平成が今月いっぱいで終わり、次の元号が令和になると先日発表された。
戦後から昭和の終わりにかけて世界的に大きく飛躍した日本であるが、平成の31年間は世界と大きくあった差を埋められて多くの国に超され差をつけられたように感じる。
少子化が続き人口は減少を続け、国民の平均年齢も年々上がっている。
自分が新卒で入社した頃、全盛だった日本の誇る製造業も陰を潜め、ガラケーの頃絶好調だったシャープは外資に買収された。
先週も日本の製造業大手の液晶事業をまとめて2012年に国が2000億円投資して発足したジャパンディスプレイがこれまた外資に買収される報道がなされた。
これによって国内から液晶事業は完全に消えた。
これも何か日本の未来を暗示するような出来事に感じた。技術の日本も技術での差を埋められると価格や労働力で中国などには到底勝てない。投資力も異なってきている。兆の単位で投資してくる。同じことが自動運転にシフトしている自動車業界で起きないことを祈る気持ちだ。
このまま数十年たつと日本には観光業くらいしかまともに残らないのではとさえ感じてしまう。日本の、食、沖縄から北海道のバラエティ、四季、最高だと思う。
スポーツではイチローが3月に引退した。自分も大好きな日本の誇るスーパースター。安室奈美恵も小室哲哉も2018年引退。スマップも解散した。平成を彩った輝かしい人たちの一部も平成の終わりと重なってか一線から退いた。個人ではイチローのように世界で誇りを感じさせてくれる人も生まれた。
令和に和が入っているのは、昭和の和と何か重ねているようにも感じる。
自分は生まれたばかりだったが先代の人たちから聞くには昭和の戦後の日本は本当にすごかったそうだ。
世界の企業の時価総額ランキングベスト30で日本企業が軒並み上位にいる姿を見てもそれは感じられる。
日本は少子化で労働力が乏しい。人口の多い中国やインドにはかなわない。そして週休2日に加えて大量の祝日で年間休日は120日を超えている状況。来月のGWは10連休だそうだ。残業させればブラックだと言われるような空気感。
この状況でどのようにして国際的な競争に勝っていくのだろうか。沈みゆく国を傍観するだけになってきている気もする。特に地方は一部を除き壊滅的だ。
局部的にバブル状態になっている場所もある宮古島などわけわからんくらいに土地値も上がり建築は人手不足で出来ないような状況、沖縄も那覇を中心にいいし、東京も銀座や渋谷いい感じだ。六本木などのマンションも驚く価格になっている。
近視眼的になるのではなく、自分たちが未来を担う子供たちに誇れる国でいられるような国策をとっていかなないと福沢諭吉が消える頃にでも危機はきそうな気がする。
・間接税を上げて直接税を引き下げて優秀な起業や個人が日本にいるようにする。
・外国人を受け入れて共に発展していく。
・次の世代をたくさんつくる。子育てにかかる費用を下げる。
・教育にお金をかける。私立の無償化。
いずれにしても令和が30年くらいあるとしたらかなりの期間だし様々なことが大きく変わる。平和で健康で明るくいきましょう。