術① 

 【セロトニン仕事術】自分が最も得意とする仕事術は、セロトニン仕事術です。もう3年以上継続して実践しているのは、「朝さんぽ」です。雨の日などで外に出られない日は、カーテンを開けて「ラジオ体操」をしています。「朝日を浴びること」と「リズム運動」を日頃から意識しています。

普段の朝食は、もち麦を入れた玄米ご飯と納豆、お味噌汁、卵料理を食べています。「咀嚼」が良いと学び、先日、いつもの朝食にセロリのサラダを足してみました。よく噛むことを意識すると、より脳が冴えるような気がしてくるので不思議です。おかげさまで、日頃「安らぎ」や「幸福感」を感じることが多く、癒し物質であるセロトニンがしっかり分泌されているのかな、と分析しました。


 得意な仕事術②  

 【メラトニン仕事術】この章では、「アンチエイジング」や「老化防止」「抗酸化作用」など私の大好きなワードがたくさん出てきて、興奮して読み進めました。やはり、睡眠こそ最強で最優先の仕事術なのですね。私自身、より良質な睡眠を取るために、(何より美容のために!笑)睡眠には日頃から気をつけています。

夕食後は間接照明にし、電球色のやわらかい光で過ごしています。スマホやパソコンの使用は9時までとし、入浴後はゆっくりストレッチをしたり、読書をしたりして過ごしています。

私のお気に入り入浴法は、暗闇入浴法です。照明を落として、浴室を真っ暗にしてお風呂に入ると、ぼーっとできて、その日の疲れや雑念が解き放たれていくように感じます。時にはバスキャンドルを浮かべ、好きな香りのアロマオイルを数滴入れ、リッチな入浴時間も楽しんでいます。メラトニンがしっかり分泌されて、美容や健康に効果が出るようにと期待しています。


 得意な仕事術③

 【アセチルコリン仕事術】私は幼少期からぼーっとするのが大好きな子でした。本書での学び、シータ波が出やすいという「創造性の4B」でのぼーっとする時間は、とても大好きです。

 好奇心を刺激する、という点では、新しい挑戦をすることが大好きで、毎年いくつ初めての経験ができるか、ということを記録しながら楽しんでいます。今年は大人トランポリン教室に参加したり、初めて本格的なキャンプに行ったりしました。

 アセチルコリン仕事術の中で自分にはできていない点は、アイデアやひらめきをすぐに書きとめることです。寝起きのぼーっとした時に良いアイデアが浮かんだことがあった時も、すぐにメモをする、という意識がなく、忘れてしまったことが多々ありました。今後は、ひらめいたらすぐにメモを取る、ということを意識し、小さなメモ帳とボールペンを枕元に置いておこうと決めて、今では実践しています。

  

 得意ではない仕事術①

 【ドーパミン仕事術】目標が実現したとき、「やったー!」という達成感とともに分泌されるドーパミン。ここ最近、仕事において、このような感覚を味わっていないと気付きました。分析すると、まず、私は明確な行動目標の設定をしていませんでした。そのために目標を細分化することや実際に行動を起こすこともできていませんでした。

 まずは、ステップ1として、明確な目標設定が必要です。私には、「発信する」「アウトプットする」ということが一番大切だと考えました。身体と心の健康に役立ち、皆さんにとって知りたい情報を発信すること、多くの方に届けることで、誰かの役に立てると思いました。私は、自分のブログを5年以上続けています。しかし、その更新頻度にはばらつきがあり、毎日更新できる週もあれば、全く書かない週もあります。まずは、毎日必ず投稿する、というのを1週間だけ続けてみることを目標にしました。そして、報酬として、ちょっと贅沢なランチを友達と食べに行く、と決めました。すると、報酬のランチが楽しみになって、毎日ブログを書くことにもやる気が出ました。前向きに気持ち良く実行できる感覚があり、続けられていることが楽しい!と思いました。この感覚なんだ!と実践とともに学んだ経験です。今後も地道に目標を設定することと、報酬を決めること、達成に向けてワクワク感を味わって実践しようと思いました。


 得意ではない仕事術②

 【ノルアドレナリン仕事術】私は仕事上、この期限までにこれをしなくてはいけない、といった制限時間付きのタスクを課されることはありません。私自身、とてもマイペースでのんびり屋さんということもあって、日常生活で、短期集中型のノルアドレナリン仕事術を全く使いこなせていませんでした。

 本書を読み、思い起こしてみると確かに、大学時代、レポート課題の提出期限日には大学内の図書館で、友人と隣り合うパソコンに座りながらも、皆が猛烈に集中して、カタカタとキーボードを打つ姿を思い出しました。あの時の集中力は、ものすごいものでした。大人になってからは、残念ながら学生時代のように猛烈に集中して脳を使っている感覚を味わうことがありません。それに気づき、とてももったいないことをしているな、と感じました。せっかくだったら、脳の最適化によって集中して短時間にやるべきことを終わらせ、やったぞー!!という達成感を味わいたいです。

 自分でできることは、ストップウォッチを使って、30分以内で〇〇を終わらせること!と制限時間を決めたり、あらかじめ次の予定を入れたりする、ということで実践できると思いました。これは、自分の時間を大切にすることにもつながるので、ぜひ時間術としても取り入れたいと思います。

 

 大切にしたい仕事術

 【エンドルフィン仕事術】究極の癒し物質エンドルフィン、本書の中で一番大切にしたいと感じたのが、「ありがとう」という感謝の気持ちです。

 私は週に一度、土曜の早朝に、近所の公園で青空ヨガを開催しています。もちろん無料で、老若男女どなたでも大歓迎という形で行っています。靴を履いたまま、青空の下、かんたんなストレッチヨガを20分程度行うのですが、早朝の6時半〜という時間帯にも関わらず、今では30名ほどの方々が集まって来て下さっています。どんなに暑い夏の日も、どんなに寒い冬の朝も、晴れている日は必ず公園に向かい、継続してきました。6時半に集合して、皆でラジオ体操をしてから始めるのですが、とても楽しくて、最高の一日の始まりだと感じます。皆さんと笑って運動ができることに、この上ない幸福感を感じます。皆さんに「ありがとうございます。」と言い、皆さんに「ありがとうございます。」と言っていただき、喜んでいただけて、心から幸せを感じています。

 「感謝」は私の人生のテーマ。今後も大切にしていきたいと思いましたし、エンドルフィンの効果も期待して、さらに心身の健康の増進に役立てたいと思いました。

 

 今まで、あまり意識をすることがなかった脳内物質について、とても分かりやすく解説されていて、とても興味深く読ませていただきました。

 脳科学的に明らかになっている効果的な行動指針が分かり、より健康で生きやすい毎日を過ごすために、とても役立つ本だと思いました。ご縁に感謝し、達成感と幸福感とともに、感想を書き終わります。ありがとうございました。