「なかなか上手になれない( ；∀；)」
と生徒さん。
「上手だよ」というのだけど、
浮かない顔は変わらず。
そこで、
より分かってもらおうと、デザイン理論などを
より詳しく説明しようとしたり、
本当にあなたは上手だと思っているよ、
と励まし続けてみたり
していませんか?
その瞬間の自分の気持ちを観察してみる
そんな時。
"自分の中に何があるのか"
を観察してみてほしいのです。
私の教え方が下手だからかな(-_-;)
とか
教え忘れていることがあるのかな(-_-;)
という不安だったりしませんか?
だとしたら、その時にあなたがしている行動は、
曇った顔をしている生徒さんの顔が
腫れて明るくなるのを見たくしてしている行動
なのだと思うのです。
ちょっと厳しく聞こえるかもですが、
衝撃の事実をお知らせします。
あなたは実は、
生徒さんのために何かをしようとしているのではなくて、
自分のためにしているのです。
生徒さんの悩みは生徒さんのもの
生徒さんがもし
「うまくなれないことを悩んでいる」
としても、
あなたのレッスンに対して不満を持っているから、
それを表しているのではない、のですよ。
ただただ、
生徒さん自身が自分の中に湧いている感情を
表現しているだけなのです。
もしかしたら、
本人は気付いていないのですが、
疲れていて気分が浮かないだけかもしれないし、
体調を崩しかけてるだけかもしれないのです。
理由はわからないけれど、
今、その瞬間、なんとなく
「うまくなれないな」
「今日は上手にできないな」
って湧いてきただけなのです。
だから、その感情は生徒さんご自身の問題であって、
ある意味あなたとは無関係なんですよね。
言ってる意味わかりますか???
あなたの不安もあなただけの感情
つまり、
生徒さんが悩んでいるところをみて
あなたが感じた不安もまた、
あなただけの感情なのです。
だから、それはあなた自身の問題なのです。
それを、詳しく説明したり、
一生懸命ほめたりするのは、
自分の不安を払しょくするために、
相手を使ってしまっているってことなんですよね。
もしかしたら、
同じ行動を生徒さんが別な日にしたら、
何とも思わないかもしれないってこともあり得るのです。
生徒さんのその日のコンディションと
あなたのその日のコンディションが
たまたま悪い方で一致したってだけなんですよね。
実は。
そんな時どうする?
だからと言って、そんな時に
その生徒さんを放置するわけにはいかないですよね。
どうすればいいかというと…
レッスン時間が長すぎていないのであれば、
「どうしたかったの？」と聞いてあげてください。
それで答えがあるようなら、
「こうしてみたら?」
って提案してあげる。
時間がかかりすぎているようなら、
「上手かどうかじゃなくて、
この作品、好き?嫌い?
見ていて心地いい?悪い?」
って聞いてみてください。
とにかく、です。
大切なのは、視点の切り替えをしてもらうこと。
疲れているとき、
人は視界が狭くなり、ひとつのことにフォーカスします。
その一つのことから、
すっと視点をずらしてあげると、
不思議なもので
見えるものって変わっていくのです。
お花の世界で、意識の世界を使うと、
生徒さんとの関係ってぐっと良くなるし、
あなたももっと楽しくレッスンできるようになりますよー。
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