Butterfly Effect (バタフライ効果)
という言葉を知っていますか?
 
わずかな変化を与えると、その小さな変化が無かった場合とはその後の状態が大きく異なってしまうという現象のこと。
 
気象学者エドワード・ローレンツによる
「蝶がはばたく程度の非常に小さな現象でも、遠くの場所の気象に影響を与え得るか?」という問い掛けに由来すると言われています。
 
簡単に言えば
『ブラジルの1羽の蝶の羽ばたきはテキサスの竜巻を引き起こすこともある』
ということです。
 
日本にも
『風が吹けば桶屋が儲かる』、なんて諺がありますね。
 
なぜこんな話をするのかというと
今、観ている韓国ドラマ
ナム・ジュヒョク、シン・セギョン主演の
【ハベクの新婦】に登場した
 
《愛よりも もっと愛するという言葉があれば》
 
このエッセイの中の一節が
❝Butterfly Effect❞を思い出させてくれたからです。
 
 
 
 
「愛よりも もっと愛するという言葉があれば」
 著者:チェ・ガプス
 
私たちはどうやって出会っただろう
ある日1羽の蝶が 花びらのように舞い
小さな ときめきを起こした
 
私たちは どう出会い
ここまで来たのだろう
あなたと私の愛が重なった
春の日の曲がり角
突然の奇跡
歩きながら そっと握った手
電柱の下 タンポポが
明るく揺れていた時間
 
私たちは その長い時間を
どう過ごしてきたのか
愛を通り過ぎて 愛に到達できたのか
愛に偶然はないと 信じるようになった
 
一つの愛のために 宇宙はきっと
蝶の羽ばたきまで 計算しているのだ
 
奇跡のような必然
 
あなたの前に立てたことを
偶然にしたくはなかった
私にできることは 最善を尽くして
あなたを愛すること
 
私は今
あなたの愛を
通りすぎようとしている
 
 
どうでしょう?
 
一羽の蝶が花びらのように舞った瞬間
小さなときめきを起こした
 
まさにButterfly Effectですよね!
 
 
私がButterfly Effectを初めて知ったのは
有栖川有栖さんの短編、阪神淡路大震災を題材にした【蝶々がはばたく】を読んだ時でした。
 
私たちの住む地球、人間にはどうすることもできない自然現象が起こります。
 
地震、台風、竜巻......
 
いつ、どこで、何が起こるのか
それを知ることはできません。
 
ときとして生物の命を奪い去り
人々を悲しみの淵に追いやります。
 
それでも人は生きていくし、行かねばなりません。
 
極めて小さな生体である『蝶』
 
蝶の数え方を知っていますか?
普通は一匹、二匹と数えますね、
あるいは一羽、二羽でしょうか。
どちらも間違いではないのですが、動物学上は一頭、二頭と数えます。
 
全世界のほぼ全ての陸上に広く分布している『蝶』
 
些細な偶然も重なれば必然。
その小さな羽ばたきが
やがて大きなうねりとなり
大地を揺るがすことだってあるかもしれない。
 
たとえどんなことが起ころうとも
無慈悲であろうとも
今この一瞬、地球のどこかで羽をふるわせる蝶は必ずいる。
 
有栖川さんが伝えたかったのは
ひとひらの蝶がはばたくとき
一片の羽音から希望の光を感じてほしいということ。
 
【蝶々がはばたく】はミステリというよりも
もっと大きくて広い
宇宙の真理を語っているような
そんな気がした読後でした。
 
ミステリなのに犯罪が起こったわけではなく
結末もあくまで想像させる終わり方。
 
悲劇の起こった地球の裏側で羽ばたいた蝶が
若い二人に幸せな未来を与えてくれたと思えば
悲しみの中、明日への希望を繋ぐのが
「蝶々のはばたき」からであっても不思議ではなく
 
自然界の切ない現象を越えてなお
ときは止まらず過ぎてゆくし
どこかで必ず、蝶は羽ばたくのだなと思いました。
 
 
ドラマの中で
ハベク(ナム・ジュヒョク)とソア(シン・セギョン)が
互いの愛を確認する場面で出てくるこの素敵なエッセイを
手に取ってみたいなと楽しみにしています。
 
 
 
 
実はジュヒョクくんを観るのは今回で三度目です。
一度目はスジちゃんと共演した【スタートアップ: 夢の扉】
スヒョン君のデビューの頃からのお友だち・スジちゃんが出ていたからです。
 
 
 
このころの二人は本当に仲の良い兄妹のようで、可愛く微笑ましかったです。
 
 
 
 
 
【スタートアップ:夢の扉】はもちろんジュヒョクくんも良かったのですが
物語の展開上、私はどうしても二番手の俳優さんのほうに目がいきました。
本当の文通相手、大切なおばあちゃんとの絆も彼のほうがはるかに強く、二人の場面はいつも温かかったです。
ジュヒョクくんは役で損したかなぁという印象でした。
 
 
二度目に観たのは【まぶしくて】
これはもう、ナム・ジュヒョクここにあり!というドラマ。
彼の持つ影や、ちょっぴりはにかんだ笑顔や、上目遣いに見る時のなんとも言えない可愛さや、もちろんカッコよさも!
ジュヒョクくんの魅力溢れる作品だったと思います。
 
 
 
 
それに70歳の主人公を演じたキム・ヘジャさんがまたとても素晴らしくて、悲しさや切なさや懐かしさがいっぱいに詰まってて泣けます。
 
私はヘジャのお嫁さんのセリフがすごく好きでした。
 
息子
「(認知症になって)母さんはお前のことが分からない」
 
「私は分かるから、かまわない」
 
ヘジャに介護士と間違えられたときにも
 
「お父さんやお母さんのような方だから介護は辛くないです。
私は苦労したけど姑には恵まれました」
 
ヘジャ
「とんでもない、姑が嫁に恵まれたのよ。手を見れば分かるわ」
 
 
息子役のアン・ネサンさんは【太陽を抱く月】でスヒョン君の父・先王を演じた方。
密かに好きです💕
 
 
ラストシーンの息子とヘジャ
 
たいしたことのない(平凡な)一日が過ぎ 
また取るに足らない一日が訪れても
人生は生きる価値があります
 
後悔だけに満ちた過去と
不安なだけの未来のために
今をダメにしないでください
 
今日を生きてください 眩しいほどに
 
あなたにはその資格があります

誰かの母であった
姉であった
娘であった
そして私だったあなたたちへ
 
 
とっても素敵なヘジャからのメッセージでした。
 
 
そして今、三度目のジュヒョクくん!
【ハベクの新婦】を観ています。
 
ナム・ジュヒョクくんが大好きなブロ友さんのおすすめで観始めたこのドラマ。
これまで観た彼の作品の中では一番好きです。
 
 
 
シン・セギョンさんも可愛くてきれい💕
 
ハベクは 400年生きてるトミンジュンも真っ青の
なんと 2800歳の神様なんですよ!
 
神の王として生きていかなければならないのに
人間のソアに恋してしまい
立ち去りがたい切なさつのる気持ちを
ナム・ジュヒョクくんが哀愁溢れる横顔で好演しています。
 
物語も佳境に入り、展開にドキドキしながらの視聴!
トミンジュンは愛するソンイのために
懸命に頑張って地球に帰ってきたけど
神様ハベクはどうなんでしょう?
タイトルどおりの幸せな結末であってほしいな。
 
 
今日はちょこっとだけ更新のつもりが
やはり長文体質、本性は隠せず思いの外、書き連ねてしまいました。
 
ジュヒョク、ジュヒョクと言い過ぎて
ウチのスヒョンがヤキモチ妬くといけないので
この辺でやめておきますね😅
 
弥生三月、春の足音が戸惑うような霧雨の日。
宇宙人と神様はどっちが年上なんだ⁉️
という疑問は解けぬまま......
 
 
最後は愛する人のステキ写真で💖
なんかね、最近ますます素敵になっていってる気がするスヒョン君です。
 
大人の男の上品な色気...ありますよね。
人間の品性って、一枚の写真からでも漂ってくると思うのです。
 
この瞳に見つめられたい......と思うのは
きっと私だけではないはず💛
 
 
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