3月11日 | なぱのブログ

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なぱの毎日の記録です

あの日はたまたま旦那が休みで、2人で各自本を読んだりTVを見たりしていました


そしてあの揺れ・・すぐに収まるものだと思っていたのに、死の恐怖さえも抱かせるような激しい揺れと地響き・・


家の中の物がバタバタと落ちてきて、旦那の声さえ聞えないくらいだった


揺れながら思ったのは、塾にいた長女と幼稚園にいた次女のこと


階段の手すりに摑まりながら、2人の名前を叫び続けてた・・


揺れが収まり、旦那が「俺が迎えに行くから、お前は家にいろ」と叫ぶように言いながら、すぐ車で出掛けた。


家の外に出て、目を疑うようなありえない光景に呆然としてしまった


家の瓦が落ちて散乱して、道の先々まで見える範囲の電信柱が傾いていて、道路はひび割れてるし、水道管が破裂したのか水が沸いて出ていた・・・


近所の安否を確認していたら、いつのまにかに家の前の道は大渋滞


少し先に見えた旦那の車に駆け寄り、まず長女を確認


泣きながら抱き合いました


そして旦那は次女の元へ再出発


いつもなら往復30分の道を1時間待っても戻らず、連絡手段もなく、不安の中で家の前で待っていました


途中、異様な暗さになり雪が降ってきた


「もうダメなのかな・・」なんて思いながら待ち続けてたら、2時間後に帰宅。


幼稚園の先生方の誘導がうまく、次女は恐怖さえも感じていませんでした


やっと家族が揃い、TVに目をやると今度は津波・・・


次から次に映し出された光景に恐怖を感じたのを鮮明に覚えてる


そして原発爆発・・・追われるように自宅を出て避難した日々





あの日から1年・・


色んな事があったけど、私達は今も福島県いわき市に住んでいます。


まだまだ解決しないことが多い


不安もいっぱいある


でも、しっかり顔を上げて行かなきゃいけないんだよね


娘達のためにと思えば頑張れる


きっと、本当の笑顔で迎えられる日々がくるはずだから


それまでは、娘達を守りながら頑張ろう


天国で見ていてくれる実父や祖母のためにも・・・・・