お別れが近いかもしれません | オットが膵臓がんになりました

オットが膵臓がんになりました

2020年2月26日に実施された会社の健康診断で精密検査を推奨され、あれよあれよと言う間に検査入院→細胞診→告知と言う怒涛の一年がスタートしました。
同じ境遇の方やいろんなアドバイスを頂けたらと思い、ブログを始めました。

毎週末に決まって急変を起こすオット


昨日の夜は私が病室に泊まり込み、なかなか眠れないと言うオットと夜中までいろんな話をしました


と言っても私がほとんど喋ってたけど


普段は子供達を留守番させて私が泊まり込む事ができないので、週末だけ私が義理母に代わって泊まり込む日だけ、なんかふたりだけの空間に末期がん患者そっちのけでウキウキおしゃべりしてしまうのです


そんなこんなでもう疲れたから寝ると言って私から

おやすみ

と言いました


最近言ってないでしょ?

って言って


そうだな

と言ってオットも

おやすみ

と言いました


そして魔の週末の今日を迎えました


朝起きて今日は土曜日だから子供達とまた後で来ようかなーって言ったら、今日は大人しくしていたいから今日はやめてくれと言われて、私は子供達だってたくさん我慢してるのに、、、と言ってしまいました


するとオットは

じゃあ連れてくればいいだろ!

オレが我慢するからいいよ!

と言いました


私はもういい

連れてこないから

私がいても体調悪くなるだけだから帰る

と言って無言で出て来てしまったのです


思い込む事でそうなってしまうかもしれないから今日は大丈夫!って思おう!

って言ってた事もあって、また土曜日に急変すると思っていませんでした


そして、子供の剣道が終わる時間に剣道の写真を送っても既読にならない

付き添ってる義理母に大丈夫ですか?とLINEしても既読にならない


嫌な予感しかしない


病棟に電話する


夜19:00頃から痛み出して、今さっき吐血しました!

これから検査して必要であれば輸血します!

奥さん向かえますか!?


と言われて、子供を家に送り届けてそのまま病院に向かいました


これで3回目

なんとなくまたかぁーって言う慣れ?みたいなのもあって、また輸血したら回復するって思って、病室に入ったらやっぱりいつものオットがいました


おー

と言って

今は痛みは?って聞いていたら、うーん3か4くらい

と言っていたので少し安心していたら、なんかまたあの痛みが来るかもと言い出し、ナースコールして痛み止めの点滴を作って貰ってる間に突然


痛い痛い痛い痛い!!!!!!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!


みぞおちが!

肩が!

全身痛い!

もう勘弁してくれ!

殺してくれ!


とベッド上で暴れ出し、それが10分くらい続いてからまた吐血しました


みぞおちに腫瘍が噛んでいるからそこからの出血だろうと言う事ですが、肝臓には100個以上の転移もあるし、元々再々発したのは動脈と神経に絡みついてだったし、もはやここまできて意識もあって痛みを感じ暴れる体力はどこから来てるのかもう謎でしか無い状態です


吐血後のヘモグロビンは6.7

輸血決定です

輸血の準備の間に計測した血圧は上が80から上がらない

酸素は88

手先は真っ白


輸血が早く届いてくれ

痛みは暴れ出してから舌下もレスキューも貼付もして持続点滴でも入れているのに4〜5を行ったり来たり

いつMAXになるかわからない恐怖でオットは震えてた

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖いと


今看護師さんが大至急で準備してくれてるからね

大丈夫だからね

心配ないから

痛いよね

しんどいね


と声をかけるしかない無力感


右手はCVポート

左手は輸血用のルート


血圧どこで測ろうかって


看護師さんふくらはぎで測ってた!


113の72


めっちゃ正常!

と思ったら、足で計測した場合はそこから20引くのだとか


まぁ、でもさっきよりはマシだよね


酸素もマスクをつけてなんとか99


とりあえず山は去った


きっと


オットも大丈夫と言って意識は朦朧だったけどなんとか意思疎通ははかれた!


と、子供達を置いて来てるので一旦帰宅しますと看護師さんに伝えて、今は義理母が泊まり込んでいます


その時に看護師さんに


そろそろその時が近づいているかもしれない

だんだんと血圧の戻りが悪くなって来てる

今日で3回目だから何回も奇跡は起こらない

今は落ち着いたけど、やっぱりちょっと安心はできない

お子さんたちも会わせるなら会わせてあげてね


と言われました


その時はそつなく返したけど、気づいたら病院出て駐車場まで、北風ビュービューの中、上着も着ずに歩いてた

なんかうわのそらってこう言う事かーって


帰ってきてまだ長女だけ起きてて、なんかホッとしたらボロボロ涙が止まらなくなった

娘に泣きながら説明した


その時は近いかもしれない事

でもその時だけを見ないで、その先の未来を考えて乗り越えてほしい事

とてもとても悲しいと思うけど、ママは全力であなたたちを絶対に幸せにする約束をする事

きっとパパも同じ思い出あると思う事


娘は泣きながらでも頑張って最後まで聞いてくれた


明日みんなとパパに会いに行こうと思うって言ったら、娘は私は行きたくないと言ったけど、また明日聞くね、今日はもう寝なさいと言った


考えても考えても答えは出ません


本当にこれでいいのか


子供達の未来に悲しい記憶として残っても、怖い記憶として残ってほしくない