【(埼玉県富士見市)合同防災訓練に参加】
富士見市の方で、年初の能登半島の地震による被災&避難を想定して、2/18(日)に行われました。ちなみに富士見市においてこうしたペット連れを含めた訓練は初とのこと。
富士見市の動物愛護推進員さん達の協力に併せる形で、私とハナは「ペット連れの避難者役」で参加させて頂きました。
個人的に…私の住むさいたま市において、推進員さんは主に「猫」のようなので、同じ方向の活動をされる方達(今回は富士見市)にお会いするという目的もありました。
前編では訓練で見た内容をサラッとご紹介していきます。
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<画像1枚目> 訓練前の待ち時間の様子。他の推進員さんは3名(3匹)。13歳・9歳(ハナ)・7歳・2歳ということで、避難するペット連れを想定したいいバランスに思った。
<画像2枚目> ダンボールベット。成人男性も十分寝られるサイズ。主に持病や障害を持つ方向け。
<画像3枚目> 犬連れで受付する様子。実際に避難が生じた際は、もっとタイトな長蛇の列になるのだろう。
<画像4枚目> ペットを安置するスペースの様子。今回の訓練では4匹なのでケージは4つのみだが、実際は数十に及ぶ事が想定される。
今時期なら問題ないが、これが6~9月となれば…外気温も相当高い日もあり、暑さに弱い犬種や老齢の犬にはかなり厳しいものになるであろうと思える。
※ポイント※
〇同行避難…ペットと避難所まで一緒に避難すること。人間の過ごすスペースには入れないので、こうした安置場にて基本は過ごす事になる。日本ではこちらがほとんどで、環境省の推奨もこちら。
●同伴避難…ペットと避難所まで一緒に避難し、かつ人間の過ごすスペースに置ける。動物の臭い・鳴き声・他の避難者への影響・ノミダニなどの衛生管理など諸々の理由が現実としてあり、実現はほぼほぼないと考えて差し支えないだろう。
<画像5枚目> 富士見市の動物愛護団体のメンバーさんからの説明。避妊去勢手術・狂犬病予防・マイクロチップの装着(畜犬登録)など、基本的なことではあるが。地域(市)全体でみた場合、いずれかが「未」はこうした避難の際に支障となる事が大いにある。
<画像6~8枚目> 仮設トイレの設置の様子。中で誰かが用をたす際に、外からそのシルエットが見えにくい素材だという。大人3人で組み立てられる造りになっている。
<画像9枚目> 水を使わずに処理が可能…排泄物を凝固させることが出来る素材。能登半島地震において生活用水の確保(トイレの水)が喫緊の課題だった。水道の復旧には非常に時間がかかるためで、それを解決するに良い方法と思えた。
私もニュースで見ながら分かったのですが、電気とそして水道の復旧が困難な時間が長いと、避難中の生活の水準が低い状態がずっと続いてしまうという事。
結局、人間の暮らしをある程度確保されてからでない限り、ペットの暮らし云々も当然ながら後回しになるであろうと思う。
人間もそうだが、長期に生活水準が低いまま=ストレス…体の抵抗力が落ちる→感染症に罹りやすくなる→持病のある高齢者は生死に関わる。
これは犬も同様で、ストレス耐性が低ければ体調を崩しやすくなるし、高齢で持病がある場合はそれが悪化する可能性が高くなるだろう。
…まあ、こうした非常事態においてはそれを念頭に入れなければならないのだろうが。
改めて、避難が必要な災害が起きない事、起きないでいる日常に感謝しなくてはならない。
埼玉県においても、河川が近い地域がある。
人口の多いところで、越谷市・戸田市・川口市で、他の方の話では避難に関しての意識が自治体においても相対的に高い様でした。
もし、今からでも住む場所を変えたり決められるタイミングがあるのなら、特にペットを飼うご家庭はハザードマップを見て安全性の高いロケを求めた方が良いと思う。
同行避難でさえ、人以上に犬・猫には過酷な状況であろう事は状況的に明らかだから。
後編では、ペットをクレートで置いておいた際について詳しく書こうと思います。
つづく