人生をたくましく生きる為に、子供達に真っ先に教えたい事 | *•*•*•hanaemiのブログ*•*•*•

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サロンや日々の出来事を書いています。

こんにちは!

 

今日はちょっと「教育」について書いてみようと思います。

 

教育といっても、今日お伝えしたいのは、学校の授業で学ぶ、国語や算数、英語などではありません。

もっと別の、生きていく上での様々な問題解決に対する能力を高めるとか、社会の中で人との関係をより円滑にできるとか、人生の中での決断や選択が適切にできる大人になるために、子供に教えたい教育、について一つ紹介したいと思います。

 

そしてそれは物心ついたらなるべく早く、できればお父さんやお母さんから。

 

 

日本の江戸初期に寺子屋で用いられた「小学」という教育テキストがあります。

元々これは中国宋代に朱子学を学ぶ基本書からきているのですが、その背景については今回はひとまず置いておくことにします。

 

その小学に「灑掃・応対・身体の節(さいそう・おうたい・しんたいのせつ」という言葉があります。

 

この灑掃というのは清掃(拭き掃除)の事を、応対は人様に接した時のマナー、進退は「やめどき」を知ること、指していています。

子供達に、できるだけ幼いうちからこれらをの身に付けさせることが何よりも真っ先に必要だ、という教えなのです。

 

ではそれは何故なんでしょうか?

一つ一つ解説していきます。

 

 

●清掃を習慣づけることが重要な理由は、まず一つ目は整理整頓能力を身につける為です。

生きていく上で、起きる問題は一つではありません。時には同時にいくつもの問題が発生する場合もあるでしょうし、リーダーともなれば、周囲からもさまざまな問題が襲ってきます。その時に整理整頓能力が高ければ、優先順位をつけ効率よく次々と問題を解決することができるというわけです。

情報が溢れかえる昨今、頭脳の中を整頓し価値の高い物だけを活用できます。

また、人に何かを伝えるとき、整理された話は相手に伝わりやすくなります。

整理整頓能力は、何も身の回りの環境を整えるだけのものではないのです。

 

二つ目は、清々しい所、すなわち聖なる所を知る為です。

気高いところ聖なるところ、と俗なるところを見極める視点を作る為です。

 

三つ目は、物事に愛着を持たせる為、です。

拭き掃除に限らず、何でも毎日毎日磨いていると、いつしかその物に愛着が湧いてくるものです。愛着心があるということは、忍耐力にも大きな関わりを持ちます。物だけではなく、自分自身の肉体や能力にも、磨きをかけるという発想も持つことができます。

 

●応対はほとんど全ての人々が日常的に行なっていることで、学校や仕事などで欠かせないものであり、社会の中で応対力が高い人ほど仕事の能力も高いといっても過言ではありません。その人(会社)はサービス力が高いという事でもあるからです。

身だしなみを整える事や、たとえ直接顔を合わせなくても、メールなどの書くという事も当然含まれます。

最初の対応は、挨拶・返事です。

これこそ、子供が最初に習うのは父親・母親からなので、家庭教育の中でしっかりと教えるべき事なのです。

例えば家で留守番をさせる。近所の人が訪ねてきたときに、挨拶の仕方に始まり、どのように要件を聞いて応えるか、また帰ってきた親にその内容をどう報告できるか。訪ねてきたご近所さんに失礼のない言葉づかいができるのか、親に要件を要点を理解しまとめて報告できるのか。日々の生活の中でそういった経験を積ませる事で、応対力というのは身についていく物です。

 

 

●進退は、つまりやめ時を知る、という事です。

どういうことを意味しているかというと、例えば子供が友達と遊んでいるとします。夕方になって帰る時刻が来た時に、そのタイミングを見計らえるとか、まだ皆んなが遊んでいる場合でも自分だけスッと抜け出す上手い言い訳を見つけられる、とか、そういった事です。

ケジメをつける事ができるようになる為でもあります。

始めるのは簡単でも、やめるのが難しい、といったことは少なくありません。やめたいけれどダラダラと惰性で続けている、というような事は大人でもありがちな事です。だから子供のうちから、親や誰かに言われてではなく、自分でやめ時を知り、やめ方が分かるということが重要なのです。意外と始め方を教える人は沢山いても、やめ方を教える人は少なかったりしませんか?

 

 

もしあなたが子育て中のお母さんなら、少なからず我が子の教育に対しては関心があるでしょうし、子供がいないあなたでも我が子ではなくても大人として、社会の子供達に何か教えたいと考えたことが一度くらいはあるかも知れません。

 

「小学」は人間生活の基本の教えだと思います。

江戸時代は寺子屋で教えていたようですね。

教育は何も学校だけでする物ではないですよね。

 

国語や算数、英語などは得意ではないというあなたも、今日お伝えした掃除・人への対応・物事のやめ時については、何らかの経験や知識を持って、子供達に教えてあげられるのではないでしょうか?

 

もしあなた自身もそれらの事に自信がなければ、まずは自分自身が実践してみましょう!背中で教えられますよ。

 

かく言う私も未だ未熟なままで大人になってしまい、特に「やめどき」については訓練する必要が多そうです。

あなたはいかがですか?

 

それではまた!