こんにちは。
死別の悲嘆に寄り添う心理士の藤間 みさきです。
今朝は、ひんやりと肌寒い空気でした。
そろそろ1月の半ばに差し掛かり、正月気分もすっかり抜けている頃でしょうか。
皆様におかれましては、どうか風邪等をお召しになられませぬように。引き続き、気を引き締めてお過ごしなさって下さい。
死別の悲嘆に必要な喪の作業のすゝめ
出会いの数だけ、別れがございます。
特に大事な方との死別の別れは、遺される方にキツイ時間となっていきます。喪を意識しながらお過ごしになられることをお勧めしたいです。
喪とは
大事な相手との死別の別れは、遺される側の嘆きや哀しみの時間が続きます。
ご自分にとっての大事な相手は思い浮かびますか
- 親
- 夫婦
- 子ども
- 兄弟姉妹
- 動物(ペット)
- 友人や恋人 等々
死別の別れ方はそれぞれですが、死者は戻ってこないのです。
生き別れと死に別れとは違うのです。もう二度と会えないのです。
これから、どのように生きていけばよいのでしょうか?
遺された人は、喪に入ることになります。
年賀状による挨拶を控えることがありますよね。
「喪中につき新年のご挨拶を控えさせていただきます」と年末頃に出されることがあります。
つまり、喪とは死者を悼み、その気持ちを表すことです。行動も控え目となります。喪中とは、死者を悼む期間中となります。
喪の作業のすゝめ
死別体験後には、複雑な感情が残ります。
亡くした相手との関係にもよりますが、ご葬儀を済ませておわりということになりません。
ご葬儀の喪主やご家族様は、葬儀という儀式に追われて忙しく動いています。哀しみの感情よりも、やらなければならないことが多いのです。ご挨拶や役所等への手続き等も色々とございます。
そのため、死別の哀しみは後からやってきます。
この感情は時間と共には消えるわけではありませんが、何か営むことにより気持ちの整理がつきます。
どの程度の期間まで行うのかは、個人差がございます。焦らずゆっくりと続けるとよさそうです。
心理学者で有名なフロイトの「喪の作業」をご存知でしょうか?
モーニングワーク、グリーフワーク等とも言われています。この喪の作業に参考にして、ご自身ができそうなことをされるとよいかもしれません。
それでは、実際に喪の作業には何を行うのでしょうか?
それは、その人によります。
それでは、答えになってませんね(* ´艸`)クスクス。失礼しました。
死別の哀しみへの対処は、〇〇△~という一元化されません。本やGoogle等で検索しても正解はありません。
遺された方がどうやって哀しみを和らいでいくのかは、明確な方法はないということです。
風邪の時に風邪薬を処方されることとは違いますΣ(゚д゚lll)ガーン
参考例としては
供養することがわかりやすくて一般的です。
ただ、現代は少子化が進み、跡継ぎがいない家庭が多くなってます。そのため、いわゆる墓守りとなる跡継ぎがいないため、供養の在り方も変わってまいりましょう。お墓を作らなかったり、仏壇がない家庭があっても不思議ではありません。
色々なご事情やお考えでは、必ずしも宗教上の供養に拘らなくてもよさそうです。
つまり、外見上でわかる行いではなく、内面的な心の動きからの行いも喪の仕事となるのです。
次回は、この喪の仕事の具体例をお伝えします。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。