肌の悩み ニキビ編④ニキビケア前編(ニキビが出来てしまっている時)〜 | *•*•*•hanaemiのブログ*•*•*•

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サロンや日々の出来事を書いています。

こんばんは!

まだ、今回もニキビ編です。


ニキビと無縁の人は、


「早く別のテーマにしてよ!」

「シミは?シワは??」

「ここ、ニキビ専用ブログ?」

って思ってますでしょうか?


すみません。

でもニキビで悩んでない人も、今回の内容は、シミやシワ、エイジング対策など、別の肌トラブルにも共通している事ばかりなので、知っていて損はありませんよ。



全てのニキビに共通している、基本中の基本は、


「炎症をおさえる、摩擦を与えない、内側を見直す」


特にこの、3つ目の、「内側を見直す」意識改革はとっても重要。



ニキビの種類別だと、


思春期ニキビなら

  「過剰分泌皮脂のバランス」

大人ニキビなら

  「女性ホルモンバランス」

を整える事。


混在しているなら、両方整える事。


その為にも「生活習慣の改善」の果す役割は大きいです。


具体的には、


1.白砂糖を摂り過ぎない

2.早寝早起きする

3.摩擦による負荷を極力減らす


の3つ。





これらのテーマについてはそれぞれ別の回で詳しくお伝えします。


そして、4つ目に、スキンケア。


私がお伝えしているオーガニックスキンケアの考え方は、


「あなたの肌が持つ自然治癒力や代謝機能を一切妨げずに改善する」


です。


人間の体って神秘的で、とても素晴らしい。お肌もそう。自分で外敵から守ったり、修復したり、色んな力を持ってるんです。


でも、その力が弱っているとトラブルが起きやすいから、植物の力を借りつつトラブルが起きにくい未来のお肌を育てようという考えなんです。


だから即効性を求める対処療法的なものではなく、肌を育てて行くのでどちらかというと遅効性です。


なのであなたのニキビの状態によっては、一時的にお薬の力を借りて落ち着かせて、その後から肌をゆっくり育て始めた方がいい場合もあります。


ニキビは化粧品だけに頼るのではなく、お薬を使った方が良い場合も当然ありますよ。


最初にあなたのニキビの種類と今の状態を知るのがとても大切だ、とお伝えしたのにはこの辺りが関わってきます。


医療にも西洋医学と東洋医学がある様に、スキンケアにもそれぞれ得意な分野はあると思っていて、上手く使い分けるのが一番良いんじゃないかなぁ、と私は思っています。



では、ニキビの状態別に説明しますね。




ニキビの状態①白ニキビ

皮脂が毛穴に詰まってアクネ菌が増え始めたこの頃は、摩擦刺激は御法度!潰したら余計に悪化する恐れもあります。摩擦のある洗顔や角質ケア、密閉する様なメイクは避けて下さい。

スキンケアとしては、鎮静や調整系のオイルやローションを。


【鎮静系】植物の代表

ラベンダー、カレンデュラ、ヘンプシード、タマヌ、ローズヒップ、ティーツリー、枇杷の葉など。








【調整系】植物の代表

ジャスミン、イブニングプリムローズ(月見草)、カシス、月桃など。






ニキビの状態②黒ニキビ

白ニキビの毛穴が開いてメラニン色素や酸化された皮脂などによって黒く見えているこの頃は、これらの不要な汚れを摩擦を与えず取り除くスキンケアをしましょう。イオン交換力のあるクレイパックが、おススメです。


ニキビの状態③赤ニキビ

炎症が起きているこの頃は治し始めた時期でもあります。皮膚が戻ろうとする機能が低下していることによって新しい皮膚が十分には作られず、血流が滞ってしまっていて、赤く見えます。

そっと見守る事が大切。我慢が大切な時なんです!ただ注意して欲しいのは、炎症が酷くなると跡が残ってしまうおそれもあるので、鎮静調整系のスキンケア+寝る前にティートリークリームをちょん、と乗せておくと治りが早いです。


ニキビの状態④黄ニキビ

赤ニキビよりさらに炎症が激しくなって、黄色い膿が見えているこの頃。重症化を避ける為にも、ファンデーション、コンシーラー、日焼け止めも極力減らす、可能なら無しにして、ニキビ跡が出来るリスクを減らす事を最優先させましょう。スキンケアは赤ニキビと同じで、決して余計な事はせずにじっと症状が落ち着くまで見守って下さい。


ニキビの状態⑤痂皮(かさぶた)

この頃はいたってシンプル。

めくらないで。何もしないで。


ニキビの状態⑥紫ニキビ

感染していると思われます。

他には、ホルモンバランスの乱れ、生理の乱れ、血行の滞り、婦人科系の疾患が隠れている、など


この状態は皮膚科受診をおすすめします。お薬の力を借りましょう。


ニキビの状態⑦クレーター

この頃は、ゆっくり時間をかけて、毛穴の周りの皮膚を柔らかく肥やし、柔軟性のある皮膚を取り戻す努力をしましょう。

ニキビが出来ているうちは鎮静、調整のオイルやローションがいいですが、赤味がなくなったら、ターンオーバー促進や細胞代謝作用のある、活性系に切り替えて肌代謝の促進に集中させて良い時期です。


ニキビの状態⑧色素沈着

色素沈着はニキビが、出来ている時に紫外線に当たって肌の奥にメラニン色素が残ってしまう事が原因です。この頃は、肌の抗酸化、抗炎症を意識しましょう。色素沈着予防効果のある美白系エキスを活用するのも良いです。


【活性系】植物の代表

ローズ、ローズヒップ、アボカド、ヘンプシード、エーデルワイスなど。




【抗酸化】植物の代表

ラズベリー、キャロットシード、セサミ、ウチワサボテンなど。





こんな風に、ニキビの状態によって、スキンケアも使うべき成分も変えていくのが大事です。




今回は、ニキビケアの前編として、タイプ別、状態別の基本的なケアをお伝えしましたよ。


次回の肌の悩みシリーズは、

ニキビ編④

〜ニキビケア前編(ニキビが出来てない時)〜

をお伝えします。


それでは最後まで読んで頂きありがとうございました!