『神在月のこども』2回目観てきました!
本なんかもそうだけど、同じ話を観ているはずなのに心が動く場面が前回とはまた違うのが面白い
初見は「自分の"好き"」に対する印象が強く残りましたが、2回目は神様ってやっぱり基本的には厳しいよな〜って感覚が印象的でした。
神様なりの慈悲
主人公・カンナちゃんが神在祭のためのご馳走を各地の神々からいただきながら出雲へ向かう道中、諏訪大社の龍神様(タケミナカタ様)の元にも立ち寄るシーンがありまして。
龍神様はカンナちゃんの覚悟を試すために(というか本人に自分の本音を認識させるために)試練を与えるのですが。。
神様ってさ、、、こちらの本音も答えもぜーんぶわかってるはずなのに絶っっっ対教えてくれないですよね
あくまで自分の力で見つけさせる。そのためには絶対無理だろって試練さえも与える。
数学の問題と同じで、答えだけ教えてもらってもその答えが導き出される計算過程を理解してなければ意味ないというか。
過程がわかってなければまた同じ問題にぶつかっても解けませんから。それでは意味がない。
大事なのは答えを知ることではなく、その答えが導き出される過程を自身で納得することってことなんだろうなと思います。
みてる側(もしくは経験してる側)からすると意地悪だなぁと思っちゃうんですが、たぶんこれが神様なりの慈悲なんですよね。
まぁ実際やられると私も逆ギレしたりしがちなんですけどww
だから誰かに「答えだけ教えてもらう」ってのはやり方としては本来よろしくないんでしょうね。手っ取り早いからやりがちなんだけど。
ヒントをもらいつつも、「自分の力で」見つけた、たどり着いたことがほんとうの「本質」なんだと思います。
雨の参拝
あと雨とか曇りのシーンが多かったのも今回やけに気になったなー。
この作品、晴れのシーンがほとんどないのですよ時間軸としては1日の出来事だしな、、
私も超雨女で神様に会いにいく時は曇りや雨がほとんどなので親近感というか、やけに入れ込んで見てしまったのはこれも要因として大きかったかも
私が神社仏閣に行く時って毎回ほんと天気悪くて出雲にも3回いってるけど3回とも雨だったなぁ。。
最初の頃は私行かないほうがいいのかなって結構真剣に悩んでたんです。だって正直、晴天と比べて雨ってあんまりいい印象ないじゃないですか。私だって晴れの方が好きですし
でも雨降ってても別に嫌われてる空気は感じない。むしろ私も大好きで、あちらからも可愛がってもらってるなって感じる神社仏閣はファーストコンタクトはほぼ天気悪かった
4年前に行った出雲大社。空めっちゃモヤってる。笑
そんなこんなで最近では、私は神仏にとって曇りや雨の時に必要な人種なんだろうなってなんとなーく思ってるんですよね。
雨男・雨女は龍神とのご縁が深いってよく聞くけどたぶんそれもある。←自覚はある
今では天気悪い=行っていい(歓迎されてる)んだなと思うようになってるくらいww
もちろん大好きな神社仏閣でも毎回天気悪いわけではなくめっちゃ晴天の日もあるわけですが。そういう日は今日は私特にすることないのかなーって。雨の参拝に慣れすぎ?笑
ちょっと調べてみたら出雲は雨が降ると縁起がいいんだってね!遷宮の時も雨が降ったとか。もしほんとにそうならすごく嬉しいんだけど
雨って単純にテンション下がるので雨女であるのが嫌になることも多いんだけど、雨の日に神様をまわることも悪くないのかもしれないなぁと、今回改めて感じられたこともよかった。
雨女も案外悪くないのかもしれない
2021.10.21
一花