今回は「介護」について、私の体験を踏まえてお伝えしたいと思います。
何しろ、親の介護歴15年(現在進行中!)です。何かの参考になるかもしれませんので、よろしければ最後までご覧下さい。
介護を楽にさせる3つの心得
親の介護が突然やってくることは、避けて通れない課題の一つかもしれません。そもそも、介護とは何なのでしょうね?
経験したことがないと、わかりにくいと思います。新聞、雑誌、テレビ、ネット等で山ほどの情報を集めても、介護はわからないのが当然です。
そもそも、介護とは理屈ではないですよ。
でも、介護の特徴事前に知っておくだけで、いざという時の不安や負担が少し軽くなることがあります。介護を少しでも「楽に」するために知っておきたい3つの心構えについてお伝えします。
1. 介護は突然やってくる
介護と育児。どちらもお世話をすることですよね。主に家族が行います。
育児は、赤ちゃんが生まれる前の準備期間がありますが、介護はそうではありません。
介護は、突然やってきます。
例えば、昨日まで元気だった親が突然倒れたり、病院で「要介護認定を受けた方がいい」と言われることもあります。
このように、介護はある日突然やってくることが多く、心の準備ができていない状態で始まるのが特徴です。
だからこそ、「もしもの時」を少しだけ想定しておくことが大切です。

地域の介護サービスや行政の相談窓口の情報を集めておいたり、家族で話し合っておくことで、急な状況に慌てず対応しやすくなります。
実際は思い通りにならないものですが、多少なりとも予備知識があるとよいです。
2. 介護は終わりが見えない
育児は、子どもが成長し、独立するというゴールがあります。学校の卒業や就職や結婚等を機会に親の手から離れて独立した人生を歩みます。
一方、介護は違います。親がどれだけ介護を必要とするのか、どれくらいの期間続くのかは誰にもわかりません。
この「終わりが見えない」という特徴が、介護する人には精神的な負担となるのです。

だからこそ、自分だけで抱え込まずに、家族やプロのサポートを頼ることが大切です。介護保険制度はできる限り使った方がよいです。
介添えの仕方等もプロから学ぶことも多いです。
介護をするご自身の体力や心の健康を守るためにも、定期的に「休む勇気」を持つことが必要なのです。
3. 介護には「正解」がない
介護には、「こうすればうまくいく」というマニュアルや正解はありません。
親の健康状態や性格、自分の生活スタイル、家族の意見などによって最適な方法は異なります。
例えば、在宅介護が合っている場合もあれば、施設介護が親や家族にとって最善の選択になることもあります。
どうすればよいのでしょうか…。
迷いや葛藤が生じるのは当然のこと。
大切なのは、他人と比較せずに自分たちのペースで最善の方法を模索することです。どの選択にもメリットとデメリットがあると理解して、柔軟に対応するように心構えが必要かと思われます。
少しの心構えで介護が「楽」になる
今回は、「介護について知っておきの3つの心構え」をお伝えしました。事前に心構えをしておくだけで、いざという時の負担が大きく変わります。
突然の出来事に備え、情報を集めておいたり、誰かの手助けを受ける準備をしておくことが、家族全員の心と体を守ります。
また、「正解がない」中でも、小さな工夫やサポートを受けることで、介護の中にささやかな幸せや達成感を得られる瞬間が、きっと訪れます。そうして欲しいのです…。
全部を背負い込むのは大変なのです。介護する側が潰れてしまうのです…。
なので、ギブアップする前に助けを求めることが肝要です。
この記事が、介護に直面した時に少しでも心の支えになることを願っています。私の経験からお伝えできることがあれば幸いです。
現在、介護進行中の方も、どうか無理をしすぎないで自分自身も大切にしながら進んでいきましょう。
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セラピスト マリアンヌ・ユカ





