【合理的配慮】視覚的な補助代替コミュニケーションを保障しよう <門眞一郎先生の講演より> | 宝塚市から全国へ★宝塚発達コミュニティ『花』 親と支援者の会、親の会、発達障害、発達凸凹、グレーゾーン、自閉症スペクトラム、ADHD

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 ベル 花主催講演会 ベル 
2016年10月30日(日)

子どもたちの可能性を信じて

~発達に特性を持つ子どもたちとの関わり~

発達凸凹キッズの「原石」を「宝石」として磨く方法キラキラ 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

ひかりですぺこりパンダ

 

私は、参加していないし、

少し前の話になるのですが

Facebookで

とても心に突き刺さる

一枚の写真を見ました。

 

 

絵カードのPECSで有名な

児童精神科医の門眞一郎先生の許可と

写真撮影者の伊藤あづささんの許可を得て

門先生の講演での資料の中の

一枚を皆さんにご紹介します。

 

 

 

自閉症スペクトラムの人に合理的な配慮の一つである視覚的な補助代替コミュニケーション手段を保障しないことは、権利の侵害であり、差別行為であり、心理的虐待であり、ネグレクトである。

 

 

とても強い言葉で書かれています。

 

今でこそ、割とメジャーに知られるようになりましたが

10年以上も前から

門先生は絵カードなどによる

補助代替コミュニケーションの

必要性を訴えて来られたそうです。

 

視覚優位な特性を持っている人が多い

発達障がい。

耳ではわからなくても、

目で見ればわかる。

それなら、目で見てわかるようにするのが

「当たり前」の社会にしていきましょう。

 

今年2016年4月に

障害者差別解消法が施行されました。

 

合理的配慮は努力義務となりました。

 

学校園や職場などで

未だ理解を得られない場合もあるかもしれません。

 

その理由はなんでしょうか?

「前例がないから?」

「ほかの生徒への影響?」

「予算がないから??」

いろいろ変革を嫌い、

出来ない言い訳を並べる場合も

悲しいかな全国どこでもありますよね。

 

一体誰を向いて話をしてるのでしょうね?

 

困っている子が人が目の前にいるのに。

専門家の専門医の上記の言葉を

重く受け止めていただきたいと思います。

 

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さて、私たち親はどうでしょう?

まさか子どもが自分を困らせてるって

なんてまさか思ってないですよね??

 

車いすに必要な配慮は

目に見えるからわかります。

白杖に必要な配慮も

目に見えるからわかります。

 

発達障がいは、一人ひとり特性が違います。

目には見えません。

いっぱい観察して

穴が開くほど観察して勉強して

必要な支援をトライアンドエラーで

探して行くしかありません。

常に状況は変わるから、支援と評価のくりかえし。

 

泣いても笑っても

障がいを受け入れても受け入れなくても

診断があってもなくてもそんなものは関係なく

目の前にいる本人の困ってる事への配慮はゼッタイ!!

 

がんばろ、お母さんハート

 

お母さんが頑張ったら

子どもの笑顔もきっと増えるニコニコ

 

子どもの悪口は言わないでくださいね。

子どもの問題行動は

困りを全身で表現しているんです。

 

『花』で子どもの悪口言ってたら

勉強不足~とすぐツッコミはいります刀チュー

 

ただ、苦しい気持ちをガマンしろ!と

言ってるわけじゃないんですよ。

 

大変な気持ちは共有して

悩みもシェアして

解決法を探していきましょうラブラブ

きっと子どものことが

前よりもっと可愛く思えるはず。

 

親が勉強して

子どもの育ちを応援する、

そしてそれを伝えて行って広報活動するしか

無理解な社会を変えることはできないと思っています。

 

待っていても何も変わらない。

 

出来る人ができる事を

目の前の一人ひとりに伝えて行く事が

じわじわじわじわ広がって

社会が変わっていくことにつながる。

 

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やまゆり園の事件から

「多様性」の必要性が

少しずつ認知されるようになってきています。

社会は今、古い認識の殻を

脱ぎ切れるかどうか試されていると思う。

 

我が家では川エビを飼っているけど

本当に細く長いヒゲの先まで

綺麗に脱皮する。

ヒゲの先、指の先まで

古い価値観を脱げるかどうかは

私たち親にかかっていると思う。

 

 

だけど障がいは社会的障壁というだけあって

理解を得られないことも…。

もし周囲の理解を得られないときも、

決して法を振りかざすのではなく、

知ってもらうためのツールとしての

糸口として使っていきたいですね。

支援の仲間を応援団を作るような気持ちでラブラブ

 

『花』でも孤軍奮闘、

所属のコミュニティで

資料を作り、根回しして啓発を訴えて

撃沈する仲間もいます。

 

それでも私たちは手をつないで諦めない。

 

 

今、障害者と呼ばれる人たちが

当たり前に社会と共生できる日を

絶対に実現させる。

 

 

そのためにも門先生の言葉を

ずっしり心に受け止めます。

一歩ずつ進んでいくために。

 

みなさんも今一度

お子さんに必要な配慮、

感じて考えてみてくださいね。

 

 

お花。ひかりお花。

 

 

 

困ったときは、『花』までどうぞ若葉

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