小川糸さんの小説です。
祖母(先代)が亡くなってツバキ文具店を継いだ主人公
ポッポちゃん(鳩子)の1年が
夏に始まって翌年の春まで
鎌倉の風物と共に描かれています。
ツバキ文具店は文房具屋さんと代書屋さんを営んでいます。
持ち込まれる代書依頼に対して、
適切な文章を適切な文字で、
適切な用紙にしたためて送る仕事は
人の心を汲む必要があるのに
不器用な祖母と孫は
祖母の存命中は相手の心を上手く汲むことができずに
すれ違ったままでした。
が、
不意に祖母の心を知った主人公の心に起きた変化に
あたたかいものを感じました。
代書といえば、
光る君の主役まひろも代書のバイトをしていましたね。
史実かどうかは知りませんが、
紫式部が代書した書簡があったら見てみたいな〜
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