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さて。『大河への道』の感想つづきです。
ただでさえ観てから時間経ってるのに感想くらい早くまとめろよって自分でも思ってるんだけどね…滝汗しかも書きはじめるとまとまらない


忠敬さんを中心に進む作品ですが、実は忠敬さん自身は…一切でてきません!

ネタバレすると、地図の完成前に忠敬さんは亡くなってしまい、でも亡くなったことがバレてしまうと地図作成の事業自体が中止となってしまう(幕府からの資金援助がなくなる)ため、忠敬さんの死を3年間隠しながら日本地図の完成を目指すお話なのです。


なのでキーパーソンは間違いなく忠敬さんですが、物語は生前の忠敬さんと共に地図作りに携わった伊能隊の人たちと、地図作り事業の監督役である幕臣・高橋景保(中井さん)がメイン。


大河ドラマって主人公はそれこそ忠敬さんのような偉人が1人抜擢されますが、
そうではなくて、その"偉人(忠敬さん)を支えた名もなき人たち"にスポットを当てたところがこの作品の1番よかったところだと思う虹そして多分これがこの作品が1番伝えたかったこと


  歴史上の名もなき人たち

忠敬さんは間違いなく偉人です。
偉人っていうか、個人的には狂人の方が言い得て妙の印象。←褒めてます
偉人と狂人って紙一重っすよねにやりww


でもどんなにとんでもない偉人でも、1人じゃ偉業は成し遂げられないのです。
地図が無事に完成したのは、亡くなっても忠敬さんを慕いつづけ、忠敬さんが人生をかけた大事業をなんとか完成させたい、忠敬さんの志を成し遂げたいと最後まで諦めなかった伊能隊の人たちがいたからです。


初めての日本地図を作成して、もしかしたらイギリスに植民地にされたかもしれないこの国を守ったのは、忠敬さんではなく、歴史には名前が残っていない伊能隊の人たちだと私は思います。
忠敬さんがどれだけ素晴らしいポテンシャルを秘めた人だったとしても、伊能隊の人たちの支えなしでは地図は絶対完成しなかったわけです。完成前に死んじゃってるしね…


この映画をみて、歴史に名前を残してる偉人っていわゆる"旗印"や"旗手"の役割なんだろうなぁってフト思ったんです。
表立っているから華やかだし目立つけれど、その旗は決して1人の力だけで持てるものではなくて、見えないところで一緒に持ってくれている人たちが必ずいるんですよね。


他者の目に映るのはど真ん中にいる"旗印"や"旗手"だからそれになりたがる人の方が多いんでしょうけどね。
でも偉業を成せるのは"(外からは)みえない存在"がいてこそであって、
逆を返せば"(表立った)みえる存在"だけでは成し得ないんだろうな、と。
そんなことをしみじみ感じました。


  利他の志

この作品をみてもう1つ強く感じたのは、これまでの歴史の中で成し遂げられてきたどんな偉業もその根本にある力って"誰か"や"何か"を想う力なんだろうなってこと。

思いやりとはちょっと違うかなうーん
まっすぐで純粋な想いの力。


この作品はもちろんフィクションなんだけど、自分でも驚くような力が湧きでてくるのってきっと自分以外の、"利他"の気持ちが強い時なんじゃないかな。



尊敬する忠敬さんへの忠義を貫いた伊能隊の人たちの想い。
地図を完成させた名誉として歴史に名前が残るのは忠敬さんであり、自分たちの名前は決して残らない。
それどころか、すでに忠敬さんが亡くなっていることを隠していた(=幕府を謀って支援金を不正に受け取っていた)とバレたら全員死罪なわけです。

それでも日本地図を完成させたい。
忠敬さんの志を成し遂げたい。


すごいですよね。超胸アツですよね。
まさに武士道です炎伊能隊の人たちは武士じゃないけど…


そして日本の未来をおもった忠敬さんの想い。
はじまりは「地球の大きさを知りたい」って個人的な知的好奇心からだけど、蝦夷地測量の時にロシアからの侵略のことを聞いたことで「日本を異国から守るために地図が必要になる」と意識が変わっていったそう。


出てくる人たちの熱い想いが、観てるこちらの心にじわじわ迫ってくるんです。
正直、この作品は派手さは全くないです。
でも本当に人を惹きつける力ってこういうものなんだよなぁ。



あああああまた長くなってしまった。。ゲロー
もう1回だけつづきまする。次はもっと早くあげたい…



2022.07.14
一花ぽってりフラワー