街路樹の葉がわずかに色づき始めるこの季節、ふと見上げる空に秋の気配を感じます。
季節が巡るたびに、自分もまた時を重ねてきたのだと感じます。
もう、勝ち負けにこだわらない
結果だけにこだわらない柔軟性
勝負とは何なのでしょう?
競技においては、勝敗は決まります。順位も決まりますね。時の運もありましょう。
- 試合の日
- 試験の日
- 面接の日…
定められたその日に万全の状態で臨むことになります。参加するその日に焦点を当てて臨むのです。
参加者は皆が同じ土俵にならないと不公平ですよね
しかしながら、不思議なもので
人は思わぬ出来事に遭遇するものです。
決戦日の前日に負傷したり、ご家族が入院したり等々と…
万全の状態で参加できるなら、それだけで幸運でありましょう。
実際はそういうわけにはいかないと思います。
言葉にしないだけで、それぞれが、何かを抱えて戦っていると思います。
結果とした勝敗が出たところで、あまりに一喜一憂するのは短絡的かもしれません。
つまり、結果が全てではない
ということです。
努力が実る勝利
もちろん、努力の成果として結果が伴うことにも価値があります。
たとえば資格試験に合格することで就職や転職に役立つことは、それなりに意味がありましょう。
公的な資格としてご自身のPRになります。
私も社会人になってから、資格取得に励んだものです。法学部出身ではないものの、行政書士試験、社会保険労務士試験、宅建等々に挑戦してきました。
仕事をしながら国家試験に臨むのは生半可な気持ちでは挫折します。多くを犠牲にしながら励みました。
そうした苦行を乗り越えて合格したときは本当に嬉しかったです。
愛犬を亡くしてからの早稲田大学での学問修養。社会人でありながら、早稲田大学合格はこれもまた嬉しかったです。今では博士課程の大学院生です。
闘う相手は誰ですか?
なので、今、私がお伝えしているのは
誰かと競い合う勝負のことです。
目的のためには手段を選ばず!
で勝ってとも、満足できますか?
一時の勝利者としてなったにすぎません
勝者になって得られた賞金も、心が満たされなければ意味をなさないでしょう。無駄なお金になるだけです。
勝負する相手は己にあり
闘う相手は自分です
他者と競い合う気持ちが失せない限り、満足感は得られません。いつも誰かを意識し続ける疲弊感が募ります。
それって、幸せなことでしょうか?
ご自分の内側に目を向けて、まずまず頑張ったなという達成感が有る方が励みになりませんか?
- ここまでやった
- 次はこうしよう
- 自分には向いていないかもしれない
自分を客観的に捉えることにもなります。
意識の向け方次第で、楽しくも苦しくもなります。
限られたこの人生です。
比べるだけではなく自分らしく楽しめたら…
それが何よりの勝利ではないでしょうか。
セラピスト マリアンヌ・ユカ







