『あめつちのうた』朝倉 宏景(著)

 

 

 

【内容情報】(Amazonより

「甲子園の神整備」で知られる、グラウンド整備の職人集団「阪神園芸」―。
絶対に泣く青春×お仕事小説!
この夏も人生も、一度きり。
運動神経ゼロの雨宮大地は高校卒業後、野球の聖地・甲子園で働くことに。グラウンド整備を請け負う職人集団「阪神園芸」の新人として憧れの地を踏むも、仕事は失敗続き。落ち込む大地だったが、夢に向かってもがく同世代の仲間たちと出会い、自分の弱さと向き合うことを決意し―
。涙の青春×お仕事小説!

 

 

虹感想

まだ8月ですが、多分、今年の上位に入るかなウインク

 

皆さんのブログで高評価のこの作品、高校野球の時期になると思い出したように「読まなきゃ!」と思いながら今になってしまいました。

 

でも、甲子園は高校野球だけの舞台ではないのでした。

 

プロ野球は勿論、アーティストのイベント、甲子園ボウル(大学アメフトの日本一を決める決戦)…そうだった!


息子が小6の時、西宮市内の公立小学校全校合同の体育大会の舞台も、ここ甲子園でした。

 

 

それぞれの競技やイベントに適したグランド造りに日々奮闘する「阪神園芸」さんのお仕事内容はまさに神業でした。(え!そんなことまでしてるの~っという箇所がいくつも!)

 

 

 

こちら、お仕事小説とは別に色んな過去を背負った若者達の青春物語でもあります。

父親との確執を抱える主人公大地、怪我でプロへの道を断念した長谷、同性愛者である親友一志、病から立ち直り歌手を目指す真夏

 

第四章の

「はじめての冬」は、ずっしり心に響き沁みいりましたあせるあせるあせる

 

 

読後感、爽やか!久々の大ヒット作品です。(私の中でねウインク)

 

 

朝倉さん、他の作品も読み進めたいです。