「P&Gで学んだ世界一やさしいビジネス英語」 | ハナのLearning Square

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外資系で採用の仕事をしていた時、”この会社出身の人だったら間違いなく優秀。採りたい”と思わせる会社がいくつかありました。その中の一つがP&Gです。

もともと入社する人達も優秀なのでしょうが、P&G wayで鍛え上げられているという印象があります。働きながらその会社のやり方を身に着けて行くという意味では、トヨタに近いイメージです。


この本は、英語のスキルアップというよりは、どのようなコミュニケーションスタイルがグローバルな環境の中でビジネスを進めるにあたって効果的かということを表しています。



「P&Gで学んだ世界一やさしいビジネス英語」


ビジネス英語に必要なことは2つだけと著者は主張しています。

1.マインドセット
2.5つのスキル(書く、聞く、話す、好印象を与える、進める)

まぁ、この2つができれば苦労はしないのですが、この本で書かれているヒントやポイントを知っていると英語でのコミュニケーションが取りやすくなるでしょう。
やみくもに英語の勉強をしなくてすむでしょうし、効果的です。

私が”そうそう!””なるほどね~”と思ったポイントをピックアップします。
特にマインドセットやスキルの中でも「好印象を与える」「進める」という視点が新鮮でした。


1.マインドセット

・目的は仕事、英語を勉強することではない、英語の上手な人と比べない、惑わされない
・相手とは対等(英語ができなくて申し訳無いと思わない)
・シンプル、中身で勝負

2.スキル

(話す)
・必ず結論から言う。次に理由。
・会議では必ず発言する
・遠慮せずストレートに言う (KISS/keep it short and simple)

(進める)
・合意したこと、しなかったことを明確にする
・Next Stepを明確にする
・まとめを書いて確認する

(好印象を与える)
・自信があるように振る舞う
・常に自分の結論を持つ
・小さなケアレスミスは気にしない
・ポジティブなことを先に言う
・握手する



ただし、職場で英語を実際に使っている人には効果的だと思いますが、英語を話したり書いたりする機会が無い人にとっては、地道に英語学習を行いながら、チャンスがきたらぱっと掴むとという事になると思いました。