2024年 5月 25日(土)
20年前に職場の医者から言われたこと
いまは、イタリア生活にどっぷりしているわたし。
だけど、イタリア人になりきって過ごしている
わけではなく、、、イタリア人コミュニティには
積極的にはいかない。。。
範囲狭めのコミュニティーと、
自分の心地よい日本人の友人達と
楽しくすごしています
さて、そんなわたしも、
日本でお勤めしていた独身時代がありました。今は全く活躍していない国家資格をがんばって勉強、
取得をして、病院に勤めていました。
かれこれ、20年前のお話しです。
まだ実家に住んでおり、
実家近くの病院に勤めていました。
毎週東京から出張でオペにくる、
腕の良い評判Yドクター。
Yドクターは、病院の中でもオペの腕も良くて、
Yドクターの出張日に合わせて、
患者さんのオペ予約を入れておきます。
いつもニコニコ、スタッフからも頼りにされ
新人ドクターの指導医でもありました。
数千万円の年収はある方。
毎週出張で3日ほど来られるので、
仕事帰りにお夕飯に誘われるわたし。
いま思うと、仕事帰りに1人でビジネスホテル
客室でのコンビニご飯が
さみしかったんだろうな、Yドクター。
まだまだ子供だった私は、
いつもより美味しいものが食べれるし、
純粋に食べて、少し飲んで、笑って、
「ご馳走様でしたー」と終バス前に、
早々、おウチに帰る。
を毎回、繰り返していました
それでもYドクターは笑顔で、
ご馳走してくれるのでした。
そんなYドクターから言われた言葉。でエルメスを意識する。
年賀状をハガキで郵送する時代。
もれなくYドクターからも、
わたしに年賀状が届きました。
奥様とお子様の家族写真付き。
奥様の手にはバーキンが...
まだまだエルメスに疎かったわたしは、
「あっ、このバッグ、めちゃくちゃ高いやつよね。
さすがお医者様の奥様」
と思いました。
そのあと、またYドクターとの仕事の日。
「先生の奥様、素敵なバッグをお持ちですね。
すっごく高いんですよね?」
と会話をした際に、
「⚫︎⚫︎くんも、40歳になったら
旦那さんからプレゼントしてもらえるよ。
それか、自分で買えるような人生を歩むのもいいね。」
と言ってもらえました
その言葉が、わたしの中で印象的で、
いまだに覚えていますし、
人生の節目節目で、ふと、思い出しながら
もうすぐ40歳じゃん?って意識しながら、
40歳にむかって過ごしてきました。
いまは、連絡先も知らないYドクター。
元気にされているかな。
ちゃんと報告したいな、
「先生がいう40歳からは少し遅れちゃったけど、
42歳で自分でちゃーんと
買えましたよ!バーキン」
Yドクターが20年前に言っていた値段は、
「バーキンは60万円前後だよ」
だと記憶していたのに....
あれ... チガウじゃん。
それだけが、ちょっと不満
本日もありがとうございました