このお話は私の知り合いの鈴木さん(仮名)が
体験したお話です。
「天国で逢おうね‼︎」
ある日
鈴木さんが仕事を終えて自転車で帰宅途中
鈴木さんはビックリしました。
少し前で茶色の犬が倒れていたからです。
車にひかれたらしく血がでていました。
通る人はちらちらと見るけど
誰も助けはしません。鈴木さんは急いでかけ寄り
「大丈夫⁈」
と犬の声かけしました。
犬は小さいけど息はしていたそうです。
鈴木さんは犬を抱えると自分の自転車のカゴにそっとのせました。
急いで自転車をおしながら、犬に声かけしながら
やっと動物病院をみつけました。
「あんた助かるからね‼︎死んじゃだめよ‼︎」
犬を抱きかかえ、病院へ入りました。
…犬は助かることなく、鈴木さんの目の前で
息をひきとったそうです。
帰り道鈴木さんは泣きながら自転車をおして帰りました。拭いても拭いても涙がとまりません。
(ごめんね…助けてあげれなくて…)
心の中で何回もつぶやきました。
服は血まみれだったけど、鈴木さんはまわりを気にせずに号泣したらしいです。
ふっと前に何かいる…
鈴木さんは涙をこらえて、前をみました。
「わんわん‼︎」
さっきの犬が鈴木さんの前で元気にしっぽを振り
吠えているではありませんか‼︎
鈴木さんはビックリして立ちすくみました。
犬はうれしそうに、鈴木さんのまわりを吠えながら
くるくる回っていました。
「そうなんだね、天国に無事にいったんだね
お礼にきてくれたんでしょ?」
鈴木さんはわーわー泣きじゃくりました。
「天国で待っててよ!私が天国に行くまで絶対に待ってて!そのときはいっぱい遊ぼうね‼︎‼︎」
泣きながら犬に声をかけました。
犬はもういません…
鈴木さんは
泣くのをやめて
ゆっくりゆっくりと
また自転車をおして歩きだしました。
あの犬と天国で逢えるのが楽しみになり
鈴木さんは笑顔で家路に帰りついたそうです。