読み応えのある
おもしろいご本を読み終えました。
内容を忘れてしまわないよう
備忘録として記録しておきます。
『成功する子 失敗する子
−何が「その後の人生」を決めるのか–』
ポール・タフ
高山真由美 訳
英治出版
Q. 子どもたちが大人になるまでに
身につけておくと良いと思うスキルは
何だと考えますか？
人それぞれ、考え方は違って当然ですし、
答えはないように思います。
テキストを読み解く能力？
数字を操る能力？
どのような道を進むにしても、
誰だって、
なんらかの困難や障害にぶつかると思います。
そんな時に、
大切な能力、スキルは何なのでしょうか。
どうしたら、
子どもたちはそのスキルを
手に入れることができるのでしょうか。
人生の満足度や達成度と深く関わる強み 【７つの気質】
人生を満足のいくものにするために、
そして達成感を味わいながら
充実した日々を送るために、
大切な気質があります。
それは...
以下の７つの気質です。
やり抜く力
自制心
意欲
社会的知性
感謝の気持ち
オプティミズム（楽観主義）
好奇心
上記の７つの強みを見て、
どう思いましたか？
ご自身に(もしくはお子様に)
備わっている強みはありますか？
実行機能と、その中で最も重要な二つの能力
本書の中で、子どもたちが身につけておくと良い
大切な能力として挙げられる能力が
実行機能
実行機能とは…
「混乱していたり、
予測が付きづらかったりする状況や情報に
対応・対処する能力」で、
この能力は、
家庭環境と深い関係があると言われます。
幼少期のストレスや逆境が、
一生続くダメージを引き起こす可能性がある。
実行機能のうち、最も重要なものは、
①認知における柔軟性 と ②自制
の二つ。
①「認知における柔軟性」とは、
ある問題に対し、
これまでとは別の解決を見つける能力。
既存の枠組にとらわれずに考える能力。
②「認知の自制」とは、
本能あるいは習慣による反応を抑制し、
代わりにもっと効果の高い行動を取る能力。
運命を変える５つの能力
やり抜く力
誠実さ
レジリエンス
満足を先延ばしにする能力
臨機応変の才
私たち親ができること
〈こどもが乳幼児の場合〉
感情面での要求に対して、親が敏感に応えることが大切である。
（泣いた時に親からすぐに
しっかりとした反応を受けた赤ちゃんは、
一歳になる頃、泣いても無視された子どもよりも
自立心が強く積極的になるそうです。）
深刻な心的外傷と慢性的なストレスから
可能な限り子供を守ることが大切である。
ひとりの親とーー理想的にはふたりの親とーー
安定した、愛情深い関係を築くことが大切である。
これが、成功の秘訣の大きな大きな一部である。
今、二人の男の子と共に成長中ですが、
なかなか自分の理想の「親」ができていません。
息子たちは、何を感じ、何を思っているんでしょう。。。
体も心も成長期の息子たち。
いろんな形で私にメッセージを送ってくれます。
私は、
子どもたちに接する時の自分を俯瞰して見ながら、
「こんな自分がいたんだ…」と発見することが多々あります。
鏡のように、子どもたちが見せてくれる、
自分の姿。
毎回、反省です。
どこまでもどこまでも、
反省し、磨く旅。
私は器の大きな母になる。
息子たちの力をいただき、そうなります。
全ての事柄が、自分にとって、ベストな結果。
ありがたい。ありがたい。
生きてる。
おかげさま。
ありがとう。
感謝。