東野圭吾さんの小説です。

 


死の床にある難病の息子のベッドの横で


拓実は20年前に出会った少年のことを思い出していた。


彼は自分の息子だった?


拓実が妻に語る不思議な物語。


20数年前に出生の秘密を知った拓実は


自暴自棄な生活を送っていた。


詐欺まがいの仕事に嫌気がさして


花やしきに出かけた拓実はトキオと名乗る少年に出会う。


拓実とトキオは


失踪した拓実の恋人を見つけるために大阪へ。


その冒険を通じて心を入れ替えた拓実は


後に妻と出会って生まれた子供が時生、です。


ファンタジーなんだけど、


ミステリー要素やちょっとホロッとする場面もあるし、


大阪での2人の冒険は、


私にはかなり馴染み深い場所で、


読んでいて街並みが思い浮かびます。


東野さんの小説は関西が舞台になることもよくあるんで


私にはそれも魅力なんですよね。




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