2014/12/10




少し落ち着いた頃。多分もう夕方。

気がつくと両親が横にいた。

「非常に危険で重篤な状態です」

そう言われて来たと後から聞かされた。




時間がわからない。

何時だろう?

仕事はどうなった?連絡はしたんだっけ?




この辺りの記憶は曖昧。

いろんな人に連絡をしてたけれど、連絡した記憶がない。




時間だけが過ぎて、暗くなった診察室に1時間おきに採血のためにナースが来る。

エコーをするために、ドクターとNPが数時間おきに来る。




点滴が4つぶら下げられて、CV、A-line、たくさんの針が体に刺さってる。

心電図、SpO2、マンシェット。

いろんな物が体につけられてる。

不安だけが強くなる。




水分補給を許可されても、指先から10センチ先にあるペットボトルに手が届かない。





続く