近くの映画館は『神在月のこども』の上映やっぱりおわってしまったので4週間ぶりに映画館に行かない日曜でした。。

今月ほんと毎週のように行ってたなねー




私の10月を捧げた『神在月のこども』の感想?考察?です。

今日は主人公・カンナちゃんのお母さんである弥生さんのこと。柴咲コウさんが声優を担当されてます!



弥生さんは韋駄天神の末裔で、神在祭に集まった神々のために馳走を集めて神在祭当日にお届けをするというお役目を担っていました。

(弥生さんが亡くなってしまったため娘のカンナちゃんが代わりにお役目を果たすために東京出雲まで走る物語です)



この弥生さんが、娘に"カンナ"と名付けた理由がまた色々考えさせられまして。



"神様の力なんかなくても、自分の力で運命を切り拓いていけるように。

だから"神無(カンナ)"って名付けたの。"



この名付けの理由を聞いた時にフト思い出したことがあって。



ちょいちょいお世話になっている体操の先生がいまして、この先生は霊能者ではないのでみえたりきこえたりされることはないのですが、考え方はとてもスピリチュアルな方です。



その先生が2年前くらいかな?「みえたりきこえたりする能力をあげるって言われても、私はそんな力ほしくないな〜ニヤリってお話しされたことがあるんです。



これ、当時は全然わからなかったんです。

もらえるならみえたりきこえたりする方が良くない?って私は思ってたので。今思うとスピにめっちゃかぶれた考えですよね


でも今なら先生がこう言った気持ちが何となくわかるんですよね。

そして、たぶん弥生さんも同じなんだろうなーって思ったんです。




むしろカンナちゃんには神様の力なんか持たず、神様からのお役目なんか担わず、ずーっとそんなこと知らないまま生きて欲しかったんじゃないかなと。

そんな力を持ってしまったら普通より苦労することがわかってるから。誰だって自分の子供に重荷なんか背負わせたくないだろうし。



神様の力を持つ「特別」になるよりも、自分の力で人生を切り拓いていける「普通」の人間であってほしかったんじゃないかなって。


そっちの方がずっとステキだってことが、弥生さんはわかってたんだろうなと思う。



あとは、カンナちゃんを神様に取られたくなかったのかもなぁ。。



私自身も今「みえたりきこえたりする能力をあげる」って言われたら悩むかもな〜と思うんですよね。

弥生さんがカンナちゃんに望んだように、私も"自分の力で"切り拓きたくて今世はきたんじゃないかなと思うから。私なんかはみえたりきこえたりしたら多分そのまま受け手に徹しそうな気がするし



神様からいただいた力を使ってのお役目もとても大事だし必要なことだと思います。


でも私は、それをただ受け取るんじゃなくて、自分の足で切り拓きたい。

自分の足で動いて、自分の頭で思考して、真理をみつけたいし知りたい。



いいなぁとは思いますけどね。単純に知れることは多そうですしうーん

知識欲や好奇心の観点からは憧れます。



私は韋駄天神の末裔でもないし、みえたりきこえたりもしないし、普通の凡人だけども。

神無の凡人ってことも、素晴らしい素質の1つなのかもしれないなぁとも思ったのです照れ




2021.10.31

一花ぽってりフラワー