あれから6年が経ちました。
毎年のことながら、あの日のこの時間は…だったなぁとか、いろんなことを思い出します。
毎年同じことを言ってる気がするけど、あの日の記憶は色付きで、鮮明に残っている記憶です。
どうしても12月10日だけは複雑な気持ちになっちゃうな。
やっぱり苦しかったし、痛かったし、辛かった。
生きようとする体と、必死に戦っていたからかな。
しんどかったなぁ。
そんな12月10日を過ごしていく中で結婚をした5年目。
この1年で変わったこと。
それは、子供が生まれてきてくれたこと。
発症した時には結婚すら考えられなかったことを思うと、結婚したこともそうだけど、子供がいることが信じられないくらい。
あの時の気持ちを思えば、今ここにいることも、親になっていることも信じられないね。
病気を受け入れてくれた妻に感謝。
生まれてきてくれた、我が子に感謝。
他には、今年は自分の人生にとって、一番大きな夢が叶う年になるはずでした。
それがコロナで延期になってしまったのが悔しいかな。
ここ数年間、みんなで目指してきた舞台に上がりたかった。
もしかしたら来年も難しいかもしれない。
でも、中止のアナウンスがない限り準備を続けるだけ。
その舞台は僕の舞台ではないけれど、終わった後に表舞台に出てみたいなって気持ちもあります。
劇症1型にはなったけれど、戦い続けて、諦めずにチャレンジし続ければ、夢は叶うってことをみせたい。
夢があって、自分の中にそれを愛する思いがあれば、それは必ず叶うんだってことを証明したい。
このブログを始めた時から思っている、今この瞬間に同じ病で苦しんでいる人たちに何かを伝えたいって思いがあるから。
だから、来年の今日は、これまでの道のりをもう少し詳しく話せたらいいなと思ってます。
まぁ、そんなにすごい話でもないかもしれないけどね。
1年後、世界がどんな風になっているかも分からない。
コロナに打ち勝って、元どおりの生活に戻っているかもしれないし、さらに苦難の道が待っているかもしれない。
1型が治る病気になっているかもしれないし、劇的な治療法やコントロール法が見つかるかもしれない。
僕が劇症1型を発症した時、それは間違いなく自分が死に一番近づいた時だったと思っています。
その後、社会的に死にかけて、精神的にも死んだ。
あれから6年経って、基本的には常に右肩上がり。
もちろん挫折はこれまで通りたくさんあったと思う。
それでも、あの時のことを思えばなんてことはない。
お金がなくてもなんとかなった。
行き当たりばったりで仕事を辞めて学校に行こうと思った時も、貯金は0。
結婚した時も、妊娠がわかった時も、貯金は0で、借りてる奨学金が数百万だったけど、なんとかなった。
得られた教訓?は、「どうにかなる」かな。
そんな風に思えるくらい元気になりました。
胸を張って「幸せです」って言えるくらいに元気になりました。
だから、今以上幸せになれるように、今年も1年頑張ります。
支えてくれた、全ての方に感謝。