あの日はたまたま旦那が休みで、2人で各自本を読んだりTVを見たりしていました
そしてあの揺れ・・すぐに収まるものだと思っていたのに、死の恐怖さえも抱かせるような激しい揺れと地響き・・
家の中の物がバタバタと落ちてきて、旦那の声さえ聞えないくらいだった
揺れながら思ったのは、塾にいた長女と幼稚園にいた次女のこと
階段の手すりに摑まりながら、2人の名前を叫び続けてた・・
揺れが収まり、旦那が「俺が迎えに行くから、お前は家にいろ」と叫ぶように言いながら、すぐ車で出掛けた。
家の外に出て、目を疑うようなありえない光景に呆然としてしまった
家の瓦が落ちて散乱して、道の先々まで見える範囲の電信柱が傾いていて、道路はひび割れてるし、水道管が破裂したのか水が沸いて出ていた・・・
近所の安否を確認していたら、いつのまにかに家の前の道は大渋滞
少し先に見えた旦那の車に駆け寄り、まず長女を確認
泣きながら抱き合いました
そして旦那は次女の元へ再出発
いつもなら往復30分の道を1時間待っても戻らず、連絡手段もなく、不安の中で家の前で待っていました
途中、異様な暗さになり雪が降ってきた
「もうダメなのかな・・」なんて思いながら待ち続けてたら、2時間後に帰宅。
幼稚園の先生方の誘導がうまく、次女は恐怖さえも感じていませんでした
やっと家族が揃い、TVに目をやると今度は津波・・・
次から次に映し出された光景に恐怖を感じたのを鮮明に覚えてる
そして原発爆発・・・追われるように自宅を出て避難した日々
あの日から1年・・
色んな事があったけど、私達は今も福島県いわき市に住んでいます。
まだまだ解決しないことが多い
不安もいっぱいある
でも、しっかり顔を上げて行かなきゃいけないんだよね
娘達のためにと思えば頑張れる
きっと、本当の笑顔で迎えられる日々がくるはずだから
それまでは、娘達を守りながら頑張ろう
天国で見ていてくれる実父や祖母のためにも・・・・・