ある日、夜中の2時過ぎに目が覚めてトイレに行くついでに少しお菓子を食べてお茶を飲み、それから少しYouTubeを観てもう一度寝ました。それが3時頃だったと思います。


なかなか眠れないな…と思って目を開けた時には時計は4時過ぎでした。そのまま起きてなんかデザインでもしようかな…とも思ったのですが、仕事中に眠くなったら困るなと思って再び目を瞑りました。眠れなくても目を閉じて横になってるだけで少しは休まるだろうと思ったからです。


それは突然起こりました。


最初シャワーの音が聞こえてきました。私はいつもロフトに寝ているのですがその時は下に寝ていました。この時点で夢なのですが、その時は夢だなんて思いません。身体は金縛り状態でしたが目は薄っすらと開けられました。


シャワーの音が止むと若い女の人がタオルで頭を拭きながら部屋に入ってきて、そのまま当たり前のようにロフトの階段を上って行き、私に背中を向けた状態で2本線の入ったジャージを羽織りました。そこで私は絞り出すように声にならない声を出し「誰!」と言ったら、その人はこちらを振り向きました。顔が真っ黒でした。


その後、気付いたら私はいつものロフトの布団に寝ていました。さっきのシャワーの人の事はその時点でも覚えていて何だったんだろう?怖かったー!と思っていました。


そうすると今度は玄関がドアが開く音が聞こえました。姿は見えないけど、何となくおじさんの気配がしました。コンビニの袋のガサガサという音も聞こえました。そこでも私は声にならない声を出して「誰!」と言ったのですが、おじさんは私の声など聞こえなかったようにテレビの電源を入れました。テレ朝かテレ東じゃないかと思いました。私はいつも日テレなので「違う」ということは分かりました。


その後おじさんの気配は消えましたが、違和感のあるテレビの音は聞こえたままの状態で、身体も動かないままでいると、今度はネコのような毛があって温もりのある生き物が寝ている私の顔の上に乗ってきて行ったり来たりしました。


少しだけ目を開ける事が出来た時にネコの横顔が見えました。薄茶で毛が長めのキレイなネコでした。少し手が動かす事が出来たのでネコの身体に触ると毛がモフモフでとても可愛い感じでした。私の手を甘噛みしたりしていました。でもその後です。ネコは私の顔の上に乗ってオシッコをしました。私は口を閉じていましたが、私の顔と布団が濡れていく感じ、オシッコらしき味を感じました。


うわーキツーと思いつつも、私はネコが大好きなので肉球を触りたくてネコの手を触りました。するとネコの手は肉球ではなく人間の赤ちゃんの指のような感じでした。その間もずっとテレビの音が聞こえていました。


ネコに向かって声にならない声を振り絞って「かわいいね。でもそろそろ私は起きなきゃいけないから帰ってくれるかな」と言いました。するとネコは素直に帰っていきました。


そこからしばらく身体が動かない状態が続いたのですが、ようやく動けて時計を見ると6時40分でした。


私にはこうした事がたまにあります。

・明らかにこれは夢だなと分かるもの

・夢なのか現実なのか分からないもの

・現実だと思ってたら夢だったもの


今回のは立て続けに起こった上に、現実だと思ってたら夢だったパターンだったので朝から混乱しました。


最初の女の人の顔が真っ黒だった時はオカルト的な恐怖を感じましたが、ネコの時は愛おしさすら感じました。


こうした症状は意外に多いらしいのですが、大体はオカルト的に捉えられてしまうので、いつもなかなか人に話せません。


こうした出来事に悩んでる人がいたら、それは医学的にも証明されている症状だという事を伝えたいです。寝る前にスマホを見るとなりやすいとか。気をつけようと思いますが…ついつい見てしまうんですよね。