泣きそうな夜
大好きだーと思い続けて早一年半。
えーまだ一年半しかたたないのかぁと打ちながら不思議な気持ち。
思いがけない優しいコメントに胸をときめかす私。
ずっとずっとスキだった。憧れだし、恋愛感情だし、友情だし。
ひっくるめて愛情だって認められるようになったのは、あいつとはなれて私が今1人だから。
苦しい感情はそんなにない。
だから恋じゃないのかもしれないとごまかしてきたけれど
構われることだけがうれしくて、こんなにも顔が緩むもんなのだろうか。
普通の友ダチともいえない。そんな関係。
あちらは私を信用してくれてるし、あたしもあの人を信用してる。
レズの夜のおかずにしたりもしてないよ。
しろって言われたらできるけど、しないんだよ、どうしてだろうね。
多分、想像してるとき何故かネコの私が彼女にだく感情は
「抱きたい」だから。
あんなに男まさりのお下品な女に抱きたいだなんていったらぶん殴られるだろうな。
ただ一心に彼女からしたら友情という名の愛情をちゃんと必要以上に私に与えてくれていて
私もそれにすごく満足していて
ああ、ほしいなってすごく思うのだけれども。
彼女の代わりはいないし、今の関係の代わりもほしくない。
付き合えなくても、だけなくても、愛してるって思えて
それが幸せで、だけどちょっぴり切なくて。
彼女の背中をいつも見ている私はその背中にそっと顔を寄せることができるくらい親しくなれた。
こんなにもぬくもりを与えてくれる人に、愛してるっておもわないわけがない。
全部愛おしいってずっとわかってたのに認められなかっただけだった。
ただ、どこにもこの感情は前にも後ろにも行かない
それが心地いいから、「ずっと」ってあるかもしれないっておもった。
バカ女
肉欲と愛情のぼたんの掛け間違いしてるんだよ、あんた。
三十代突入してだいぶたったのに、どうしてそんな判断しかできないわけ?
アタシがあんたと一緒にならないのは仕方ないにしろ
寂しがりがりやでササクレだらけの心をもった偽善者のアンタが
そんな若くて軽くて自分だけ愛してるような小娘とずっと一緒にいられるわけないじゃん!
気がついてんでしょ、相手の浅はかさ。
気がついてんでしょ、自分の愚かさ。
アタシが重い?
重たいものや確かなものが本当はほしいくせに。
ささげられてうれしいくせに。
悪いけど、アタシが結果的に振られたとしても、アタシは自分を落とし責めないのは
アタシのが人間として絶対的に魅力的な自信があるからだよ!
外面のキレイ合戦で戦ったら?といわれたら鼻で笑ってやるわ。
だって大差ないじゃない。
私だってそれなりに可愛いくて美人だもん。
悪いけど、私の心はあの子よりも強くて、そして美しく磨きあがっていってるんだから。
タイミング?先に出会ってたら君だった?
そんな言葉くそくらえだわ。
私からアンタのササクレ見たがってはもうあげないから。
あの盲目の小娘に貴方の弱さ、見えるはずないのに。
馬鹿ね。
なんで、私を選ばないの?
ほんと、馬鹿すぎるわよ。
「アタシの体よりあの子娘の体がいいのね。」
そんな言葉を思わせないでよ。
あなたがどんどん間抜けに見えていくわ。
このオタンコナス。
温かいもの
日差しの焼けるような暑さとは反対に私の右手はずっと冷え切ってた。
しってまもないひととキスしても何も感じない。
しってまもないひとと手をつないでも何も感じない。
はずなのに。
唇の優しい触れ方と暖かなだけど力強い手で握り締められると
少しだけよっかかってしまうような
そんな一瞬の恋を感じる
羨望
あなたたちのハッピーな結婚式をみながら
私は笑顔で手を叩く
本当にそれはいい結婚式で
幸せな新郎新婦の顔を見ていたらこっちまで顔がほころんだ
ね。
だけど、ね。
私にはそのハッピーな結婚式はやってこない
どうあがいたって好きな人と式はあげられても
涙涙の親 の顔はみれないんだよ、ね。
違う悲しい涙ならみせることはできるし
きっと父さんの怒り狂った顔ならみえれるだろうけど。
そして周囲の人たちのいやらしい目線をかんじながら
ああ、私はマイノリティーなんだ、って実感してしまうんだろうね
そう。
きっとこれは被害妄想。
ううん
きっとこれはどこか事実。
綺麗事抜きで、やっぱり無理なこと。
せっかくのハッピーなときに
私は一人で涙ぐむ。
まわりのひとたちとは違う涙。
ほら、ここでも私はマイノリティー。
だからどうした
本音
吐き出してしまえ
本当の気持ちを
本当の本当はほしくてしかたない
本当の本当の本当はいやでしかたない
本当の本当の本当の本当の・・・・・・・本当の気持ちは
私はずるくて卑怯で嘘つきで言い訳ばっかりだから
本当のことなんていえない、向き合えない、わからないんだ
嘘つき
本当は、あのひととしたい。
あのひとに抱きしめられたい
あのひとにもう一度触れられたい
ただそれだけ
だけどいえない
怖いだけ
それじゃだめ?
処女膜
こんなに悲しくて辛いセックスはもうしたくない
フランス語の曲がかかるこのマッチ箱のような部屋で
限界の眠気の中お互いの体を貪り食った
私の涙で彼女の体はびしょびしょに濡れていた
生理後の彼女の中は本当ならしょっぱいのに私の涙の味しかしなかった
この体はすべて私のものだ
この体は私ほど愛してる人はいない
そう思うとさらに涙は止まらなく、へその辺りで私の涙の池ができあがってた
すべての体液がぐちゃぐちゃになり溶けてしまいそうで、溶けてしまいたかった
ないてる私を見て目をこするあなたの顔が忘れられない
互いの体をなめあい今迄で一番の快感を味わう
体を交代してあんなに激しく動かされイく瞬間口ずけを交わしたら
はじめて交われた気がした
体の一部がなくても、繋がることができる
アナタの中から終わったはずの出血が私の指に絡まる
まるで初めてのセックスのときのような
私の中の心の処女膜が破れた気がした
うれしかった
MY HOME TOWN
いつでもここへかえってきていいんだよ
自分なりにすっきりしたら戻っておいで
だけどそれまでアナタの行動は私の目の行き届かないところへ
でないと私は崩れちゃう
アナタへの理想の愛情が嫉妬という暴力に変わってしまうの
私は般若の心を持った愛だけど
あなたを本当に赦したくて、愛したくて
私は何者でもない
あなたの闇を愛し、憎み、赦せるのは私だけということだけ覚えておいて。
不安と希望
一度も私の前で泣かないあなたが私を抱きしめながら泣いた
何も言わずに声も出さずに震えながら眼をこする動作
強く強く抱きしめながら
別れじゃない
離れるだけ
駅までおくるとき手をつなぐ
信じているというお互いの気持ちと
もう二度とないかもしれないという不安が交差しなが らも
見送る姿を一度振り返り、その動作もタイミングも同じで・・
最後にわたしがいった「木綿のハンカチーフ」思い出しちゃったなんて言葉
泣かないあなたの目がまた赤くなった
うさぎ
お風呂はいると目が真っ赤になるね
シャンプーはいってるから、目は閉じなね
そんな風にアナタによく笑われた
そんなことをふと思い出す
きつくきつく
私は今、目を閉じる
熱いシャワーを頭から浴 びているうちに
すべて流してしまいたくて
まだ微かに残る記憶と頭をなでる感触
熱いシャワーとともに
鏡に映った私の目
あんなにきつく閉じたのに、うさぎのように目が赤い
笑いたいよ、ねぇ笑ってほしいよ
目が熱い
私の目から何度も流れてもけして流ることなんてないんだ
