OECDのHPリニューアルしてますビックリマーク

 

OECDモデル租税条約さんに御用があり,最近よく検索をしています。

 

OECDは,「経済協力開発機構」の名称で知られていると思いますが,私達が仕事で使うのは「OECDモデル租税条約」です。

 

OECDには色々な機能がありますが,その租税分野の役割として,「租税委員会(CFA:Committee on Fiscal Affairs)」を中心に、「OECDモデル租税条約」や、「OECD移転価格ガイドライン」等の国際協調が重要な分野で,国際的に共通の課税ルールを整備し,その共有化を図っています。

 

例えば,2国間の租税条約を結ぶとしても,世界各国が各々バラバラに条約を結んでいては,一体いくつの租税条約=ルールが世界中にできてしまうでしょう。また,その基準もバラバラになってしまいます。

 

ある国では,税金はお米で課すとし,ある国では王様にお金を納付するとし,ある国では呼吸するだけで課税される(?!)としたら。

 

ですので,簡単にいえば,みんなで集まりOECDという機関を作り,そこで共有のルールを考えて,それを改正したり管理運用していこうというわけです。

 

OECDモデル租税条約というのは,租税条約の「国際基準」みたいなものです。

 

これに似ているもので,「国連モデル租税条約」というのもあります。これもまた別の機会に。

 

OECDモデル租税条約は,何度も改訂を繰り返しているため,租税訴訟を考えるときには,何年度版を参考に検討するか,気をつけないといけません。

 

そういうわけで,今日は2003年版が欲しくて,いつも通りブックマークしてあるサイトに飛ぼうとしたら…,エラー驚き

 

い,いやいや…そんなことは…時間を空けてトライしても…,エラー無気力

 

なので,国税庁の「租税条約関係」のページから飛ぼうとしても…,エラー魂

 

さすがに,ちょっと頭白くなりました。

 

しかし,「OECD」のトップページから入ったら,ちゃんと入れる!?

 

とにかく,入れたのだからあるはず…と,しばらく探したら,ありました昇天

 

とてもとても肝が冷えたので…リンクこちらに貼っておきます。どうか,このリンクで,救われる方がいらっしゃいますように。

 

ちなみに,このページから,過去分のデータに飛べますので,最新2017年版あたりをブックマークしておくことをおススメします。

 

新しい「OECDモデル租税条約」のアドレス

出典:OECD(Organisation for Economic Co-operation and Development)