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先日BSで『サマーフィルムにのって』がテレビ初放送されてました。
今年1月に映画館でみたんですがめっっちゃくちゃいい作品で。
また観たいと思っていたのでとても楽しみにしていて、何回みてもやっぱりすごくいい
今日までで3回放送されてるけど全部みてる(もちろん録画もしてるww)
時代劇オタクの女子高生が仲間と一緒に時代劇映画を初めて撮るストーリーで、青春・友情・恋愛・時代劇・SFと色んなジャンルが入り混ざってます。←文章にするとカオスですがww
怒涛のクライマックスからのカッコよすぎる締め方、こんな映画みたことなかったですもん。いやもう本当にラストが観客の予想の斜め上をいきますよ。めちゃくちゃ胸熱です
脚本もすごいけどそれを体現してる役者陣も凄まじいのです。
観て絶対損はしないと言いきれる。そんな映画。
あと好きなものにただひたむきに打ちこんでる姿ってすごくキラキラしてて美しいんですよね。いいねぇ青春
そしてこの映画も「つなぐ」がキーワードの1つで。
身の回りでやたらと目につくなと気づきはじめたのは今年に入ってからかな。本腰入れて考えなきゃいけないキーワードなんだろうなぁ
"映画ってスクリーンを通して今と過去をつないでくれるんだと思う。私も、私の映画で未来につなぎたい。"
"映画はなくならない。私がなくならせない。さようならって言ってやらない。映画と別れてなんかやらない。一緒に未来を生きるんだ。"
主人公・ハダシのかっこよすぎて泣けたセリフ
確固たる決意のもとに作られつづけたハダシの作品だからこそ、凛太郎の人生を変えるくらいの熱量があったんだと思う。
"たまたま監督の映画をみて人生変わったんです。監督の映画だから届いたんです。
俺が絶対この映画を未来に残してみせます。
てか、未来変えてみせます!"
"未来で映画撮ります。"
主演の2人の熱演がまたすごいんだ。
本気の熱が入ってるから観てるこっちの胸をすごく打つんです
「つないでいきたい」と思った人(ハダシ)が行動をおこして、その熱量を受けとった後世の人(凛太郎)がまた「つなげていこう」と行動して、そうやって長い長い時をかけて人はバトンをつなげていくんだなって。
すごいですよね。時間なんて人間じゃ絶対に敵わないものが相手だろうが、つながっていくものが確かにあるんですから。
真っ直ぐな熱量はどれだけ時間に阻まれたとしても届くんです。
映画を観て救われた人間が、映画に恩返しをしようと映画を撮りはじめて、今度はその映画でまた別の人が同じように救われる。
そうやって過去と今と未来がつながっていく。
映画に限らず、色々なものや想いがこうやってつながってきたんだなと思うと世界ってとんでもない奇跡の塊なんだなって感じる。
循環すごい!人間もすごい!!
一見すると円のようにもみえるけど、本当は螺旋階段みたいに、ぐるぐると少しずつ少しずつ上(未来)につながっていくものなのかもしれないなぁ。。
2022.04.25
一花