まだ自宅教室でレッスンしてた頃。
私はずっとレッスン中に
助手として参加してた。
冬のイベントのレッスンには
本当にたくさんの方が集まってくれてた。
朝から晩まで何回転したかな…
やってもやっても終わらない~
そんな気持ちで
そのレッスン期間を過ごしていた。
たくさんの笑顔にも出会えたけど、
それも喜べない程
クタクタになってた。
うれしい悲鳴と疲弊と
ㅤ今思えば、本当にすごい人数だった。
本当なら喜ばなきゃいけない
状況だったんだろうけど。
あと〇日で終わる…って
カウントダウンしながら
なんとか乗り越えた感覚。
私はしょせん助手なので
疲れたなぁ…で済んだけど
先生の姉は本当に心が擦り切れてた。
疲れて不安が強くなる→眠れないという負のループ
疲れが限界を超えると…
人って不安が強くなる。
これは、生物としては
当たり前の機能ではある。
身体が疲れて動けなくなると
命の危険から身を守ろうとする
生存本能が研ぎ澄まされるから。
その結果、いろいろな不安が
押し寄せてくるんだよね。
生徒さんの一瞬の曇った顔が気になったり。
言葉の言い回しが気になったり。
だから、
疲れる→不安が出る→反省する→自信を失う
ってパターンに陥りがち。
結果、疲れてるの眠れない―
からさらに疲れがたまるのだった。
数年後には…
その状況を指摘し、
自分のためにも生徒さんのためにも
値上げすべきだってアドバイスした。
初めは、生徒さんが来なくなることが
心配で踏み切れなかった。
だけど
数年後の同じレッスンの価格は…
その頃の3倍に。
人数は正直あの頃の何分の一。
だけど、とにかく疲れない。
生徒さんと一緒に自分も笑って
レッスンできるようになった。
価格を上げるって怖いよね。
だけど、価値を感じてくれてる
生徒さんだけが残るから、
実は、とても幸せな時間が手に入る。
価格を上げれば、
その分手厚く接しても
「こんなにやったのに」
なんて気持ちにならない。
自分が思うより、
人って心地よさに対価を支払うことに
抵抗がないんだよね。
だから。
とにかく自分が幸せでいられる
状態を作ることって大切なの。
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