僕が中学2年の梅雨が明けたくらいの時の話である。
週末や休みになると、隣町のT町やM町に遊びに行くのが、何よりも楽しみだった。
ある日、そのT町にあるスーパーに遊びに行った。
当時、そこの2階には家電コーナーがあり、僕の目当てはその高価さゆえに、
いつ購入できるかわからないけど、欲しくてたまらなかったミニコンポ、
あるいはダブルカセットだった(懐かしいなぁ)
その陳列された商品を眺めていたが、ちょっと先のTVや何かを置いてある所に、
T高校生と思われる女子高生軍団がたむろしていた。
僕は別にそれを気にすることなく、家電コーナーをうろついてたのだが、
どうもその女子高生らが盛り上がってる。
何をしてるのかと思いそちらに目をやると、
どうやら店員さんがその女子高生らにせがまれたか何かで、映画を上映し始めたのだ。
しかも、当時としては最先端だったレーザーディスクで(笑)
「あれがレーザーディスクかぁ~、すごいな~」と思いながら、僕は再びその辺を見て周り始めた。
だが、しばらくして聴こえてきた音楽に僕は生涯で最も大きな衝撃を受けてしまった・・・・
画面は女子高生らがジャマになっててあまり良く見えないが、
白い竜が少年を乗せて飛んでいる場面だった。
まさにその場面にピッタリの曲で、僕はその場に立ち尽くしてしまった。
「今のはなんだったのだろう?なんて綺麗な音楽なんだ・・・」と心底感動してしまい、
その映画の中で、再びその曲が流れてくれるのを期待した・・・・
すると、そのお目当ての曲は、何度でも流れてくれた。
その度に僕は心臓がドキドキしすぎて倒れそうなくらいに感動してしまった・・・・・
このころは80年代まっさかりで、洋邦問わず良い音楽がドンドン出て来ていた時代だった。
今考えても、あの時代をリアルタイムで過ごせて良かったと思っている。
たくさんの良い曲に巡り会えて、今でも付き合ってもらってる(笑)
そんな中で、この曲は僕にとって特別な存在となった。
音楽にも、ミュージシャンにも、どれが1番好きで、誰が1番良いとは決められないものだし、
この曲も僕が今まで聴いてきた音楽で一番良かったとは思っていない。
でも、あの時受けた衝撃は、本当に頭をハンマーで殴られる感じがしたくらい感動し、
そのあまりの感動に倒れそうになったくらいだったから(実際にしゃがみこんでしまった・・・・)、
僕にとっては 『特別な1曲』 となって、今なお感動を与えてくれる。
その映画のタイトルは「ネバーエンディングストーリー」
曲のタイトルは「ファルコンの飛行」である。
http://www.youtube.com/watch?v=-4acNUorPM8
そして後年、結婚式の司会をする人たちと音楽関係で絡むことが多くなり、
新郎新婦が「音楽はお任せします」となった場合に、よく僕のところに依頼が来た。
その時は必ず最後のお開きで、新郎新婦を皆で見送る時にこの曲を流すようにしてるのだが、
絶対と言っていいくらい手拍子が始まるのが、何よりうれしかったりする(笑)
当時、LPをすぐに購入して、この曲を夏休み中ずっと聴いていたので
僕にとっては毎年定番の夏の曲でもある。