市内の学童保育から依頼を受けて、
久しぶりに『読書へのアニマシオン』
を披露してきました!
アニマシオンはスペイン語で、
「全ての人間がもって生まれたその生命、
魂を生き生きと躍動させること」
「生命力、活力を吹き込み心身を活性化させること」
を意味する言葉です。
今回私が行った読書へのアニマシオンでは
次のような力がつくと言われています。
・読むことが困難な子どもでも読書に親しむことができる
・自発的に本を読む子どもを育てることができる
・落ち着きのない子どもや集中力のない子どもでも、楽しく参加できる
・本を集中して読み、よく考えて、自分のものにすることができる
・考えたことを口に出し、交流をすることでコミュニケーション力を育てられる
・読書を通して、様々な知的能力と人格を育むことができる
・自分で考えられる子どもを育てることができる
今回は低学年が中心ということで、
簡単な絵本やパペットを持っていきました。
自分とぞうのパペット『ぐるんぱ』の自己紹介の後、
まず、いろいろな動物が出てくる絵本
『ぞうくんのさんぽ』
(作・絵:なかの ひろたか、レタリング:なかの まさたか、福音館書店)
を読み聞かせました。
それから、この絵本に出てくる動物たちにちなんだ
お話や読み聞かせをしていきました。
まずはだじゃれ絵本
『わにがわになる』
(作:多田 ヒロシ、こぐま社)
で場の空気を温めます。
途中からは
(私)「うまが……」
(子どもたち)「うまれる!!」
というふうに、
子どもたちの方で続きを言ってくれるようになります。
それから、亀のお話。
亀が登場する絵本はたくさんあるので、
何にしようか迷いましたが、
セブの昔話『さるかめ合戦』を話すことにしました。
『さるとかに』
(作:松谷みよ子、絵:安泰絵、童心社)
に似ているようで似ていない、
そんなお話が子どもたちの興味を引いたと思います。
次はカバが登場する
『ぼちぼちいこか』『英語でもよめるぼちぼちいこか』
(作:マイク・セイラー、絵:ロバート・グロスマン、訳:今江 祥智、偕成社)
です。
これを、関西弁版と英語版で読みました。
何をやっても失敗するカバくんの言葉が、
日本語だと
「なれへんかったわ」
「話にもならへんわ」
などバラエティに富んでいるのですが、
英語だと全て
「No!」
なのです。
これも子どもたちはタイミングを合わせて、
「No!」「No!!」「No!!!」
と言ってくれるようになります。
ラストはぐるんぱくんが主人公の
『ぐるんぱのようちえん』
(作:西内 ミナミ 、絵:堀内 誠一 絵、福音館書店)。
大型絵本で読み聞かせた後、
文や絵に関するクイズを出していきました。
帰り際にはぐるんぱパペットを撫でたり、
ぐるんぱパペットと握手をしたりしてくれた子どもたち。
みんな可愛かったです。
この時間をきっかけに、
本好きさんが増えてくれると嬉しいです📖