宮部みゆきさんの小説です。
三島屋の黒白の間で語られる変わり百物語、
火焔太鼓
一途の念
魂手形
3編が収録されています。
美丈夫の武士が語る国許の秘事、
彼の家に代々伝わる勤めとは、、、火焔太鼓、
富次郎お気に入りの団子を売る少女の
生い立ちは、そして淡い恋の行方は、、、一途の念、
迷う魂を望むところへ連れて行く水夫との出会いを語る老人は
当時は木賃宿の息子だった、、、魂手形
怖いと言うよりは悲しいお話です。
でも、続きが気になるので
読み進めてしまいますね。
聞き手を富次郎に譲って嫁いだおちかに
子供が生まれて
三島屋は明るさを増しました。
その明るさと語られる物語の闇の対比がすごいな、
とも思いました。
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