気がつけば7年。

この7年で、1番気持ちの変化が大きかった1年でした。

改めて他の方のブログ見てると、皆さん立ち直り早くない?

いや、僕が遅いだけかな笑

まぁ、波の大きさの違いかなと思います。





ついこの間、ふとした瞬間に気づいたこと。

「発症したのって、12月何日だっけ?」

気がつけば、この病気とうまく付き合っているんだと思った。

もう注射を打つことや血糖値を測ることが染み付いてきたんだと実感。

少なくとも、年に一回あの日のことを思い出す日がいつなのかはっきり思い出せないくらい、あの日のことが鮮明じゃなくなってきたのかな。

強烈な1日だったけど、少しずつ色褪せているかも。

忘れることはないけどね。

年に1回はセンチメンタルな気分になったり、改めて自分の病気に向き合う時間も必要ってことで。


ただ、他の方のブログ見てて思うけれど、どうしたらそこまで安定させられるのか未だに疑問。





最近、ちょっと荒れ気味かな。

ちなみに、直近のa1cは5.8です、、





息子が1歳と9ヶ月になり、気がつけば歩いて、言葉を使う様になってきました。

5月に仕事でフランスに行って、帰ってきたら歩いて迎えてくれました。

そして今は、何かを伝えようとしてくれてる。

息子が成長してを意思を持ち始めてきていることを感じられるのが嬉しいです。

でも、意識して意思を持ったわけじゃなくて、成長の過程で身につけたものなんだと思うと、自分も一緒に成長してるんだと思う。





今年の夏、結果的に夢は叶わなかった(と思う)。

少なくとも、自宅に戻ってきた後「自分の中では何もできなかった」としか思えなかった。

帰ってきて妻に「何しに行ってきたんだろうね?」

そんな風に聞いてしまうくらい、無力だった。

何が足りなかったのかと考えたら、いろいろなものが足りなかった。

ただ、見えない強力な力が働いていると思ったら、次に向かって頑張ろうって思う気持ちが急激に冷めてしまったというのが本音です。

やり切ったというよりは、燃えることなく完全消火してしまった、されてしまったような気がしてます。

一度消えた火は、なかなか灯すことはできないと思うけれど、熱が残っているうちにもう一度着火できれば…






7年という月日の中には、当時考えられなかったようなことがたくさんありました。

楽しいことの方が多かった。

幸せだと思う時間がたくさんあった。

だから、人生では何度かある挫折を強く感じているんじゃないかなと思う。

幸せはいつも足りていないから、それで満たされていたら器から大切なものの順にこぼれ落ちちゃうんじゃないかと思うくらいに。




それでも一歩ずつ歩いてきて、大切な人たちに支えられてきました。

夢が叶ったり、あと一歩届かなかったり、信じられないような景色をたくさん見られたことは、1型患者だったからっていうのもあると思います。

頑張ろうと思う力をくれたのは、この病と一緒だったから。

結婚をして、子供も授かりました。

40歳を過ぎて起きたこの3年間は、特に印象的な時間。

まだまだ治らないこの病気が治る日は、必ず来ると思う。

夢は、信じることから始まって、諦めなかった結果。

僕自身ができることはほとんどないかもしれないけれど、信じる力を伝えられたらいいなと思います。

いつかこの病気が治るその日まで。

劇症1型糖尿病になりまして、8年目になる年が、もっととんでもないことが起きる一年になりますように。

みんなが健康でいられますように。