西條奈加さんの小説です。



祖父と娘と孫の3人で営んでいた南星屋(菓子屋)が


菓子職人である祖父治兵衛の怪我によって休業に。


徐々に回復しているものの


思うように動かない左手に苦慮する治兵衛。


そこへ降って湧いたように行き倒れ、


雲平が現れる。


雲平は一緒に修行をして兄弟のように思う亥之吉が音信不通になったため


急遽京都から江戸に戻る途中に


持ち金を摺られてしまった。


空腹で倒れた雲平を助けた一家、


なんと!雲平は菓子職人で、


一家を助けて働くことになります。


亥之吉探しを軸に、


南星屋の面々の心模様、


色んな事件も起こるけど、


人の優しさがたくさん描かれています。


美味しそうなお菓子と共に


根っからの悪人が出てこないのが


読んでいて楽しい。


 




 

 

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