八女でゆったり 一日一生

  八女でゆったり 一日一生

          子どもが好きだから小学校教員になりました
                   未知の世界を見たくて海外に飛び出しました
                    現在はお茶どころ福岡県八女市に住んで世界とつながっています

こんにちは!
輝く未来の担い手を育てる専門家の森内です。

先日、小学校高学年の子たちの英語楽習で「What do you want?」(何が欲しいですか?)の会話をしました。
子どもたちはどう答えたと思いますか?
約50人の子どもたちの答えは、約1割が「ゲームソフト」「ぬいぐるみ」などの物、約1割が「才能」「時間」など非物質的なものでした。
そして約8割は「お金」でした。
あなたの予想通りだったでしょうか?

約8割の子の「お金」にも、様々な理由があったと思うので、本当はそこまで聞きたいところでした。

欲しいものややりたいことがたくさんあるから、1つに絞れず「お金」と言ったのか。
今は特に欲しいものややりたいことがないから、とりあえず「お金」と言ったのか。
それとも、「お金」をたくさん持つことに価値を感じているのか。

子どもたちが「お金が欲しい」と言うと、それだけで眉をひそめる方もいますが、私はそれを悪いこととも良いこととも思いません。

ただ、大人になるにつれてますます付き合いが深くなるであろう「お金」を、上手に扱って欲しいなと思います。



私は、お金というツールの扱い方に、その人の生き様が表れると考えています。

なぜなら、感謝を表すことが「お金を支払うこと」であり、感謝を表していただくことが「お金を支払ってもらうこと」だと考えるからです。

「ゲームを開発して、商品化して、手元に届けてくれてありがとう」のソフトの代金。
「ピアノを弾く技術や音楽への考え方などを教えてくれてありがとう」のピアノ教室の月謝。
「遊び場をつくって、管理して、楽しませてくれてありがとう」の遊園地の入場料。

お金が社会を循環していく中で、自分をどう通過させていくのかを意識するのは必要なことかもしれません。



例えば、私が視聴する動画の中に、相談系ユーチューバーさんのYouTubeチャンネルがあります。
そこには、お金にまつわる相談も上がってきます。 
「友人に頼まれてお金を貸したが返してもらえない」
「お金が欲しくてパパ活をして、妊娠してしまった」
「お金がもうかるとだまされて、犯罪に手を染めてしまった」
それだけを聞いていると、まるでお金が怖いもの、悪いもののように思えてきます。
でもお金自体には善悪などないはずです。

一方で、お金があれば安心だ、お金があれば幸せになれる、という幻想もあると思います。
でも、お金自体は単なるツールです。



私は一時期セブ島に住んでいましたが、日本とセブ島とでは、お金の価値がまるで違いました。
また、私が子どもの頃は現金が主流でしたが、カード決済やスマホ決済が進み、今はほぼ「目に見えないお金」でやり取りをしています。

このようにお金は、国や時代が違えばその価値や使い方も変わる、単なるツールです。
ただ、社会のルールの中で、あたかもそれ自体に価値があるもののように思い込まされているに過ぎません。
それに気づかず、お金への執着が強くなっていくと、身近な誰にも頼れず相談系ユーチューバーさんにアドバイスをもらうような事態に陥ったりするのかもしれません。



お金は単なるツールですが、今のところ、生きていくためには必要な大切なツールです。
けれども現段階で公教育ではそれを教える科目がありません。
金融教育は導入されましたが、お金とは何なのか、どう生み出せば良いのか、どう扱えば良いのかなどを十分に教えることはしていません。

ですから私は、子どもたちが自分の価値に気づき、その価値をお金に変える仕組みをつくれる大人に成長するよう、支援をしています。


 

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学年、理解度、目的に合った学習を一緒に考えますので、まずは無料個別相談にてお話をしましょう。
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