ブログに愚痴なんて書きたくないけれど、

自分の中では消化しきれなかったので書いておこうかな…。



以前のブログにも書いていますが、私は現在、九州の田舎に住んでいます。

生まれ育ちも九州。


私の両親、特に父はザ・九州男児という感じで…。

私の家は共働きでしたが、父が台所に立つのは多くて年に1回。家事も主に母がしており、それを子どもである私達が手伝うという家庭でした。


父は「家事は女性がするもの」という考えの持ち主で、

兄がゲームを、私がお絵描きをしている時に

「Hana、女の子なんだからお母さんのお手伝いをしなさい」と私だけに言う場面が幾度となくありました。


父を育てた祖母も勿論、そんな考えです。



私にとって、「女の子なんだから、」という言葉は呪いの言葉となりました。


その事が根底にあったのか、高校では理系コースを選び、物理、数III C(数学)まで学ぶクラスを選択。

(リケジョというワードもカッコよかった)


大学は工学部の男女比9:1の学科へと進学しました。

私、負けたくなかったんです。

「女の子だから」という言葉に…。


工学部に進学する時、祖母や親戚に「看護師だったら、手に職がついていいのに…」と言われましたが…泣き笑い


その後、九州の小さな会社に就職。

総務や雑務を行う部があるけれど、

技術部に所属し、男性しかいない中で必死に頑張っています。

後輩もいる中、もっと頑張ろうと思っていました。


が。


補助を行う方がお休みだった日。


「Hanaさん、これ(分厚い本)コピーして印刷しといて」と上の人から、座っている席まで来られて言われました。


同じ班の人だったら良かったんです。

私が1番下の人間だったら良かったんです。

何の疑問も持たずに、印刷したでしょう。


でも、違うのです。

頼んだ方の席と、1番下の男の子の席が近いのに

その方は1番席の遠い私の所まで頼みに来たのです。


私は一瞬にして理解しました。

このフロアに女性は私だけだから、頼みに来たのだと。


結局、ジェンダーレスなんて言っておきながら

コピー、印刷は「女性の仕事」と思考が停止しているのでしょうね。


普段だったら、「ちぇっ、真顔」と思い終わるところなのですが、繁忙期で仕事に忙殺され心に余裕がない現在、その事が引っかかって…。


なんだか、悔しくて悔しくて。


「女の子だから」という言葉が嫌で、工学部に行って、男性と同等で働きたかったのに、

会社で「女性だから」という理由で頼まれたのが本当に嫌だった。



それをハッキリ断れない自分にも、嫌気が。



この気持ちを先輩にしたところ、

同じ年代の先輩は「僕も頼まれていた時、疑問に思ってた」と言ってくれたのですが、仲良い上司は「えー、そう?」と、あまりピンときていませんでしたネガティブ


世代間でギャップが激しいです。



ジェンダーレスなんて夢のまた夢ですね…。